先日友人とD1グランプリを観戦&撮影をしに奥伊吹モーターパークに行ってきました。そもそも奥伊吹モーターパークってどこやねん?と思っていたら冬場の奥伊吹スキー場の駐車場なんですね。スキー馬鹿だった私ですが、知らなかった。。。
で撮った映像がこちらですが、備忘録代わりに撮影ポイントを書いておきたいと思います。
撮影ポイント(場所)に関して
一般のレースのサーキットと異なりD1はコースがコンパクトで撮影ポイントを移動してもさほど時間がかからないというのもあり、非常にワンオペでの撮影撮影に向いていると思います。
ですが、そもそも、当日は指定席を取らずにあれこれポイントを歩き回ろうと思っていたのですが、少しそれは失敗でした。
撮れ高を稼ごうと思ったらスタンド席もおさえておくべきでした。というのも一番全体を唯一俯瞰できるのはコースの東側スタンドだけだからです。東側にはコースを望む隙間が一切ありません。
なのでいろいろ撮りたいという人はスタンド席もおさえた上であれこれ撮り歩くっていうスタイルがいいのかもしれません。お金はかかるけどね。
今回は、上の動画をどこからとうやって撮ったかをメモしておきたいと思います。
尚、緑で書いているのはコースの大まかなレイアウトですが、正確ではないと思いますので参考程度にしてください。
コース北側①
まずスタンドのスタンド以外での観戦のメインとなるポイントがこちら
奥伊吹のコースの一番の見どころの、最初のコーナーを真横でみることができる場所なのですが、フラッグが立ち並んでおり真横からの撮影はフラッグ越しとなります。なので実質的に美味しい所の撮影は無理。なのでここでは最初のコーナーを抜けた後のお尻と南側のコーナーを狙う事になります。
車と撮影ポイントからの距離は50m~100mほどだと思います。この場合は600mmを使ってAPS-Cモードにすると900mmとなり画面いっぱいに車体を収められます。
動画からの切り出し@ポイント①より
動画からの切り出し@ポイント①より
コース北側②
どうしてもトップスピードでドリフトに入る前後を撮りたくて探したポイントがこちら
一応数名の方はこちらで観戦していましたが、ほとんどここには人がいません。それもそのはずで、コーナーに突入する瞬間は見れても後半はフラッグに阻まれて状況がよくわからないためです。とは言え、ここの絵も欲しいので①と②を行き来しました。追走は2回走るので①で撮った後に急げば②にポイント移動することが可能です。
動画の切り出し&サムネイル@ポイント②より
コース北東③
ここは駐車場の一部で上り坂を上っていくとたどり着くことが出来ます。ただしそこそこ坂なので重い機材を担ぐのは正直しんどいので①②のポイントと③を何度も行き来するのは厳しいです。
ここは最初のコーナーを最初から最後までギリギリ撮り切れるポイントになります。
ただしその後はスタンドのブラインドとなってしまうため後半は全く状況が分かりません。
動画の切り出し&サムネイル@ポイント③より
割と目線が高いため少し見下ろしたような構図で撮影することができますが、ここも一瞬です。
コース北側俯瞰④
ここもコースよりはだいぶ高い場所にあるため、比較的俯瞰がしやすいです。ただし、かなりコースとの距離があるので、写真や動画を撮影しようと思うとそれなりの焦点距離のレンズが必要です。ただし、割と電線が邪魔でコース後半の車体を撮ろうとすると電線越しとなります。なので観戦にはいいけどあまりメインで撮影するポイントとしては不向き。
このポイントのいい所はピットから出ていく車体とコースを両方俯瞰できるところにあります。
動画の切り出し&サムネイル@ポイント④より
撮影に関して
撮影は基本的には
・S1H + SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
で行いました。ただ、このレンズフィルタ径が95mmもあるので私が普段使っている77mmのフィルタが使えません。当日95mm径のND8を一枚しか持ち合って行かなかったのですが、本来は日中の撮影ではもう少し濃いNDが必要となります。95mm径の可変NDを買うのもアリですが、経験上可変NDを600mm域で使うと解像度低下が著しいので、このレンズでシャッタースピードを落としたい場合は固定のNDを使う事をお勧めします。Log撮影時の最低感度ISO640でF8/SS=1/60あたりで撮るならND16あたりが理想だと思います。
尚、今回はF13程度まで絞ることでほとんどの撮影を行っていますのでゴミが結構映っちゃっています。
それと、上記のカメラとレンズの組み合わせの場合はAF-Cが効かないので適宜ワンプッシュAFにて運用を行いましたが、F13まで絞るとピントはほとんどマニュアルフォーカスでも問題ないレベルで調整する事ができるので実際はMFで撮っているカットが多いです。
てなわけで、概ねここでの撮影の仕方は理解できたので次回また頑張ります。
筆者:SUMIZOON
Facebookグループ一眼動画部主宰 お陰様でメンバー3500人突破
Youtubeチャンネル STUDIO SUMIZOON の人