こんばんは。sumizoon(@sumizoon)です。
ツイッターでも書きましたが、再びGH2を手に入れました。
ハックに関する内容を真似される方はくれぐれも自己責任で行ってください。
事故が起きても当ブログでは責任を負いかねます。
以前もGH2は所有していたのですが、訳あって手放したのでした。とはいうものの結構動画撮影やスチル撮影には使っていた懐かしい機種です。
特にこのGH2は改造ファームをインストールして、驚きのビットレートで高画質に動画撮影出来ることは動画撮影をしている人の中では有名な話です。
私も以前は同ファームを入れて動画撮影をして楽しんでいた中の一人です。
2019年にもなって2010年発売の古いカメラで動画撮る意味あるの?と言われそうですが、このカメラを使う理由を一言でいうなら
男のロマンです
いや、それだったら手放すなよと言われそうですが。。。。
中古でめちゃくちゃ安く手に入ったってのと、今の充実したレンズ群でGH2で撮影してDaVinciを使ってグレーディングしたらどうなるのか?というのを確かめたかったという理由が一つ。
それと動画にハマっていくきっかけとなったこの記念すべきカメラを、将来的にも手元に持っておきたかったという理由があります。もう昔使ってた個体は手に入らないでしょうけどね。。
あとはライブ撮影などでの”おさえのカメラ”としても十分使える画質なので確保しておきたかったというのもあります。ハック後は30分制限ないですし、カプラつかえば結構ライブ撮影に耐えるんじゃないかと期待しています。
ハックするための準備
入手していきなりですが、軽い動作確認をしたあとにハックファームを入れました。
やり方は当時多くの人が参考にしていたRaitank氏の超有名ブログ(黄色いブログとも言われていたっけ)が今も健在なのでそれを見直しつつ作業を進めました。
必要なものその1
何は無くともPToolが必要です。GH2のハックはこのソフトと多くの有志が作った設定ファイルによって成り立っています。このページでzipファイルをダウンロードします。
必要なものその2
ファームウェアV1.1です。ハックファームをインストールするためにはV1.1のオリジナルファイルが必要となります。
実はGH2は比較的最近ファームウェアがVer1.2にバージョンアップされていてPanasonicの公式ページではGH2__V11.binという名のファイルはダウンロードすることができません。
ただしPersonal-Viewのページではダウンロードできる様になっているので検索をすれば簡単にヒットします。二次配布にあたるのでグレーですので直接リンクを貼ることは避けます。すいません。
GH2 firmware v1.1 download
などのキーワードで検索すれば簡単に見つかると思います。どうしても分からなかったらTwitterなどでDMしてください。
必要なものその3
設定ファイルです。結局これがキモになります。あくまでPToolは改造ファームをインストールするためのプラットホームであってキモは有志が作った設定ファイルにあります。当時は多くの人がこの設定ファイルの開発を行って多くの人がテストして動画をアップするというのが盛り上がっていました。
ほとんどの設定ファイルはPersonal Viewという動画コミュニティサイトの中でやりとりされていました。このPersonal Viewというサイトで設定ファイルをダウンロードするためにはアカウントの登録をする必要があります。
設定ファイルをダウンロードしたいという方はこのサイトのアカウント登録をしましょう。私は久々にこのサイトに行きましたがちゃんと昔のアカウントが残ってました。
今回私がGH2にインストールしたのはNick Driftwood氏のIntravenus IIになります。
Driftwood氏はGH2ハックの火付け役でGH2のハックに手を出した人の中では知らない人はいないくらいの人物です。多くの優れた設定を公開しています。
このファイルはアカウント登録がされていればこのトピックの中でダウンロードすることが出来ます。
ちなみに通常はWindowsでしかインストールできませんが、当時私はMacだったので先に紹介したRaitank氏のサイトを参考にMacでハックファームをインストールしていました。
ハックする
3ファイルを一つのフォルダに入れる
とりあえず前記の3つがダウンロードできたら3つとも同じフォルダに突っ込みます。なにが何の設定だかわけわからなくなるのでフォルダ名に設定名を付けとくなどしておいた方がよいかもしれません。
PToolを立ち上げて純正ファームを読む
それでもってptools3.exeを立ち上げます。
ここでは純正ファームであるGH2__V11.binを読み込ませます。
この時点では何も設定がされていません。
とりあえず、AVCHD Movie Mode 24Hという設定を覗いてみましょう。これがハック後にメインとなる撮影モードの設定になります。
ファームの指定ボタンを押す
下の”C”ボタンの所がグリーンになっている事がわかります。これは先にダウンロードしたファイルのsetc.iniの”c”に対応しています。
なお同フォルダには名前の異なるA~Jまでを置いて自由に設定を書き換えるという事もできますが、わけわからなくなるので私はやっていません。
V11のオリジナルファームファイルと設定ファイルで新たなファームを生成するという流れになります。
とりあえずCを押してみましょう。
ハックファームを書き出す
尚、この設定ファイルはALL-Iの超高ビットレートの設定になります。この設定の最大のビットレートは159MbpsなのでGH5の4K30pのLongGOP(150Mbps)より高いという鬼仕様のコーデックです。あとはSave Firmwareのボタンを押してファイル名を指定します。GH2__V12.binなどの様に11より大きい数値を入れてください。
というわけで新たにファームが書き出されました。
SDカードにいれてGH2にインストールする
これをSDカードのトップ階層にコピーします。
あとはこのSDカードを入れて電源SWオンして、再生ボタンを押せばファームが書き換わります。
ファームが当たっているかを念のために確認
注意点としてはファーム書き換え後もソフトウェアのVerは1.1として認識するのでぱっと見はハックファームが当たっているのか分からない点です。
ここではGH13 Stream Paserというソフトをインストールすることで確認しました。ここからダウンロードすることができます。
とりあえずテキトーになにか撮影してファイルを放り込んできましょう。
なおこの時代はAVCHD全盛なのでファイルは
SDカード上の
:PRIVATEAVCHDBDMVSTREAM
以下に保存されています。これを見てみます。
てかこの時代で150Mbpsを超えるビットレートって。。。。。
動画作例
てなわけで、作例をアップします。
ちなみにうちのYoutubeチャンネルは下記になります。
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