先週書いたこのエントリですが、そうそうに中古の激安の玉が見つかったのと、ちょうど手元にポイントがあったので早速試してみました。
- SLR Magic8mmF4が生えた
- ちなみに8mmF4にピント合わせは不要
- ピント合わせが不要だからこそのロックピン
- 実写はyokoさんにお願いしてみた
- 私がお願いしたこと
- 実写
- SNS程度では十分に使える解像度?
- 他のマイクロフォーサーズの超広角レンズの選択肢
SLR Magic8mmF4が生えた
と表現しておきましょう。いや、ちょっと春にMFTの超広角を一本もっていないといけないお話を頂いたので早々に手に入れました。背景は下記エントリ読んでくださいまし。
結構中華製品はレビュー案件がありますが、今回のコレは全く案件とはカンケーないレンズです。(いつもの案件も、お金は頂いていないですし、いつも正直にレビューはしていますが...)
簡単に概要を説明すると、このレンズは
・8mmF4(最大絞りF16)
・フィルタ径43mm(レンズプロテクター付属)
・お値段2万円ちょい
そして、大きさがとにかく小さい。GX7MK2に付けた場合の大きさからして、これでちゃんと写るの?という気がする。
ちなみに8mmF4にピント合わせは不要
ちょっと極端な書き方ですが、8mmF4の過焦点距離は1メートルちょっとです。なので、ぶっちゃけ遠くの被写体に一旦ピントを正確に合わせてしまえば1メートル以内の被写体以外ではピント合わせは不要です。そしてF5.6相当まで絞って撮ってしまえば、それこそほとんどの被写体ではピントリングを回す必要なんてものはありません。ずっと固定です。
ピント合わせが不要だからこそのロックピン
前述の様におそらくこのレンズを使う人はほとんど∞遠撮影だと思います。なのでピントが不要に動かない様にピントをロックできるピン(というかネジ)がついています。
このネジは半時計に回すと緩みますが、簡単に外れてしまいます。なくす可能性が高いのでもうちょっとだけ機構を考えてほしかった気もします。下手すると近いうちに失くしてしまうかも。
実写はyokoさんにお願いしてみた
今回のテスト撮影は、私は撮影せず、いつも撮影(モデル)でお世話になっているyokoさんに協力頂いて、このレンズを使ってあれこれ撮ってもらいました。yokoさんは普段はiPhoneでしか写真を撮らない方なのですが、いつもiPhoneで撮る写真のセンスが良いので、このGX7MK2にこのレンズを付けて撮ったらどうなるのだろう?という興味から、このレンズを使って写真を撮ってもらいました。
私がお願いしたこと
このレンズで撮影するにあたって私がyokoさんにお願いしたことはこの4つ
①ピントは合わせに関しては気にする必要なし
②ISOもオートにしたので、そのまま撮る
③絞りもF5.6で設定したので、そのまま撮る
④露出補正だけやってね
つまり①から③は何も気にしないでくださいという事。④は背面液晶を見ながら撮りたい雰囲気に合うように明るさをダイヤルで調整してね。というお願い。結局は、お願いしているのは④だけです。彼女は普段からiPhoneでは露出補正を使いこなしているので、つまりはスマホスタイルで撮ってねというもの。
マイクロフォーサーズの8mmはフルサイズ換算で16mmです。最新のiPhoneであれば13mmというとんでもない広角ではありますが、彼女が普段使っているiPhoneよりは広い画角なので初めは戸惑っていた様です。
とは言え、30分も経たないうちに、割と慣れた手つきでパシャパシャ撮る様になってきました。彼女曰くは、「このレンズ、あまりきっちり撮るだけじゃ面白く無いよねぇ」という言葉。。。普段iPhoneでしか撮っていない人とは思えん言葉だ。。。
実写
てなわけで、全てノートリミング、歪曲補正無しの写真をストレート現像のまま掲載させて頂きます。
GX7MK2 + SLR Magic 8mmF4 shot by yoko
GX7MK2 + SLR Magic 8mmF4 shot by yoko
GX7MK2 + SLR Magic 8mmF4 shot by yoko
GX7MK2 + SLR Magic 8mmF4 shot by yoko
GX7MK2 + SLR Magic 8mmF4 shot by yoko
GX7MK2 + SLR Magic 8mmF4 shot by yoko
GX7MK2 + SLR Magic 8mmF4 shot by yoko
GX7MK2 + SLR Magic 8mmF4 shot by yoko
GX7MK2 + SLR Magic 8mmF4 shot by yoko
SNS程度では十分に使える解像度?
このレンズ、値段が値段だけに期待はしてなかった分、思ったよりもいいんじゃない?という印象です。周辺は結構流れるし、場合によっては色収差っぽい変な描写が出ている様な気がしますが、SNS程度であれば全然わからんレベル。歪曲もやや樽型の傾向は見られるものの思ったよりもマシ。ただし開放は正直厳しいと思います。
特にジンバルなんかで歩き回る動画を撮る場合においては周辺の解像度は不要だしこれは結構使える様な気がしてきました。なのでYoutubeでの4K映像とかでも使えるレベルかもしれません。
一応気になる方は下記に19枚程写真を載せておきますのでご覧ください。フル解像度でアップしています。
アマゾンでは税込み21,810円なり。B&Hでは$149ですが、送料、関税を考えるとほとんど同じ値段になると思われます。
まぁ、同じ時刻で同じ被写体をS1Hで16-35mmで撮って比べてみましたが、結果は全然及ばないです。てかS1H+S Pro16-35mmはエグイほど写っていました(それに関してはまたいつか紹介します)。ですが、このレンズ、マイクロフォーサーズをお散歩のお供にもっていく場合に、カバンのポケットに忍ばせておくのは全然アリなレンズだと思います。
他のマイクロフォーサーズの超広角レンズの選択肢
超手軽に超広角写真が撮れる選択肢の一つだと思います。お財布に余裕のある方は下記のレンズとかも視野に入れるといいと思います。
OLYMPUS 超広角ズームレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO マイクロフォーサーズ用 EZ-M0714PRO BLK
- 発売日: 2015/06/26
- メディア: Camera
パナソニック 超広角ズームレンズ マイクロフォーサーズ用 ライカ DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0 H-E08018
- 発売日: 2017/05/25
- メディア: エレクトロニクス
てなわけで、楽しい超広角ライフを