少し前になりますが、マニアックな人なら読んでいるであろう?Image Sensor Worldにちょっと気になる記事があったのでその事について。
これIEDMという由緒ある材料系の国際学会のプログラムの内容が公開されたという話で、その中でSONYの発表について記載されているものになります。その中でSONYの発表についての記載がされていますが、
この記事でおお?っと思った点が
①1/2インチの48M 0.8umクアッドベイヤを使った全画素位相差AF
こちらはコンベンショナルシリコンデバイスの発表。1LUXという超低照度でのAFが可能というもの。おそらく単画素でAFを行うのではなく複数画素を組み合わせて低照度に対応するといった内容でしょうか?
②有機光電膜を使った2um画素3層積層型イメージセンサ
ベイヤ特有デモザイクによる偽色問題が無い3層積層型センサ。2um画素ピッチ。積層型によるグリーンチャンネルの吸収スペクトルの改善を実証した。という内容。
いわゆるフォビオンセンサの構造を有機センサにしたような構造っぽいですね。
ソニーが有機センサーの研究を行っているというのはどっかの記事で目にしたことはあるのですが、公に学会発表されるというのはこれが初ではないかと思われます。
とは言え、これがどのレベルの発表なのかは不明です。なんとなく基礎研究段階の発表の様な気もします。
そもそも特許も学会も発表されると製品化まで間近!とデジカメInfo等で書き込まれる方を散見しますが、私は実際はそうでもないイメージを持っています。特許系の噂サイト見ていると、むしろ製品にならなかった発表の方が多い様な。。。。とにかく内容は気になります。
写真はイメージです。
プログラムによればオーラル発表は2019年の12月10日の午前との事
ではでは~