さてBlackmagic URSA Mini Pro12Kの続きです。下記記事を書いたばかりですが、やはり気になる事があるので記載してみようと思います。
多くの人が感心を持っているBlackmagic Designのあの文言
に記載されている下記文言
新しい12Kセンサーは、赤、緑、青のピクセル数が同じで、複数の解像度のイメージ用に最適化されています。
https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/blackmagicursaminipro
これに関しては、このカメラは3MOSなんか?と一瞬思いましたが、カメラの構造上は単板で間違い無し。いわゆるクアッドベイヤもRBGは同色にならないですし、その線もない。。
と疑問に思ってた所、ここら辺の話に食いついて頂ける照山さんから早速下記の情報
答えは、シンメトリックなんとかという、ベイヤー配列でなく、RGBが等列に配置された、独自開発(開発期間4年)のセンサーとの事です^^;
— Akiraxe (@akiraxe) 2020年7月17日
で、調べてみるとこのセンサに関してはImage sensor worldで取り上げられています。
image-sensors-world.blogspot.com
その中で、
- Brand new sensor, 3 years in the making.
- 79 MP.
- Native 800 iso.
- 14 stops (that’s probably a bit conservative, they haven’t been able to properly check it because the models are based on Bayer sensors...:-)
- It’s not Bayer, but it has a very small pixel pitch of 2.2 microns. (Alexa is 8)
- Instead of Bayer 2x2 grid of GRBG it has a 6x6 grid. 6G, 6B and 6R plus 18 W pixels.
- The W are clear or “white” pixels. This overcomes the reduced sensitivity issue of a 2.2 micron pitch.
http://image-sensors-world.blogspot.com/2020/07/blackmagic-announces-80mp-60fps-camera.html
との文言。
どうやらRBGWの模様(Wはホワイトと思われる広帯域フィルタ) しかも2x2ではなく、6x6周期の構造で6R/6B/6B+18Wで計36画素が一つの周期となる構造の模様
さてなんのこっちゃ。。。
いわゆる2x2のGを置き換えるRGBWではなく6x6構造の中でRGBW配列をする。と言うものの様ですが、配列がいまいちピンと来ない。。。
どんな配列なのか?
イメージが沸かないので、こう言う時は特許DBに飛びます。
おそらく何らかの形で、知財出願がされているだろうと調べる事、数分。
出てきた。。。US特許でもあったけど、日本でも出願されていました。
【公開番号】特開2019-208201(P2019-208201A)
【発明の名称】画像処理方法及びフィルタアレイ
【氏名又は名称原語表記】Blackmagic Design Pty Ltd
特開2019-208201
これじゃないかもだけど、おそらくこれっぽい??
特開2019-208201
詳細説明や解説は記載しません(てか、できません)が、興味のある「変態」な方は読んでみてください。
空間分解能仮に12Kのベイヤがあったとして、それよりもどうみても低くなるのは避けられない?&一方でピクセルピッチを狭めても輝度情報は多そう。さらに、モアレとか大丈夫なのか?が気になる所です。
ではでは
筆者:SUMIZOON
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