今までの4回で2008年から2014年までの動画に特徴を持ったカメラ(一部動画撮影不可含む)を紹介してきました。第4回からだいぶ間が空いてしまいましたが、今回は第5回の記事になります。
・第1回
2008年から現在まで動画性能に特徴のあるカメラを振り返る その1 「一眼動画黎明期編」 - とあるビデオグラファーの備忘録的ブログ
・第2回
2008年から現在まで動画性能に特徴のあるカメラを振り返る その2「一眼動画過渡期(4K機登場前夜1)編」 - とあるビデオグラファーの備忘録的ブログ
・第3回
2008年から現在まで動画性能に特徴のあるカメラを振り返る その3「一眼動画過渡期(4K機登場前夜2)編」 - とあるビデオグラファーの備忘録的ブログ
・第4回
2008年から現在まで動画性能に特徴のあるカメラを振り返る その4「衝撃の4K GH4登場編」 - とあるビデオグラファーの備忘録的ブログ
時が経つのは早いもので、あの衝撃のGH4からすでに11年が経っています。今回はAfter GH4の回ですが、その時期に特に私の印象に残っているカメラSONY α6300について記載したいと思います。
GH4の後を追いかけたSONY α6300

SONYのミラーレス一眼の4K機はα7SIIでした(正確には初代α7SもHDMI外部収録では4K可能)。ですが、α7Sの色味が私にはマッチしなかったということもありα7SIIには全く触れずスルーしました。とは言え、なぜかα6300を軽い気持ちで購入。これがGH5が出るまでの私の動画撮影用カメラとして結構活躍しました。

当時はまだドローンの規制も緩くMavic Proと組み合わせてこんな映像と撮ったりもしてました。
この頃はとにかくありとあらゆる風景を4Kで撮る事に夢中になっていた時でした。α6300ではこれら以外にも実に多くの映像を撮ったと思います。今みたいにYoutubeに4K動画をアップする人なんてかなり希少だった時代です。
実は私は純正のEマウントレンズはほとんど持っておらずSIGMA MC-11でCanon EFマウント群を運用していました。まぁこれが非常に画期的なものでした。そもそもレンズメーカーがマウントコンバーターを発売するなんてのは思ってもいなかったですので、当時は非常に話題になりました。絞りもAFもSIGMAのEFマウントレンズでなくとも、かなり使えたと記憶しています。
α6300のいいところは初めて動画でも使える像面位相差AFを搭載した点と、水平6Kからのオーバーサンプリング(24pに限られる)を実現したところにあります。30pにするとクロップして画質がかなり劣化しますし、手ブレ補正も付いていない、ローリング速度もかなり遅いというのもありましたが、24pで映画的な表現が非常に簡単に実現できるカメラとして、当時は一眼動画界隈の多くの人がこのカメラを使っていたと思います。この時点で4K撮るなら「LUMIX GH4」か「SONY α6300」かという二択状態だったと思います。値段もかなり戦略的な価格設定で私は13万円程度で買ったと記憶しています。とにかく当時のカメラは非常に安かったと言えるでしょう。
S-Log2/S-Log3対応ですが8bitの色深度なので結構グレーディングに関しては厳しいものがあったと思います。その後SONYはα7SIIIまでは8bit記録の仕様が続きました。
α6300ユーザーが泣いた?SONY α6500の登場

α6300の発売から9ヶ月後、α6500が発売になりました。α6500はα6300の上位機種としてボディ内手ブレ補正機構が備わった製品。こんなの出るならもう少し待ってたのに!!と多くのα6300ユーザーが思った製品です。

でも、私は買わずに翌年の春までα6300を使い続けたのでした。
基本スペックは手ブレ補正以外の部分はα6300と同じですし、なんならAPS-Cのこの画素数のカメラは2021年のZV-E10までほぼ同じスペックを維持してSONYは販売をしていますので、α6300の動画スペックは今も現行機種として引き継がれているという認識です。
まとめ
振り返ると私にとってはGH5/GH5Sが出るまでの繋ぎ(言い方悪くてすいません)となったのがSONYのα6300です。操作系に関しては特に困ったことはありませんが、今のようにフレームレートや解像度の選択肢がほぼなく、4K24p一択という撮り方だったからこそ当時はこのカメラで満足できたのかもしれません。
おそらく、このカメラで複数のフレームレート(が用意されていたら)で撮るような撮影をしていたら結構しんどかったと思います。
このカメラで今撮ったら少し違う映像が撮れるんじゃないかなと思いますが、流石にマウント増え過ぎるのでやめておきます。。。
とにかく4K24pに関しては解像感が高くS/Nも高く美しかったですが、グレーディングの耐性は無く、ほんとちょびっと弄るだけでバンディングに悩まされた機種でもあります。ほんのり苦い思い出のある懐かしいカメラです。
自己紹介
筆者:SUMIZOON
Facebookグループ一眼動画部主宰
Youtubeチャンネル STUDIO SUMIZOON の人
2011年よりサラリーマンの傍ら風景、人物、MV、レビュー動画等ジャンルを問わず映像制作を行うビデオグラファー。機材メーカーへの映像提供や映像関係メディアでレビュー執筆等を行う。Youtubeチャンネル「STUDIO SUMIZOON」登録者は1.4万人以上。Facebookグループ「一眼動画部」主宰。「とあるビデオグラファーの備忘録的ブログ」更新中。




