今回はBenQのScreenBar Plusを導入した話について書いてみたいと思います。BenQは言わずと知れたPCモニタブランド。その地位は今更説明不要だと思います。コスパが良く、私も作業モニタとしてEIZOと並んでBenQを使用しています。特にハードウェアキャリブレーションに対応したモニタが4万円台だったりするので、気に入って使っています。コレ↓
で、今回はPCモニタでは無く照明の話。
はじめに
BenQのScreenBarはPCのモニタの上部に設置するタイプのデスクライトです。以前からかなり人気の製品で使っているという方も多いかと思います。
コロナ禍においてこの1年半は在宅で仕事をすることが増えて昼は本来業務、夜は動画編集や物書きをするので自宅PCの前に座っている時間が半端なく増えました。
結果から書くと、在宅ワークをする人は導入する価値が非常に高い製品だと思います。というか本来はもっと早く導入すべき製品でした。
実は、つい先週にメーカーのBenQさんからレビュー動画制作のご依頼を頂いたのもあってサンプルを送っていただいたのですが、あまりに気に入り過ぎたので、こちらのブログでも紹介したいと思います。(というかまだレビュー動画作ってないけど。。)
ScreenBarが届いた
開けてみる前に箱を見ると本体重量と大きさの割には大きくそして豪華なパッケージです。
コストかかってる箱ですな
で、この製品は下記の3つで構成されています。照明本体とウエイト、それとコントローラーです。コントローラーからは本体に接続するUSB-Cコネクタと電源供給用のUSB-Aコネクタに分かれます。
構成はシンプルですが、このコントローラ(右)が特徴
本体の外装はアルミで質感も高く組み立て精度も高そうな印象を受けます。
バッタものが多く発売されてますが、本家ScreenBarです。
で、本体のUSB-Cコネクタを下記のUSB-C端子に挿します。あとはUSB-AコネクタをPCのUSB-A端子に挿します。当然1A供給が可能なアダプタやモバイルバッテリーも使えます。
このUSB-C端子にコントローラのUSB-Cコネクタを接続する
組み立てるとこんな感じです。
ウエイトを取り付けてUSB-Cコネクタを接続した状態
一点注意ですが、コントローラーには不用意にボタンが押し込まれないようにスペーサーが挟まっています。ScreenBar Plusはコントローラー部のダイヤルを押し込む事で電源ON/OFFを行いますので、このスペーサーは外す必要があります。
マニュアルを読まなかったので一瞬、「電源が入らん。。」と勘違いしてしまいました。あとはモニタに載せるだけです。
ScreenBar Plusを設置した状態
ScreenBar Plusの特徴
BenQのScreenBar Plusが発売される前の初代ScreenBarは未だに人気商品です。ただし初代ScreenBarはコントローラが無く電源のON/OFFや色温度、照度の調整は本体側で行う必要があります。
それに対してScreenBar Plusは手元で電源、色温度、照度調整に加えて照度センサ及び自動調光を行う操作が可能です。
ScreenBar Plusの特徴であるコントローラー
最近のモニタは大型化しているので、初代ScreenBarの様に本体部で操作する面倒を解消する製品だと思います。PCの前に座りながら電源操作や調光したりする場合にも素早く操作が行えます。(まぁあまり頻繁には操作しないけどね)
モニタへの映り込みが発生しない
ここからはScreenBar及びScreen Bar Plus共通の特徴となりますが、ScreenBarの特徴としてはPCのモニタに照明が映り込まない点が挙げられます。LED照明の指向性の高さと本体カバーの構造からPCの画面を直接照らさない特徴があり、その結果手元だけが明るく照らされます。
というか、そもそもこの明かりが美しい
画面に照明が映り込まないので、PCの作業の邪魔になりません。
色温度が設定可能
調整幅は8段階で調整可能です。刻み幅はちょっと分かりませんがスペックによると一番色温度が高いのが6500Kで低い側は2700Kとの事。夜に作業をするには色温度を下げる方がよいかもしれません。
フリッカーフリー・マルチシャドーが出にくい
この照明はフリッカー(ちらつき)が出ないので目にも優しいと思います。また、使っている限りはLED照明にありがちなマルチシャドー(影が多重に出る現象)が出にくいと感じました。
というか、普通に物撮り照明として使えそうな勢いで綺麗に写真が撮れる
自動調光が可能
ScreenBarもScreenBar Plusも自動調光が可能ですが、ScreenBar Plusでは手元のセンサによる調光がされます。
とは言えまぁ自分で調光するほうが好みかなと思います。個人的にはScreenBar/ScreenBar Plusともに最小の照度であってもそれなりに明るいのでできればもう一段階明るさを抑えられるといいなと感じました。フィルムも貼って少し明るさを抑えてもいいかもしれませんが自己責任で。
スペック
一応メーカーのHPからの抜粋したスペックを記載しておきます。
光源:Dual color LED
カラーレンダリングインデックス(CRI):>95
照度:1000 Lux in the center (height 45cm)
光束:2700K : 300lm ; 6500K : 320lm
色温度:2700~6500K
電源入力:5V , 1A USB port
消費電力:5W (max.)
材料:Aluminium alloy, PC / ABS
寸法:Lamp: 45cm x 9.0cm x 9.2cm / Controller: 7.4cm x 7.4cm x 3.3cm
重量:0.68 kg
最後に
この照明が無い場合とある場合を比べてみます。部屋の照明を全て落として、ScreenBarをOFFした時とONしたときの差がこんな感じです。双方同じ露出で撮影しています。
左:OFF / 右:ON
そもそも暗い画面とは言えPCモニタのバックライトからの照明があるのでもう少しキーボードが明るく写るかなと思っていましたが真っ暗ですね。。。まぁそれだけ手元の明るさに差が発生するという事はお分かりかと思います。
もちろん、明るすぎると逆に目が疲れるので照度の上げすぎはよくありませんので照度の設定にはご注意くださいませ。
それとブツ撮りにも使えそうな照明だったりするので小型な製品紹介動画を撮るなどの場合はこの照明一つだけでイケそうな気がします。演色性が高いので写真や動画を撮っても美しく撮影することができます。
一応メーカー販売リンクを貼っておきます。
てなわけで、手元が明るい事の素晴らしさは使ってみないと分からないかもしれませんが、とにかく手元が明るいのは目が疲れにくく、特にデスクワークで手書きでノートを書きながら仕事をする人にとっては有難みは非常に感じると思います。
筆者:SUMIZOON
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