はじめに
私がミラーレスカメラで動画を撮り始めた時に憧れた映像というのは大きく3つあります。その3つとは
・映画/CMでよく見られるような被写界深度の浅い映像
・超望遠映像
・スーパースロー映像
一眼で動画撮影が出来なかった今から16年くらい前に遡ります。2008年くらいまではピントの浅い写真を撮ることは簡単だったものの、その画角で映像を撮るとのうは難しかったものです。それまでは一部のコアな人たちは映画的な映像を撮るために小さいセンサーでも背景がボケるDOFアダプター(一眼レンズ+スクリーンに映る絵をカメラで撮像する手法)なんかを使ったりしたものです。
超望遠映像に関しては小型のビデオカメラは比較的得意とする分野でしたが、いかんせん2008年くらいまでは非常に映像の質が良くなかったものです。
この被写界深度と超望遠映像に関してはミラーレス一眼の登場以降、アマチュアでも高画質に撮れる様になりました。
さて、今回はスローモーション映像の撮影方法についてです。ハイフレームレート撮影とかハイスピード撮影と呼んだりしますが、これについての記事となります。

スロー映像の撮影・再生の原理
大概、世の中の映像ってのは秒間30コマか60コマで作られています。欧州とかではTV放送が25コマ、50コマという地域もあります。また、映画は昔から基本的には秒間24コマの撮影となります。このコマ数はあくまで再生時の話です。
たとえば映画の24コマ再生(再生フレームレート24コマ)を例に取って話を進めます。24コマ再生とは簡単に言ってしまえば1秒の間に24枚の写真をパラパラ漫画の様に再生をするという形式です。たとえば1秒間に60コマ撮影ができるカメラで映像を撮って、24コマ映像にこのカメラの映像を綺麗に割り付けるとすると実際には1秒の間に撮った映像は2.5秒として再生できるというわけです。

同様に考えれば、240pで撮影できるカメラがあれば1秒撮影した映像は24コマ再生するのであれば10倍の10秒に遅めて再生することができるわけです。
カメラの用語では「スロー撮影「や「ハイスピード撮影」、「ハイフレームレート撮影」なごの言葉がありますが、それも高いフレームレートで撮影して遅く(スローで)再生するという意味になります。よくよく考えると「スロー撮影」と「ハイスピード撮影」って真逆な用語ですが、どちらもスローで再生するための言葉として使われているようです。
スロー映像を撮影する場合の言葉として、撮影する側を「ハイフレームレート(もしくはハイスピード)撮影」再生する側を「スロー再生」と表現するのが良いかなとは思います。
どこからがスーパースロー領域か?
冒頭ではスーパースローという単語を使いましたが、秒間何コマのハイフレームレート撮影ができれば「スーパースロー」となり、どれくらいだったら「通常のスロー」なのかは定義が曖昧なのです。多分厳密には定義されていないと思います。
私の感覚では1秒を10倍に引き延ばせるカメラ(24コマ再生前提であれば240p撮影可能のカメラ)を使って実現した映像は「スーパースロー再生」、それ以外の120pや60pを使った映像は「通常のスロー再生」という感覚でいます。ここらへんは人によって感覚は違うとは思います。

スロー作例の映像から
京都嵐山鵜飼 NIKON Z8 + Megadap EFTZ21 + SIGMA 50-100mm F1.8 DC HSM作例
スロー再生用の撮影に向くミラーレス一眼
スロー再生するためには、再生コマ(再生フレームレート)数よりも大きいフレームレートで撮影することが必要です。カメラのスペックではフレームレートがいくつなのかをスペック表から知ることができます。たちえばCANONのEOS R5MarkIIでは4K撮影の場合は120pのフレームレート撮影が可能です。
2024年現在では一般に販売されているミラーレス一眼において4Kの最大フレーレートは120pが限界となります。4K120p撮影可能なミラーレスカメラは下記の様に
・EOS R3/R5MarkII
・FUJIFILM X-H2S
・LUMIX G9PROII/GH6/GH7
・NIKON Z8/Z9(Z6IIIも可能)
・SONY α7SIII/FX3/FX30
などがあります。他にもα9IIIなどいくつかありますがいずれも動画撮影のスペックが高いカメラとして知られているカメラです。
LUMIX GH6の4K120p撮影設定
表 スロー動画撮影に適したミラーレス一眼 10選
|
カメラ |
センサー サイズ |
記録 解像度 |
最大 フレームレート |
オーバー サンプリング |
画角変化 (クロップ倍率) |
|
EOS R3 |
FullSize |
4K |
120fps |
X オーバーサンプルの記載が 無いことより推測 |
◎クロップなし |
|
FHD(2K) |
240p |
◎クロップなし |
|||
|
EOS R5MarkII |
FullSize |
4K |
120fps |
△ 画素混合4.1Kからの オーバーサンプル or PbyP |
◎クロップなし |
|
FHD(2K) |
240p |
△ 画素混同2.05Kからの オーバーサンプル or PbyP(推測) |
◎クロップなし |
||
|
X-H2S |
4K |
120p |
△ 4.8Kからの オーバーサンプル(推測) |
△クロップ(1.38倍) |
|
|
FHD(2K) |
240p |
△ 画素混同2.2Kからの オーバーサンプル(推測) |
△クロップ(1.38倍) |
||
|
G9PROII |
4/3 |
4K |
120fps |
◯ |
◎クロップなし |
|
FHD(2K) |
300fps |
◯ (混合orラインスキップ2.8K からのオーバーサンプルと推測) |
◎クロップなし |
||
|
GH6/GH7 |
4/3 |
4K |
120fps |
◯ |
◎クロップなし |
|
FHD(2K) |
300fps |
◯ (混合orラインスキップ2.8K からのオーバーサンプルと推測) |
◎クロップなし |
||
|
Nikon Z8 |
FullSize |
4K |
120p |
△ 画素混合4.1Kからの オーバーサンプル |
◎クロップなし |
|
Nikon Z9 |
|||||
|
α7SIII |
FullSize |
4K |
120p |
X |
◯クロップ(1.1倍) |
|
1.4K |
240p |
X |
? |
||
|
FX3 |
FullSize |
4K |
120p |
X |
◯クロップ(1.1倍) |
|
1.4K |
240p |
X |
? |
||
|
FX30 |
4K |
120p |
X |
△クロップ(1.6倍) |
|
|
1.4K |
240p |
X |
△クロップ(1.6倍) |
ハイフレームレート撮影は制限が多い?
上記の表をみてお気づきかかもしれません。ハイフレームレート撮影はなんらかの制限が伴う機種が多いのです。
わかりやすいところで書くと、FUJIFILMの機種とSONYのFX30です。これらの機種は通常のスローではない4K24p/30p/60p撮影に比べて画角がかなり狭くなる(クロップする)仕様となっています。これはセンサーの読み出し速度を画角を狭めることで速めているためなはずです。また、SONY α7SIIIとFX3でも小さいながらクロップされる仕様となっています。
CANON R5MarkIIやNIKON Z8/Z9に関しては水平x2と垂直x2の合計4画素を1画素と見立てて読み出しを行うことによって4K120pを実現しているはずです。なので混合後はほぼ4Kセンサーの様な動きとなります。故に8K映像に比べて解像度が低下します。
上記の表では唯一通常の場合と画角の変化がなく、高画素数(混合無し)のオーバーサンプリング方式であるのがLUMIX G9PROII、GH6、GH7です。ですが、LUMIXも制限が全くないわけではありません。ダイナミックレンジブーストという特殊なレンジ拡張を行う撮影はできないため、通常撮影において1STOPほどダイナミックレンジが狭まります。また、FHD300fpsは他のカメラでは実現できていないフレームレートですが150fps以上ではマニュアルフォーカス撮影のみが有効です(REC開始前のワンプッシュAFは可能で120pの場合は4K/FHDともAF可能)。
4K120pの撮影モードに関しては各社カメラの(速度)性能限界ギリギリですので、どの機種も何かを諦めることで性能を実現している。という様に読み解くことができます。
スロー動画撮影にどれを使うのが適しているか
ハイフレームレート撮影でどんな機種をつかうのがいいのかは、結局被写体や欲しい絵によるのですが、少し成分を分解して考えたいと思います。
・4K最大フレームレート
・FHD最大フレームレート
・ベース解像度(全画素読みか否か)
・画角変化(クロップ)
・機動性
・ボケの作りやすさ@ハイフレームレート(HFR)撮影時
・トータルコスト
他にも高感度耐性が尺度を入れてもよいのですが、実はハイフレームレート撮影においては画質が通常撮影と大きく異なるため、この部分は省いています。
G9PROII/GH7/GH7/Z8/X-H2S/FX30/EOS R5MarIIはレビューサイトの執筆案件で評価していますが、全てサイドバイサイドで比較していなのので今回は評価軸から省いています。ですが、いずれの機種も(センサーサイズが大きくても)凄く高感度に強いという印象はうけず、その画質の違いは1STOP以内に納まるという認識です。
表 スロー動画撮影に適したミラーレス一眼の独断で評価 HFRは120p以上を基準
|
項目 |
EOS R5 MarkII |
X-H2S |
G9PROII |
GH7 |
Z8 |
α7SIII FX3 |
FX30 |
|
4K最大 フレームレート |
5 |
5 |
5 |
5 |
5 |
5 |
5 |
|
FHD以下設定時 最大フレームレート |
4 |
4 |
5 |
5 |
3 |
4 |
4 |
|
記録時センサー読出解像度 (HFR撮影時における) |
4 |
4 |
5 |
5 |
4 |
3 |
3 |
|
画角変化 (HFR撮影時における) |
5 |
4 |
5 |
5 |
5 |
4.5 |
3 |
|
機動力 |
3 |
4 |
5 |
4 |
3 |
4 |
4 |
|
ボケの作りやすさ (HFR撮影時における) |
5 |
3 |
3 |
3 |
5 |
5 |
2.5 |
|
トータルコスト |
3 |
4 |
5 |
4 |
3 |
3 |
4 |
|
ボディ価格(万円) 2024.12.1現在 |
58.9 |
28.9 |
20.4 |
24.6 |
50.3 |
41.5 47.2 |
27.2 |
各カメラの傾向とコメント
EOS R5 MarkII
今回取り上げたカメラの中では一番後発カメラがEOR R5 MarkIIです。
私も発売前にメディアからお借りしてしばらく試させていただいた機種になります。
後発でフルサイズということもあり、この中では値段は高いですが、コストとフルサイズ用のレンズを使うことによる機動性低下以外は非常にバランスの取れた機種です。4K120p撮影時に画角の変化もないので非常に扱いやすいカメラです。AFも4K120pでの食いつきも文句ありません。ただし、この機種は動画RAW撮影がウリの一つですが、残念ながら4K120pでのRAW撮影はできません。

実はEOR R5 MarkIIのハイフレームレート撮影のいい作例をもう一つ撮っているのですが掲載許可が取れればここで紹介したいと思います。
ちなみにFHD240pを試してなかったのを後悔しています。というのもFHD240pが撮れる機種というのはフルサイズでは珍しいからでして、これがどのくらいの画質なのか、試せる機会があれば試したいと思います。
なお、4KもFHDもフル画素数の関係から考えて、オーバーサンプリングだったとしてもさほどの画素数からのサンプリングでは無いはずで、少なくとも4K120pに関しては解像度はピクセルバイピクセルに近い画質かと思います。
FUJIFILM X-H2S
発売からしばらく経っているX-H2Sですが、この機種も動画性能が非常に高いAPS-Cカメラです。こちらも発売前後にしばらく評価していた機種になります。
X-H2Sのハイフレームレート撮影は1.38倍クロップされますのでマイクロフォーサーズセンサーよりも若干狭い程度の画角での撮影となります。もちろん望遠撮影として使いたい場合であればこの傾向は喜ばしいという方もおられるかと思います。
計算すると、4K120pでも若干のオーバーサンプリング効果はありそうです。6240/1.38(実測)=4.5Kからのオーバーサンプリングなので17%程度のオーバーサンプリング効果があることになり、4K120pでも解像度の高さは十分感じられるものでは無いかと思います。

LUMIX G9PROII
G9PROIIはLUMIXマイクロフォーサーズシリーズのスチル用フラッグシップモデルです。ですが、動画性能は後述のハイブリッド一眼の代名詞GHシリーズの最新機種GH7とほぼ同等性能を誇る機種です。
こちらも下記記事をLUMIXマガジンさんの方に寄稿させて頂きましたので参考までに。
note.comクロップのない5.7K全画素オーバーサンプリングからのクロップ無しの4K120pを実現している点は他の追随を許さない部分です。
また、FHDが300p撮れるのもこの機種とGH6/GH7くらいかと思います。ただし、フレームレートが150pを超える設定ではREC中のAFが効かないのでFHD300pはかなり玄人好みの機種だと思います。止まっている鳥の飛び出しや野球のバッターを狙い続けるとかであればREC前のワンプッシュAFが効きますので300fpsハイフレームレート撮影に適した機種です。高速で向かってくる被写体にピントを合わせ続けるマニュアルフォーカステクニックがあればどんな被写体でも撮れると思いますが、予測不可能な動きに対応するのは難しいと思います。

ボケの作りやすさはフルサイズのF値2段分の違いと考えていただくのが良いかと思います。つまりフルサイズで50mmF2.8とマイクフォローサーズで25mmF1.4とは画角もボケ量も近いものになります。逆に考えると単焦点を使うと結構ボケるとも言えますが、ド開放のボケボケ描写でスローを撮りたいとなるとフルサイズに分があります。
LUMIX GH7 (GH6)
マイクロフォーサーズのハイブリッド機のフラッグシップがGHシリーズですが、GH7はその最新機種。レビュー記事は下記をご覧ください。
内部のProRes/ProResRAW収録が可能であったり長時間撮影を可能にする冷却ファンが搭載されいる「ヘンタイ」なカメラです。なお、GH7ではProRes/ProResRAWでのハイフレームれーと撮影はできませんので、H.265記録となります。

G9PROIIの動画性能と被るところはありますが、発熱で止まらないと言えるカメラはこの中でGH7だけです。G9PROII同様にハイフレーム300pが撮れますが、MF前提となるモードなので注意が必要です。
画質に関してはフルサイズに対して1段ほど劣りますが、逆に考えると、1段しか劣らないのとも言えます。よって、明るく安い単焦点がゴロゴロしているマイクロフォーサーズなので、各画角をF1台のレンズで揃えてしまうことでフルサイズの大口径ズームレンズを凌駕する映像が撮れてしまうということになります。何せ、このスペックが24万円程度というのは破格と言えるでしょう。なお、GH6はハイフレームレートとしての機能は同じで、20万円程度の価格で販売されていますが、ダイナミックレンジブーストの仕様変更や像面位相差搭載の観点から今からならGH7を選ぶのが良いかと思います。
NIKON Z8 (Z9)
Z8は私がずっと使いたくて気になっていた機種です。昨年のInterBEE 2023で初めて触れて、長時間試してみたいという思いから無料の体験キャンペーンに応募させて頂きました。その時の記事は下記。Vookさんの方で本編は記載しています。
そのあとめでたく?Z8ユーザーになったわけで、この機種を使い始めて10ヶ月ほどになります。
この機種のウリの一つは4K120pがRAW(N-RAW)で撮れることかと思います。FHDの最大フレームレートは120pに止まりなので、240pを撮影することはできないのが残念なポイントです。ですが、この機種を使う最大の利点はやはり8K60pが撮れるということですので、私は120pよりも高いフレームレートで撮りたい場合は、素直にマイクロフォーサーズに任せるというように使い分けをしています。
大きめのフルサイズ機ですので機動力は低く、純正レンズで運用するとトータルコストがかかる機種ですが、重さを忘れて使っています。

今回紹介したカメラの中で唯一4K120pのRAWが撮れるという利点は上の作例からも雰囲気を読み取っていただけるかと思います。なお、Nikon Z9もスペックは同様ですが、大きく重いので機動力は少し落ちます。
SONY α7SIII/FX3
ほとんどの人には説明不要なくらい動画機として有名です。ですが、実は私はマトモに使ったことが無いです。
クロップ比率の低い4K120p撮影ができる最初のミラーレス一眼と言っていいかと思います(厳密にはZ-CAM E2がマイクロフォーサーズ機として一年以上先に4K120pを実現してますが、ミラーレス一眼と言っていいのかわからないので)。

ただ、今の多くのカメラではハイフレームレートが撮れるカメラが増えているので、ハイフレームレートだけを求めて盲目的にこの機種を買うとうのはおすすめはできないかもしれません。というのも240pの際の撮影がかなり画質が落ちることがわかっているからです。画素数自体もFHDではなく実際はHD画質ですので、かなり4Kに織り交ぜると違和感があるかもしれません。
世の中でこの機種の240p映像の作例をあまり見ないのも、その画質が(4Kに比べると)良く無いからかもしれません。
とはいえ4K120pを高感度で撮りたいのであれば、現在この機種を超えるミラーレス一眼は存在していないのもまた事実でしょう。
SONY FX30
FX30は前記FX3の弟分に当たるAPS-Cのコンパクトシネマカメラです。この機種の詳細が発表される前までは、FUJIFILM X-H2Sとセンサーが同じでスペック同等なのでは?と思っていましたが、どうやらセンサーは全く別のものっぽいです。
4K60pまで画角変化なしに撮れるのはメリットですが、4K120pになるとクロップが1.6倍になりますのでマイクロフォーサーズより狭い撮像範囲での記録となります。
なので、あまりハイフレームレート撮影が得意なカメラではありませんが、AFの完成度と小型である点に目を向けるとよくできたカメラだと思います。
なので、ハイフレームレート撮影が通常画角と同じであることが必須という場合はこのカメラ以外を使うのがいいかと思います。

おまけ:車の程度の価格で手の届くハイスピードカメラ freefly EMBER S5K
以上、ミラーレス一眼(とそれをベースとしたシネマカメラ)の話でしたが、500万円ほどのコストを払えるのであればfreeflyのEMBERという選択肢があります。ただし、出費がそれだけで済むのかちょっとわかりませんが。。。
一昔前まではハイスピードカメラはPahtomが代名詞みたいに言われてあまり選択肢がなかったイメージですが、freeflyのカメラの場合、ちょっと(かなり)背伸びすれば個人でも手が出せる値段とも言えます(流石に買えないけど)。
このページのトップを見たら、こんなの撮りたい!というクリップが溢れていますので結構目の毒です。
Freefly Systems 公式チャンネルより
現行機種は
EMBER S5K:5K600fps
EMBER S2.5K:2277fps
という2機種展開で国内代理店のRAIDが扱っています。詳しくは上記ページをご覧ください。一度こんなカメラで飛行機撮ってみたいよねぇ。。
ただし、普通にミラーレス一眼みたいなダイナミックレンジは無いと思いますので、かなり撮影には気を使いそうです。
ちなみにEMBER S5Kは電動スタビライザーの原型とも言えるMōviを作ったメーカーです。以下参考までに、なつかしの黄色いブログの記事のリンクを貼らせていただこうと思います。
まとめ
結局どれがいいのか、というと、万能機は正直ありません。。。
4K120pのコスパNO.1はG9PROIIです。解像感も他のカメラより高いという部分では非常に安いカメラと言えます。ですが、FHDの180p以上はMFですが被写体がカメラマンに対して距離が一定に近く上下左右に動くというケースや被写体の動きが予想できる場合においては有効と言えます。私が、GH7/G9PROで飛行機撮影で多用できているのはこのためです。
大きなボケを4Kハイフレームレートで多用したいのであれば、EOS R5 MarkIIやZ8/α7SIII/FX3でしょう。FHDでのさらなるハイフレームレートが必要であればEOS R5 MarkIIに選択肢が絞られます。
とはいえ、ボディだけで40万円以上のコストがかかるし、レンズまでを含めると結構な出費となります。
なのでマイクロフォーサーズとの間をとってX-H2S/FX30という手もあるのですが、実は両者ともハイフレームレートではマイクロフォーサーズよりも画角が狭いという仕様です。なので、実はボケはG9PROII/GH7のほうが作りやすいということになります。
結局のところ、ハイフレームレートの画角とボケを中心に考えるとフルサイズなのかマイクロフォーサーズなのかという二択になるわけです。(クロップせずにハイフレームが撮れるAPS-Cがあればいいのですが、都合のいいボディが無いのが現状かと思います。)
なかなか難しいですやねぇ。。。
自己紹介
筆者:SUMIZOON
Facebookグループ一眼動画部主宰
Youtubeチャンネル STUDIO SUMIZOON の人
2011年よりサラリーマンの傍ら風景、人物、MV、レビュー動画等ジャンルを問わず映像制作を行うビデオグラファー。機材メーカーへの映像提供や映像関係メディアでレビュー執筆等を行う。Youtubeチャンネル「STUDIO SUMIZOON」登録者は1.4万人以上。Facebookグループ「一眼動画部」主宰。「とあるビデオグラファーの備忘録的ブログ」更新中。







