昨日からクラウドファンディングが開始されたFeiyu pocketについて書いてみたいと思います。ちなみに私自身にレビューの依頼はあったわけでは無いですが、この手の製品が増えてきたので少し検討してもいいかなぁと思い調べている状態です。
代理店のTSトレードさん、ぜひレビューの依頼お待ちしていますm(_ _)m
以前、別件のレビューの依頼を受けた際に都合が合わずお断りしたことがあるのですが、是非今回は試させて頂きたいと思います^^ とは言え、ここをご覧になっているとは思えないのですが。。。
Feiyu pocketがクラウドファンディング開始
で下記のサイトでクラウドファンディングを募っています。
いくつか既にサンプル品でYoutubeにも動画が公開されているようですのでいくつか紹介したします。
いずれのレビューも提供&借用でのレビューなはずですが正直な感想を述べられていると思います。
↓はMikasu-Channelさんのレビュー動画になります。
ちょっと気になるのは映している木の枝の解像感です。OSMO Pocketの方が画角は狭いながらも解像度が高く感じられるのが気になるところです。レビューでの画質はOSMOの方が良いとある様に、私も解像感であれば(現段階のサンプルでは)OSMOの方がよいと思います。
それと、けーすけさんもレビューをアップしています。
手のひらサイズの高コスパカメラがきた!これからVLOG始めるならこれかも。
OSMO Pocketと比べて画角が広い事、バッテリーの持ちを強調されていますが、私もこの点に関しては確実にFeiyu Pocketの方が良いと思います。一方で、画質に関してはOSMO Pocketのほうが良いかもというコメントですが、先と同じ様に同意見です。
Logガンマでの撮影できると言う事ですが、これに関しては条件にもよりますが、がっつりとしたグレーディングには耐えられないと思いますので、このカメラはどちらかというとガンマはRec709ベースで撮るという撮って出しで使うのが良いのではないかと思います。(使った事ないので確証はないですが、このセンササイズのカメラでLogのグレーディングが上手く行った経験は正直無いです。。。人によっても許容度合いは違うと思います。もし試せるのであれば実際にこの機種のLogを試してみたいと思います。)
このFeiyu Pcketは端的に書くと現段階においては
「OSMO Pocketよりも画角が広い、画質はまぁまぁ」と言う感想です。
ジンバルの基本性能に関してはFeiyuの事なので悪いという事はないと思いますが、超小型ジンバルに関してはDJIの方がドローンの設計経験からよりノウハウがあるのではないかと思います。Feiyu Pocketの方が揺れが大きく見えるのですが、これはまだジンバルのパラメータが試作品のため追い込めていない可能性が高いのでは無いかと思っています。(そういう意味では画質もそうかも)
もしかすると4K60pと4K30pでは画質差が結構あるのかも?とも思っていますが、今後、もうちょっと状況が分かるサンプルがあったら紹介したいと思います。
尚、Feiyu Pocketの発売は7月下旬となりますので、画質はブラッシュアップされたらいいなと思っています。とにかくこの画角でこの大きさで4K60pが撮れるというのは他に選択肢が無いからです。スペック上は1番よく出来ています。
他のOSMO Pocketクローンと比較してみる
現在手に入るOSMO PocketクローンにはFIMI PALM とVmateがあります。かくいう私もFeiyu Pocketが発表される前まではFIMI PALMが一番良いかなと思っていました。とにかくジンバル撮影では超広角を使いたいと思っている人なので。そこへ来てFeiyu Pocketが発表になったものだからちょっと悩ましい状況になりました。
機種名 | OSMO Pocket | Feiyu Pocket | FIMI PALM | Vmate |
メーカー | DJI | Feiyu | FIMI (Xiaomiグループ) |
SNOPPA |
センサー | 1/2.3 | 1/2.5 | 1/2.6 | 1/2.3 |
画素数 | 12M (4:3) |
8.51M (約16:9) |
12M (4:3) |
12M (4:3) |
レンズ | F2 | F2.8 | F2.4 | F2 |
35mm換算画角 | 26mm FOV80° | 12mm FOV120° | FOV128° | 26mm FOV81° |
ISO感度 | 100-3200 | ?? | 100-3200 | 100-3200 |
最大 フレームレート |
4K60p FHD120p |
4K60p FHD120p |
4K30p FHD120p |
4K60p FHD240p |
動画最大 ビットレート |
100Mbps | 120Mbps | 100Mbps | 100Mbps(H.264) 200Mbps(H.265) |
コーデック | H.264 | H.264 | H.264/H.265 | H.264/H.265 |
重量 | 116g | 115g | 120g | 118g |
バッテリー 持続時間 |
140min (1080p/30fps時) |
270min モード不明 |
240min (1080p/30fps時) |
220min (1080p/30fps時) 新バッテリー適用品 |
底面三脚穴 | 無し | あり | 無し | あり |
対応microSD | 256GBまで | 512GBまで | 256GBまで | 256GBまで |
価格※ | 36,000(税込) |
29,500(税別) 25,960(税別)※ ※早期割引 |
29,000(税込) | 31,000(税込) |
特記事項 | 発売中 | 7/E出荷 | 発売中 | 発売中 |
FIMI PALM (FIMI)
ちなみにこの手の製品はOSMO Pocketが一番有名ですが(というか原型がOSMO Pocketですね)、今回発表になったFeiyu Pocket以外にもこの手の製品は多く存在します。最近話題になったFIMI PALMもその手の製品の一つです。
FIMI PALMはXiaomiグループのFIMIから発売されているOSMO Pockeクローンです。
FIMI PALM vs DJI Osmo Pocket Test:Which one is worth buying 2020? - Gearbest.com
とにかくFOV128°という画角の広さでは他を寄せ付けません。画角スペック的にはこれが一番映えると言えます。ただし4Kは30pまでのスペックとなっていますので、高解像度でヌルヌルの映像を撮りたいという方には向かないと思います。
尚、スペック表を見るとFOVは128°となっていますが、Equivalent Focal Length(35mm換算画角)が14mmと記載されています。
→コレに関してはFIMI PALMを使っている方から、教えて頂きました。歪曲収差補正をOFFにすると14mm相当、OFFにするともう少し画角が広がる様です。OFFでの14mm相当でもかなり画角は広いですね。
https://www.fimi.com/fimi-palm-gimbal-camera.html
128°であればFeiyu Pocktの画角より広いと思うのですが14mmと記載されています。この記載が本当なのかどうかがちょっと気になります。まぁ14mmであったとしてもOSMO Pocketよりもかなり広いので4K60pは要らないけど超広角が欲しいという方には良いかと思います。
ただし、どうも↑の動画を見る限り、質感は微妙??と思っていたりもします。PVの撮り方の問題かもしれませんが。。。
Vmate(SNOPPA)
SNOPPAのVmateに関しては割と、純粋なOSMO Pocketクローンなイメージです。OSMO Pocketの基本スペックはそのままにバッテリー寿命を延ばしつつ価格を抑えた製品になっています。
が、今となってはOSMO Pocketが4万円しない状態ですので、価格で勝負となるとちょっとインパクトに欠ける製品ではあります。画角もほぼOSMO Pocketと同じですし。。ただし、OSMO Pocketがスマホと優先接続なのに対して後発のいずれの機種もWifiに対応しているというのは結構利便性は高いと思います。
てなわけで、今回はFeiyu Pocketを中心にDJI OSMO Pocketクローン について記載してみました。
最近のスマホやGoProは電子手振れ補正の性能の急激な向上に伴ってジンバルが不要なレベルになってきました。そう言った中で、小型のジンバル型カメラがどう差別化できるのかというのは興味があります。
筆者:SUMIZOON
お陰様で登録者1500人到達間近
Youtubeチャンネル STUDIO SUMIZOON をアップしている人
お陰様で登録者11000人到達間近