とあるビデオグラファーの備忘録的ブログ

ビデオグラファーsumizoonのブログ 一眼動画に関する機材や撮影方法を中心に情報を発信していきます。

ProResRAWを撮るためのSSD ATOMOS Ninja V推奨メディア

 S1HのProResRAWアップデートは少しの間お預けになりましたが、待ってる間にProResRAWを撮る・編集するための環境について考えていきたいと思います。

https://www.atomos-japan.com/wp-content/themes/jp-atomos/image/products/ninja-v/slide01.jpg

https://www.atomos-japan.com/products/ninja-v

 何がなくとも必要な機材はS1H/ATOMOS Ninja Vなのですが、それ以外に重要なファクターが2つあります。それはNinja Vに使う「SSD」と「編集環境」

前者のSSDは実はATOMOSが推奨メディアを公開しています。選択タブでNinja Vを選ぶと推奨メディアが表示されます。

www.atomos.com

 多くのメディアがテストされていますが、正直どれを選んだらええのだ?となります。

 とは言え、日本のAmazonで入手しやすいのはSandisk/Samsung/WesternDigital/HPあたり。もちろんKingstonとかも入手はできますが、このリストにあるメディアはAmazonでは入手できない様です。

メディアを選ぶポイント

 このリストを見てわかる様に左から要求速度が高い順に並んでいます。ご存じの様にS1Hは12Bit ProResRAWに対応する予定ですので、一番左の列(ProResRAW HQ 12Bit 4K60p)がじゃないとお話にならないわけです。

 とは言え、5.9K 30pのデータレートは4K60pのデータレートよりも12%程高いため、一番左の欄がだったからといって5.9K30pに対応しているとは限りません。とは言えHQじゃ無しにProResRAW12Bitなら大丈夫かも?

数少ないProResRAW HQ12Bit対応メディア

 このリストを見ると同フォーマットで動作確認できているメディアは11個という事になります。経験上、この手のメディアはロットでSSDのコントローラが変わっていたり、Flashメモリの製造元が違っていたりするので、ここに載っているからといって絶対大丈夫と言い切れないと思っています。

 なので、入手したら必ず長時間撮影テストを行い、メディアが安定して記録できるのかを確認する必要があります。そして、ダメなら即返品・交換できる業者で購入するのが良いです。なお、Amazonの場合は返品期間は到着から30日となっていますので、仮にS1HのProResRAWファーム公開が1カ月後だとすると今購入するのは結構リスキーだと思われます。(一応これに関しては仮想的にこうすればテストできるんじゃ?という内容を記載しています)

 でもね。。。。届いたんだよねコレ。

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 ATOMOSの推奨リストに載っているSandisk Ultra 3D SSD 500GBです。数日前にAmazonでポチってました。同じ推奨メディアでもHPの方が若干安かったのですが、割とSandiskは信用している人なのでこちらを入手。(一部ではSandiskはダメと言う方も多いけど、ウチはトラブルが無いのでした)

 はたして、これでProResRAWが推奨リスト通りに撮れるのか、それともダメなのかはファームウェアアップデートを待ってテストしたいと思います。

 購入したは下記の製品(でも発売日って2018年なのね。。大丈夫なんかな)

  購入検討していたHPのメディアは下記。SanDiskよりも若干安いけど、推奨リストに載っているS700シリーズになります。

HP 500GB 2.5インチ内蔵SSD S700シリーズ 7mm/SATA3.0/3D TLC/3年保証 2DP99AA#UUF
 

  当ブログも紹介したSSDがRAW記録動作を100%保証するものでは無いことを重ねて記載させて頂きます。

どうやってProResRAWが撮れない中でメディアテストする?

 RAWアップデートが延期される中、どうやってメディアをテストするかをちょっと考えてみます。

 これに関しては、ProRes422HQで4K60pが安定して撮れれば第一段階としてProResRAWでもメディアとしては合格なのではないかと推測されます。

 というのもProResRAWはProRes422HQよりもデータレートが低いためです。

 なのでProRes422HQが撮れれば、少なくとも4K60p ProResRAWは撮れるとなりそうです。でも最終的には実際の組み合わせでProResRAWで撮るしか確認方法はありませんので、あくまで簡易的なメディアテストだと思ってください。

https://www.cinema5d.com/wp-content/uploads/2020/03/ProRes-Raw-graph.jpg

 もし実際にこれでProResRAWが安定記録できなかったらPCに外付けする動画編集用SSDに転用しようかなと思います。というのもあって1Tには手を出しませんでした。

 ではでは

 

 

 

筆者:SUMIZOON

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