GH5で動画を撮る際に私のセッティングを紹介していきたいと思います。
中には当たり前だろという内容も多いかと思いますが、初心者の方が見てもそれなりに役立つようにというのと、私の備忘録代わりにこの記事を書いていきたいと思います。
今回はこのシリーズ記事の第2回目です。sumizoonは純正AFレンズではこうしているという参考程度に読んでいただければ幸いです。決して万人向けじゃないかもです。
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②親指AFの設定及び半押しレリーズ&MFレバー設定
前回同様に普段使っているよという方はこの記事をこれ以降読んでも意味が無いです。すいません。
親指AFを使用するとレリーズとAFを独立して行うことができます。
そもそもスチルの際に親指AFを使用する利点はAFとレリーズを独立させることなどに意味がありますが、私は動画撮影の際にもこの親指AFを使用しています。
そもそも私は動作の撮影開始において赤いRecボタンを使用したことはほとんどありません。理由は簡単で押しにくい場所にあるから。。。。です。
一番大きくて押しやすい場所にレリーズボタンが配置されるのは当然の事ですので私はこのレリーズボタンで撮影を開始します。
この際に半押しでAFが起動されるのが好きではありません。レリーズのたびにAFが動作してしまうのは一旦決めたピントを再設定させることにもなります。そもそもこの半押し動作というのは押し加減次第ではミスが多いですしね…
撮影開始後にAFを効かせるならまだいいのですが、本来は撮影開始までにピントの設定は完了した状態で撮影に入るのが普通だと思います。
GHの場合はRec待機中は高FPS-AFでの動作をしますので瞬間的にピントも合うので全くストレスなくピント合わせが可能です。(要は撮影まえにピントを合わせるのが間違いないです。)
なのでAFボタンとRecボタン(レリーズボタン)は独立していたほうが何かと便利なのです。
設定画面ですが、写真を撮ったので参考にしてください。
まずはAF/AEロック切り替えボタン(所謂親指AFに設定します
前述の様にシャッター半押しAFを無効化します。
さらシャッター半押しレリーズをONにします。これについては言及していませんでしたが、半押ししたと同時にRecが開始するための設定です。
動画を撮っておられる方は経験があると思いますが、テイクの初めの方はレリーズを押した反動でカメラがブレる映像が映ります。レリーズボタンをグイっと押し込むので当然といえば当然ですよね。この設定だと半押しした状態でRecが始まるのでブレを最小限にすることが出来ます。また、カメラをジンバルに搭載した場合もモーターに負荷をかけずにRecを開始することが可能です。
以上、私はスチルでも同じ設定で撮っています。半押しレリーズは私の長年使用していた5Dでは設定できなかった(はず)ですがそれ以外の設定はEOSを使ってても同じです。
ちなみにGH4でもこの設定は可能です。GH2は売却してしまっているのでちょっと記憶にないですが、歴代Panasonicのカメラはほぼできるはずです。なので私の中でデフォな基本設定です。
また、AFのレバーは基本MFに入れています。私の場合はテイクの最中にAFを連続動作させるような撮影は(あまり)しないものの撮影前のピント合わせだけはカメラのAFの任せたいのです。MFなのにAFが動作するってどうゆうこと?と言われそうですが動くんですよね。ちゃんとこれが。
いわゆるワンプッシュAFというものです。
簡単に言うと繰り返しになりますが「撮影前にMF(設定)で親指プッシュしてAFを動かして撮影に入る」となります。
撮影が始まれば置きピン(ピント固定の状態)で撮影を続行、どうしてもフォーカスを動かしたい場合は再度親指ボタンを押すという撮影方法で撮っています。
とまぁ以上です。
よく、人から撮影はMFですかAFですか?と聞かれるんですが、「親指AFのワンプッシュAFを使った置きピンです。でもモードはMF」と答えると「??」という顔をされる事が多いので意外とこの設定を使ってないという方が多いようです。
この方法ですと、不用意にピントが暴れるとかウォブリングをしてカットが台無しになるなんて事は皆無ですが、基本的にカット内でフォーカスを移動させる事はできません。フォーカスを移動させたい場合の話はまた別のエントリで記事にしますね。
GHで自撮りとかされている方はAF連続動作ONでカメラまかせにしている方が多いと思いますが、どんなに機械任せのAFが動画中に動くのが嫌な私なりの撮影方法でした。
ではでは
※一つ注意点があります。
このMFに設定しているときに親指AFボタンを押しても顔認識とかでのAFはされません(所謂1点AFと言われるモードでのAF動作となります)。ただしAFの位置やポイントの大きさの変更は可能です。
私はほとんどのケースでこれが問題になった事はないですが、むちゃくちゃピントの浅いケースで寄った絵を撮ろうとした場合はしっかりとフォーカスダイヤルを回して厳密なピント合わせをお勧めします。デフォルトでFn3のボタンを押すと拡大表示がされると思いますのでそれを使うのがベターです。