とあるビデオグラファーの備忘録的ブログ

ビデオグラファーsumizoonのブログ 一眼動画に関する機材や撮影方法を中心に情報を発信していきます。

4/3はフォーサーズの日

いつからこれを言い出したのかは分かりませんが、4/3はフォーサーズの日

てなわけで、手前味噌ですが、私の過去に撮影したマイクロフォーサーズでの映像をいくつか紹介いたします。

GH5/GH5Sにて撮影

 これは以前京都の背割堤にて撮影したものです。モデルはウチのチャンネルでお馴染みのyokoさん。春らしいふんわりした柔らかい映像にしたいと思って作った映像です。

撮影時間は夕刻〜日没直前


【LUT公開あり】Happy 4/3's Day! with NOCTICRON 42.5mm/F1.2

 当時使っていた初代ZhiyunCraneを使って撮影したと記憶しています。

 とにかく4K60pでスローで撮りたいというのがGH5/GH5Sを使っているモチベーションの一つ。やっぱり4K60pは必須だと感じます。欲を言えば120p撮りたいですが。。

GH5/GH5S/G7/BMPCC4Kにて撮影

 貴愛さんのライブ映像から。この動画カットは関してはGH5/GH5S/BMPCC4K/G7のマルチカムで撮影


貴愛 ライブDVDより「ありがとう」

 厳密に書くとワンカットだけα7sでの映像が混じっています。撮影して自宅にデータを持って帰ってワンオペで事故なく撮れた事にホッとした記憶があります。てか5台マルチカム4K撮影をワンオペするって結構無謀です。。。

 貴愛さんの歌声をネットで初めて聴いたのは今から3年以上前の事。その歌声に強く惹きつけられた事を覚えています。その後直接コンタクトを取らせて頂いてライブ映像などを撮らせて頂く様になりました。直接お話を伺うと、凄く素直で努力家で人懐っこく素敵な女性です。その歌声が多くの人に届けば良いなと思っています。

GH5Sにて撮影

 CP+でメーカーブースで使用いただいた映像に個人的に加えたかったカットを追加した再編集版

「GH5Sだからこそ撮れる」と言う映像を、1カットでインパクトを与えられる様にと言う事を心がけて作ったものです。


GH5S CP+2018 Special Edition

 望遠撮影に関してはかなりの部分でAマウントのSIGMA 120-400mmを使用しました。かなり古いレンズなので新品で入手する事は難しいと思いますが、中古は3万円以下と言う相場なのでフォーカスはマニュアルでも良いと言う方は挑戦してみるのも良いかと思います。

www.sigma-global.com このレンズの良いところは「派手な光芒が出る」と言う点です。またAマウントは絞りが電磁式ではなく機械的に制御するため、MFT-Aマウントのアダプターがあれば無段階に絞りを制御できる点で有利です。

SIGMA 望遠ズームレンズ APO 120-400mm F4.5-5.6 DG OS HSM ソニー用 フルサイズ対応
 

  私はKIPONのアダプター(KIPON MAF-m4/3)を使っていますが、安いアダプタでも同じ事が出来ます。絞りのリングはレンズ側にも依存しますが、少し硬いですが十分使い物になると思います。なお、レンズボディに光学手振れ補正がついていても、レンズ側に電源供給がされないので、光学手振れ補正は動作しません。あしからず。

BMPCC4Kにて撮影

 BMPCC4Kは使い勝手を考えると、いろいろ難点が多いカメラではありますが、グレーディングを行うには非常に楽しいカメラです。発売当時はCinemaDNGでしかRAW撮影は出来ませんでしたが、その後のアップデートでコンパクトで扱いやすいBRAWに対応。それに伴いCinemaDNGの収録フォーマットは廃止されました。


BMPCC4K FirstFootage

 今では収録する事が出来ないCinemaDNGにて収録。Lightroomでも現像できたのに(非圧縮DNGのみ)ちょっと勿体ないなぁと思います。

 いろいろBMPCC4Kに関しては 過去記事に記載していますのでよければご覧ください。

GH4にて撮影

 私のYoutubeで多くの方に認知されるきっかけになった映像がこれかもしれません。

GH4一台と激安スライダーを持って身軽に撮影したものです。

GH4発売の2日後に友ヶ島に友人と渡ってチャチャっと撮影したものです。


[4K] - Beautiful Japan - Uninhabited island Tomogashima (Panasonic LUMIX DMC-GH4 TEST Movie with 4K)

 ちなみに使ったスライダーは下記のタイプのもの。 

 シリコンスプレーを含ませたティッシュペーパーをスライダーのプレートと台座の間に挟み込む事で動きをスーパー滑らかにして撮影。

 激安でもどうにかなるものです。道具は工夫してナンボがモットー、というと偉そうに聞こえますが、ちょっとした工夫で使い勝手は改善されるものです。


Smile!! [4K 10Bit 4:2:2収録]

  こちらはNINJA Assassin(外部レコーダー)にて4K4:2:2 10bit撮影をしたものです。GH5の発売直前でそれ以降外部レコーダーを使う機会はめっきり減ってしまいました。

 ちなみに外部レコーダーはこの後売却して4K60p 4:2:2 10bit収録ができるNINJA Infelnoにリプレースしました。今はS1HのRAW動画アップデートに備えてNINJA Vを購入検討中。

GH2にて撮影

 これらは全て超高ビットレートにハックしたGH2にて撮影しています。一眼動画黎明期によく遊んだカメラの一つで、最近もう一度買い戻しました。ハック方法に関しては私の過去記事をご覧ください。とにかく1万円台(場合によってはそれ以下)のカメラとは思えない映像が撮れる(事がある)カメラです。ダイナミックレンジはめっちゃ低いですけどね。。


10年前の名機GH2で撮って見た


Legend of GH2


Shel-ter (GH2/GH5併用)

GX7にて撮影

実家の近くの伊豆沼でスチルを撮る合間に回していた動画です。


- Beautiful Japan - 伊豆沼 2014 with Panasonic Lumix GX7

 当時このカメラは動画用途ではなく、ほぼスチル撮影のために使用していました。

 なので、こんなスライドショーを作ったのを記憶しています。とにかくスチルで一番使ったカメラがこれです。EOS5Dのサブ機として導入したのがこれでした。


[GX7MK2発表記念?] GX7で撮ったスチル集

最後に

 こうして見ると、えらい数のマイクロフォーサーズ機を使ってきたなと半分呆れます。。。

 LUMIX S1を購入してから「マイクロフォーサーズからLマウントに完全に移行されたんですね!」と思われている方が多いですが、そういうわけではありません。

 完全に併用です。

 と言うのもマイクロフォーサーズは映像(スチルもそうだけど)を撮る上において非常にバランスの良い、よく出来たシステムだからです。

 明るいレンズを使えば、フルサイズ並のボケも表現できるし、深い被写界深度を確保することを考えるとフルサイズに対して劣る点はほぼ無いと言っていいでしょう。そもそもフルサイズとMFT(特にGH5S)の映像での感度差というのは2段以下である事を考えると、被写界深度を揃えた場合の画質はGH5Sの方が上。という状況になる事があります。(全てに当てはまるわけでは無いですし状況次第という事もありますが、多分視聴される方は見分けがつかないと思います。) 

 そして、何よりクロップファクターを利用した超望遠撮影が美しくコンパクトにできる点を考えると、今後も手放す事は無いでしょう。使い分けに関しては、機会があればまた記事にしたいと思います。

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マイクロフォーサーズは非常にバランスが良いシステムだと思う

来年のフォーサーズの日にはGH6の作例をアップしているはず? 

ではでは

筆者:SUMIZOON

 Facebookグループ一眼動画部主宰

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