とあるビデオグラファーの備忘録的ブログ

ビデオグラファーsumizoonのブログ 一眼動画に関する機材や撮影方法を中心に情報を発信していきます。

LUMIX CP+2020スペシャルセミナー配信動画より

 CP+は中止になっちゃいましたが、パナソニックはかなりの本数のセミナー動画を配信しておられます。特に下記の動画に関する話は聞いてて面白いです。

まるやまもえる×栁下隆之×パナソニック社員~CP+で見せたかったアレコレ~【パナソニック公式】

 まるやまもえる氏、栁下隆之氏、LUMIXマーケティングの中西氏、そしてミスターGH(だと私が勝手に思っている)こと香山氏のトークセッションが動画で公開されています。

 個人的にはこういう開発者サイドの話って凄く貴重で面白いと思います。

 尚、本動画はCP+の中止に伴って、予定されていたセミナーの一部を収録動画として公開されているものです。

 また、この動画は全4部で構成されており、その4番目の動画になります。

 上記4部目の動画ではまるやまもえる氏はほとんど喋ってませんが、他の動画でいろいろ参考になる事を喋っておられるので、参考にしてみてください。ちなみに同氏の映像は「bluesniff」名義でYoutubeで公開されてり、GH2時代から参考にさせて頂いていました。最近では更新はされていない様です。
www.youtube.com

4部構成の内容

 かなりボリューミーな内容ですので最後まで見るのは時間が必要ですが、S1Hに関する話題が多い3部は結構必見です。

①動画撮影基礎編

~普段使いのカメラバッグの中身全て見せます!~

https://panasonic.jp/dc/cpplus2020/img/cpplus2020_seminar_yagishita_linkbnr01.jpg

②まるやまもえる×栁下隆之 AATA MV「Blue Moment」制作の裏側

 ~GH5だから撮れた世界観とそのノウハウ~まるやまもえる×栁下隆之 AATA

https://panasonic.jp/dc/cpplus2020/img/cpplus2020_seminar_yagishita_linkbnr02.jpg

ちなみに20:00くらいで言っているGH3の作例はコレです。当時これを見ながらGH3すげーと思ったものです。

③MV「Sway」制作の裏側

~S1Hで撮影した全編縦位置ミュージックビデオの裏側全て見せます~

https://panasonic.jp/dc/cpplus2020/img/cpplus2020_seminar_yagishita_linkbnr03.jpg 

 話題にしているS1Hの縦動画はこちらになります。スマホ視聴推奨

 やっぱりメイキングの話って面白いですよねぇ。全然関係無いですが、この擬似フレアの入れ方はレビュー予定のライトの紹介動画で真似させて頂こうと思います。m(__)m

 その他、至る所に現場の泥臭さが出ておもろいです。

 この動画が1時間と一番ボリュームがあります。いやはや濃いです。

④まるやまもえる×栁下隆之×パナソニック社員

~CP+2020で見せたかった・見たかったアレコレを語ります~

https://panasonic.jp/dc/cpplus2020/img/cpplus2020_seminar_yagishita_linkbnr04.jpg

 こちらも必見です。とにかく気になっているRAW対応がいつなのか?について語られています。

 

で、以下はこの3番目と4番目の動画の抜粋と私のテキトーな感想を記載しています。

S1H の手振れ補正の効き、5.9KHDMI出力、チルトバリアングル裏話

 また、13分あたりでS1Hの手振れ補正について栁下氏が挙動の素晴らしさについて語っておられますが、確かにS1Hの手振れ補正は効きがすごいだけでなく、自然な挙動なので私も重宝しています。

 また、5.9KのHDMI出力に関しては対応したいという言葉が香山氏の発言であったので期待したいところです。個人的にはこれは心待ちにしている点ですので、メーカーさんには頑張って欲しいと思います。

 44分あたりのチルトバリアングル開発裏話も興味深く拝見しました。GHではHDMIに干渉はするものの、最低限バリアングルが回る様に配慮されていたとは。。。

 こういう話が聞けるのは非常に貴重だと思います。

G9のアップデートに関する話 (4部冒頭)

 詳細は述べませんが、G9のアップデートに関してはタイムリーに下記記事を公開してますので、ご覧いただければ幸いです。とにかく、動画機としてコスパがヤバイ事になっているアップデートがされています。

sumizoon.hatenablog.com

 S1はGHよりもむしろ、多くの部分でG9の流れを汲んでいるという話が出ています。シャッターフィールや手振れ補正の効き、ハイレゾ対応などG9からの流れは確かに感じます。

S1HのProResRAWアップデートに関する話 (4部 8:00〜)

 ProResRAW外部収録のファームは2020年の春に予定通りアップデートされそうな雰囲気ですね。しかも完成度に関しては自信を漂わせている印象です。

 現状ProResRAWはネイティブで現像できるのはFCPXの他にEDIUSが対応しているはずで、つい先日AppleからWindowsにおけるProRes RAWの再生プラグイン(ベータ版)の配布を始めました。

 

https://www.cinema5d.com/wp-content/uploads/2020/03/Apple-ProRes-RAW-Windows-640x87@2x.jpg

 これにより下記のソフト上での再生が可能になるという事ですが、一点不明なのが、再生に対応と記載がされていますが、ちゃんとグレーディングまできっちりこなせるかが分かりませんでした。

 Adobe After Effects
 Adobe Media Encoder
 Adobe Premiere Pro
 Adobe Premiere Rush

 うーん、S1Hのアップデートに合わせてAppleのリリースとも思えなくないタイミングです。

 なお、InterBEEではS1H + NinjaVの展示はされているのを拝見しましたが、その時はすぐフリーズしてしまう完成度だった様ですので、この数ヶ月でほぼ完成の状態にまで持って行った様です。

 その時の映像は私のチャンネルの下記動画(1:47〜)でチラッと紹介しております。

InterBEEに行ってきた【サブチャンネルからの転載】

 

 とにかく、ProRes RAWは弄ってみたい収録フォーマットなので、Ninja Infelnoを売却しつつ、NinjaVをカートに入れて待ち構えている状態です。

 ではでは

 私の撮ったS1Hの作例もついでにご覧いただければ幸いです。モロモロの案件が落ち着いたのでS1Hの次の映像を近くアップしたいと思います。

S1H Firstlook β - DNA of H -

筆者:SUMIZOON

 Facebookグループ一眼動画部主宰

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 Youtubeチャンネル STUDIO SUMIZOONをアップしている人

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