いや、全然聞いていなかった機種が今年最後に発表になりました。
ここをご覧の方はすでにご存知だとは思いますが、2024年12月17日に発表になったG99M2(多分表記的にはG99IIで型番がG99M2なのだと思います)
というか下記の記事書いた後だったので思わずハニワ顔になってしまいました。。
G99II概要
で、G99IIの概要についてです。
基本性能はG99とほぼ同じというか同じです。以下に違いをまとめました。
LUMIXはS5以降のカメラではSSWF(超音波式ダストリダクション)を採用していないので、今回のマイナーチェンジからはBIS振動方式に変更されています。
細かいことを書くと液晶のドット数が高解像度タイプに変化しています。
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G99 |
G99D |
G99II |
発売 |
2019.5.23 |
2022.10.20 |
2025.2.20 |
カメラ有効画素数 |
2,030万画素 |
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ダストリダクション |
SSWF |
BIS振動方式 |
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背面液晶 |
液晶 約124万ドット |
OLED 約104万ドット |
液晶 184万ドット |
ファインダー |
0.39型 約236万ドット |
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AF |
DFD(コントラスト) |
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手ブレ補正 |
B.I.S. 5軸5段補正効果 |
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動画性能 通常撮影 |
4K30p/24p 8bit |
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FHD60p 8bit |
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フルHDハイスピード動画/G99IIではS&Qモード |
FHD120p to FHD30p(1/4スロー) |
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FHD120p to FHD60p(1/2スロー) |
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USB |
Micro-B |
Type-C |
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micro HDMI Type D |
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ストロボ |
内蔵 |
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外寸 |
130.4x93.5x77.4mm |
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質量 バッテリー/SD含む |
536g |
533g |
530g |
発売段階での価格 |
税別95,000円 |
不明 |
税込99,000円 |
スチル性能全般の話とかは以下の公式サイトをご覧くださいませ。
旧機種との外観比較
正面からの見た目はほぼ変化なしです。(というか全くないのでは??)
G99/G99D
G99II
天面での違いはちょっとあります。まず、G99IIではモードダイヤルにS&Qが加わっています。代わりにG99(G99D)にあったC2(カスタム2)が無くなっています。
また、動画用のRECボタンが現行機種のタイプの赤いタイプに変更されています。
G99/G99D
G99II
で、最大の違いはUSBポートがType-Cになったことでしょう。
G99II
このモデルの最大の理由はEU圏内でUSB Type-C採用の義務化に伴うものだと思われます。特にフランスではLUMIXのシェアが高く、価格的にも今時のエントリー機種としても非常に安く設定されているので初代が2019年に発売されてもう5年以上経ちはしますが、それなりに需要があるということなのかもしれません。
また、日本市場でも、新品で10万を切る価格帯ということからそれなりにインパクトはあると思います。というか、この数年のカメラの値上がり方は半端ないので、ボディ内手ブレ補正とメカシャッター、ストロボまで揃っているミラーレス一眼としては非常に安価だと言えます。G100は小さすぎる人とかグリップのあるG100的なスペックが欲しいという人にはG99IIがいいのかもしれません。
いやいや、この機種に関してはホントに寝耳に水でした。まさかこの年の瀬になって新機種(と言っていいのかわからんけど)を出してくるとは。。。
とはいえ、世代が古いセンサーなので像面位相差センサー搭載ではないですし、リアルタイムLUTは入っていないですしLUMIX Labにも対応しないでしょう。
あくまでミラーレスカメラで写真を純粋に楽しむ、ライトに8bitでいいから4K動画やFHDのスロー動画撮影を楽しむのにいい機種だと思います。また、基本性能はG99/G99Dと同じなのでMicro USBでもいいなら、価格の下がっている市場在庫を探すのもありかもしれません(すでにG99はディスコンなので流通在庫のみしか無いと思います)。
まぁ、価格差があまりないならUSB-Cの方が使い勝手はいいと思いますが。。
というわけで、あくまで2度目のマイナーチェンジのG99の話を短か目に書いてみました。ハイスペック大好きなハイアマ層にはG99IIはちょっと刺さらないかもしれませんが、そっち方面は来年に期待しましょう。
自己紹介
筆者:SUMIZOON
Facebookグループ一眼動画部主宰
Youtubeチャンネル STUDIO SUMIZOON の人
2011年よりサラリーマンの傍ら風景、人物、MV、レビュー動画等ジャンルを問わず映像制作を行うビデオグラファー。機材メーカーへの映像提供や映像関係メディアでレビュー執筆等を行う。Youtubeチャンネル「STUDIO SUMIZOON」登録者は1.4万人以上。Facebookグループ「一眼動画部」主宰。「とあるビデオグラファーの備忘録的ブログ」更新中。