とあるビデオグラファーの備忘録的ブログ

ビデオグラファーsumizoonのブログ 一眼動画に関する機材や撮影方法を中心に情報を発信していきます。

NIKKOR Z 28-400mm f/4-8 VRを動画撮影で使う

はじめに

「常識破りな高倍率ズームレンズ NIKKOR Z 28-400mm f/4-8 VRを動画撮影で使う」
というタイトルでVookさんのサイトの方で記事を書いてみました。

NIKKOR Z 28-400mm f/4-8 VR + NIKON Z8

 

NIKKOR Z 28-400mm f/4-8 VRについて概要や作例、インプレッションをいつものように書いていますので、詳細は投稿記事をご覧いただければと思います。
なお、今回もNikonさんVookさんからの依頼案件とかではなく、「このレンズを一度使ってみたかった」という思いから試させていただいたという形になります。

レンズの概要

レンズの概要は以下の通り

レンズマウントニコン Z マウント
焦点距離:28mm-400mm
・レンズ構成:15群21枚(EDレンズ4枚、非球面レンズ3枚)
・最大撮影倍率:0.35倍(焦点距離28mm)
・絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
・手ブレ補正:ボイスコイルモーター(VCM)によるレンズシフト方式
 手ブレ補正効果:5.0段
・フィルターサイズ:77mm
・寸法:約84.5mm(最大径)×141.5mm レンズマウント基準面からレンズ先端まで
・質量:約725g
・価格:199,980円
 (2024.8現在 ニコンダイレクト&10% OFFクーポン適用時)

https://vook.vc/n/7594

製品名になっている28-400mmという超高倍率ズームが最大の特徴となっているレンズです。

高倍率ズームの固定観念を覆すレンズ

とにかく、広角から超望遠までこれ一本で撮れてしまう恐ろしいズームレンジになっています。本文にも書いていますが、私は高倍率ズームには元々あまりいい印象を持っていなかったのですが、最近のLUMIXのズームLUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.とかでもそうなのですが、ここ最近の高倍率ズームレンズは写り(映り)が良くて普通に使えてしまうものが多い印象です。

とはいえですよ、NIKKOR Z 28-400mm f/4-8 VRみたいな14.3倍の高倍率ズームってどうなのよ。。。と発表時は比較的冷静な目で見ていたのです。ところが、発売後のいくつかのレビューや作例を見ると「あれ?かなり良さげじゃね?」となり一度これは試しておこうとの考えに至りました。

ここの話も散々書いていますので今更ここでは詳細を省きますが、描写力を確保しながらも非常に利便性の高いレンズなのはコレでもかという位に体感できたと思います。

 

作例

いつも通りの作例になっています。ここで公開していないですが、イベントなどもこのレンズを使って撮影をしていましが。

youtu.be

F値が暗いレンズなので。日中であればその暗さは問題ないと書いている本文ですが、実は夜でも街灯が明るければISO4000程度まで感度を上げることにより普通に撮影できてしまうシチュエーションは多いです。

まとめ

高倍率ズームは一本持ってて損はないでしょう。写り(映り)に拘りがあるなら低倍率のズームレンズや大口径ズームレンズ、はたまた単焦点を使えば満足する描写力は得られるでしょう。また、NIKON純正の24-120mmとかもF4ながらいい描写をするレンズです。

ですが時間が限られるイベント、ドキュメンタリーなどを撮る上においてはそれらでは焦点距離が足りない事も多いでしょうし、レンズ交換をしている時間も無い。ってなるとこれ一本でひたすら撮れ高を稼ぐという撮影方法はアリなのだと思います。

イマドキの高倍率ズームレンズって凄く良くできてるのに驚いたと同時に食わず嫌いは良く無いよねぇと感じた次第です。

動画撮影の場合、極端なボケが必要ないケースが多いので、動画撮影でこそこのレンズの活用の幅があるのではと感じます。

 

自己紹介

筆者:SUMIZOON
Facebookグループ一眼動画部主宰
Youtubeチャンネル STUDIO SUMIZOON の人

2011年よりサラリーマンの傍ら風景、人物、MV、レビュー動画等ジャンルを問わず映像制作を行うビデオグラファー。機材メーカーへの映像提供や映像関係メディアでレビュー執筆等を行う。Youtubeチャンネル「STUDIO SUMIZOON」登録者は1.4万人以上。Facebookグループ「一眼動画部」主宰。「とあるビデオグラファーの備忘録的ブログ」更新中。

 

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