雨の日の撮影は印象的な写真や映像が撮れますが大事な機材を雨ざらしにするわけにもいきません。
今回は、「雨の日の撮影ってどうしてます?」
という質問を頂いたので少し書いてみようと思います。最近のカメラは防塵防滴をうたっている機種もありますが、機材は対策できる状況であれば濡らさないのが鉄則だと思います。傘をしっかり差しているいるならほとんどのケースは濡れずに済みますが、土砂降りの雨や、横殴りの雨の場合や、どうしても撮影時は両手が塞がって傘を差せない場合などは下記の対策で撮影をしています。
市販のレインカバーも売ってはいるけど...
尚、雨の日撮影に必要とされている市販のレインカバーとかも売ってはいますが、私は使ったことが無いです。
↑のこういうのとか。雨の日に使っている人は多いですけど、個人的には要らんかなと思います。
じゃあどうするのか?っていうのを書いていきますが、私と同じことをしている人は多いかもしれません。
雨の日撮影に必要なもの
伸縮性&透明ポリ袋
理由はこういうのは撮影後に乾かさなくてはならないので、結構面倒だったりします。なので、皆さんの予想通り私はこれです。
どこのコンビニで手に入るやつです。使い捨てにするので環境に良くはないとは思いますが、場合によっては乾かせば再利用できなくはないです。もちろんコンビニ袋の類でもOKですが、なるべく透明度の高い伸縮性のある「カサカサと音がしないやつ」がお勧めです。尚、私は結構長いレンズを使うので45Lのデカいやつを常備しています。
取り付け方
とくに大したことはしていません。が一応こんな風にやってますというのをご紹介
とりあえずビニール袋を被せたあとはテープでフード部分を巻きます。ここではわかりやすいように白いパーマセルで巻いていますが、伸縮性のあるビニールテープが良いかと思います。一定の締め付ける力があるので外れにくいです。
もちろんフードが濡れてもよいのであれば前玉の外周近辺で同じようにテープ固定するのもアリです。(このレンズはピントリングの前が狭いのでこんな感じて固定していますが、そこは臨機応変にどうぞ)
で、このままだと撮影できませんので、前玉に被っているビニールを破ります。
でもって、写り(映り)込まない様にビニールを外側に織り込みます。
一応、言っておくと、バヨネット式のフードの場合はレンズの前玉に隙間がありますのでそこから雨が入ってくる可能性もあります。なのでそれが心配という方は、フードのバヨネットの後方に輪ゴムを巻いておくという方法もあります。
レンズプロテクターとクリーニングペーパー
で、それで撮影したとします。でも、どんなに気を使っていても前玉に水滴が付着することは避けられません。かといって前玉に付いた水滴をクロスでふき取るってのは出来れば避けたいものです。外なので砂とかが表面に付着した状態でゴシゴシ拭こうものなら傷になる可能性が高いですし。なので、ゴシゴシ拭いても最悪大丈夫なプロテクターを装着しておきます。プロテクターは傷が付くかもしれませんが、レンズに傷が付くよりはるかにマシです。
で、撮影現場で付いちゃった水滴はどうするのかっていうとコレです。
尚、クリーニングペーパーは撮影時は濡れない様に注意しましょう。
なので、ビニール袋とそれを固定するためのビニールテープとクリーニングペーパーとレンズプロテクターは必須です。また、動画を撮影する場合はNDフィルタを使用される方が多いと思いますが、気にならなければ上記プロテクターをNDフィルタに見立てて水滴を拭き取れば良いと思います。NDフィルタも高いから濡らしたくないって方はNDフィルタの前にプロテクターを付けるのもアリだと思います。
ビニール傘
雨が大したことなければ雨カッパで撮影するってのも手ですが、なるべく傘を差した方がよいと思います。いくらビニール被せたからといってリスクはゼロでは無いですし。
で、その色ですが、できれば無色が良いです。
遠景を撮影する場合には影響は無いですが、近景やマクロを撮影する場合は傘の色が写りこむことが有ります。なので、無色透明もしくは半透明の傘をお勧めします。
撮影時の注意点
・雨が浸入していないかチェックする事
・フィルタに水滴が付いていないかをチェックする事
・持ち運び時にはレンズを上に向けない事
くらいでしょうか。撮影はビニールの中に手を突っ込んで撮影してもいいですし、完全に密封してビニールの上から操作するってのも手ですがダイヤルの類は回しにくいのであまりお勧めはしません。尚、ビニールで覆っているので動画の音声は期待できません。どうしても音を撮りたい場合は、撮影時のみビニールをマイク部のギリギリまで脱がすってのもアリです。傘を差しながらだったら濡れるリスクも低いですしね。
撮影後はしっかり乾かす
撮影後の話ですが、ぱっと見でカメラは濡れなかったとしても、かなり湿気は吸っている事が多いので、ちゃんと表面を拭き取った後に乾燥したボックス(もしくは防湿庫)でしっかり乾かします。カバンに入れっぱなしで放置するのだけは避けましょう。
雨の日こそ印象的な写真・映像が撮れる
以前撮影した映像で雨の日に撮影した映像をいくつか。
[Air Force One/G20]エアフォースワンの機体が美しすぎた 伊丹空港
[4K] Panasonic Lumix LX100 TEST Movie3
晴れの日には撮れない印象的などことなく切ない映像が撮れるので、雨対策をしっかりして、億劫がらずに撮影を楽しむのもよいかと思います。
最後にクリーニングペーパーや必要な小物のAmazonリンクを貼っておきます。
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ちなみに私が使っている防湿庫は安心の東洋リビングのコレです。HAKUBAのドライボックスもいいけど定期的に乾燥材入れ替えるのって面倒ですしね。。。
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ではまた