こんばんはsumizoonです。
最近の高性能AFカメラを全否定するようなタイトルですいません。
あくまで私は空港でこう撮っているという意見で捉えてください。これもまた万人向けの撮り方では無いかもしれませんし、記録写真、記録映像撮影の場合はこの限りではありません。
↑とかも基本はマニュアルで撮っています。そもそも大半はマニュアルフォーカスレンズを使用
なぜAFが不要と思うのか
そもそも着陸、離陸過程をずっと追うのであればAFは必要だと思いますが写真も動画もある程度撮っていくと、「スチルで撮りたい構図」や「映像で使いたいカット」は概ね決まっています。
着陸する数十秒前から着陸後しばらくしてもひたすらシャッターを切る、動画を撮るって言うのも確かにアリなのですが、長く撮り続けていると撮りたい構図は「一瞬の狙った構図」であってその前後の写真や映像は不要だと気づきます。
なので写真も動画も無駄打ちしないですし、写真も極力連写モードは使わなくなってきます。(そもそも昔のカメラはシャッター耐久が多くは無かったので無駄に撮るのが嫌だったっていう貧乏根性も少なからず影響しているかもですが)
- 飛行機は通過する場所、着陸するポイントは概ね決まっている
- 練習が容易である
- ピントを合わせるための物体が存在している
- どーせ捨てる写真や動画を撮るくらいならなるべく選んで撮った方がよい
以上の理由から私はほとんどAFを使いません。厳密にはワンプッシュAFなんですけどね。
じゃあどうやって撮るの?
となりますが
置きピンです。ドヤ顔するほどの事ではないですねm(_ _)m
マニュアルフォーカスのレンズを使用した撮影方法は別途説明するとしてAFレンズを使用した便利な方法を普段は使っているので紹介しますと...
私の使っているGH5シリーズやS1シリーズでは
①親指のポジションにあるAE-LockボタンをAF-ONに割り当てます。
②シャッター半押しAFをOFF
③シャッター半押しレリーズをONにする。
④フォーカスモードダイヤルをMFにする。
これだけ見ると、MFなんだからAFは効かないと思いますよね。でもちゃんとAFは効きます。
とりあえず設定画面をYoutubeにアップしたので下記をご覧いただければと思います。
※スチルの場合であればAF-Sにするのも良いかと思います。
この設定の利点は動画撮影時にAF連続動作にしていたとしてもMFに設定すればワンプッシュAFが可能であり動画撮影中にAFが動作しない置きピン撮影が可能になる事です。
ピントは合うのか?
例えばフルサイズ400mmの望遠でF6.3とかで飛行機までの距離が200mとかの場合、数十メートルの被写界深度があります。つまり置きピンした場所と飛行機の被写体面の距離が大きく外れていなければ十分にピントが合う計算となります。またマイクロフォーサーズの200mmf.6.3(フルサイズ換算400mm)の場合はもっと被写界深度は深くなります。
詳しくは被写界深度計算するサイトがいくらでもありますのでググってい頂ければと思います。
また、焦点距離が短ければ被写界深度はより深くなっていきますので50mmのF1.4の開放で撮影しようと置きピンの設定さえしっかりしておけばAFに頼る必要は全くありません。自分の撮りたい構図の中に飛行機がフレームインする目標物に予め置きピンしておけばほとんどのケースでピントが合う事になります。なので私はほとんどのケースでこの撮り方をしています。
特に夜間の撮影ではどれだけAF性能のいいカメラを使っても点光源のボケにAFが引っ張られたりしてAFの挙動はかなり怪しくなってきます。それであればMFを使って予め置きピンした方がよっぽど歩留まりの良い映像・写真を撮る事ができる。私の場合はそう思っていつもこの設定で撮影をしています。
と、まぁ今どきのカメラのAF性能をほとんど使っていない古いタイプの人なのでこんな撮影方法もあるんだな、程度に参考にして頂けたら幸いです。
その限りではないケースもある
以下はLUMIX S1での撮影ですが、全カットスロー撮影です。ご存知無いかもしれませんが、GHシリーズやSシリーズではスロー撮影のモードでは前述のワンプッシュAFが効かないのです。なので厳密にピントを置こうとすると拡大表示→ピントリング調整→撮影のステップを踏むことになります。幸いにしてS1のファインダーはピーキングが不要なくらい解像度が高いのでざっくり拡大表示せずにピーキングも無しに置きピンして撮影した結果ちょっと歩留まりが悪かったです。(600mmとテレコンを使った840mmで至近距離から撮影しているてのもありますが。。。)
なので以前から各所で書いている様にスロー撮影(ハイスピード撮影、VFR撮影)ではワンプッシュAFが使えるような機能を追加してほしいなと切に願う今日この頃です。
ではまた。
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