はじめに
うちにあるMacBook Pro 2019はもう4年以上前のIntel Macです。まぁ比較的スペックモリモリなせいもあって現状でも処理速度に大きな不満はないのですが、それでも思うことがあります。
ウチのMacBook Pro 2019(16-inch)Intel core i9(2.3GHz) AMD Radeon Pro 5500M
それは。。。
バッテリーの持ちが悪すぎるという点。もう4年ほど使っているのでバッテリーの劣化もありますが、そもそもそんなに重くない処理でも発熱が結構あって、DaVinci Resolveをカフェで立ち上げようものなら、みるみるバッテリーが減っていきます。Youtube見たり文字書いていてもそこそこバッテリーが減っていくのでじっくり腰を据えて作業するなら結局のところAC電源が必要になります。
今回はこの記事を書きながら新しいノートを選ぶまでの過程を書いてみました。
どんだけ迷ってMacBook Pro M4にしたのだか..という過程を書いた記事です
毎度長すぎてすいません。。。
以前書いた記事をふと見返すとだいぶ以前にこんな記事を公開していました。
もう3年以上経つ記事ですが、発売当時のMacBook M1 8GBとモリモリスペックのMacBook Pro 2019 core i9 32GBを比較したものです。
Apple シリコン搭載M1 MacaBookは動画編集では驚くほど速くは無い?
- とあるビデオグラファーの備忘録的ブログ
当時、動画編集ソフトを使った書き出し速度比較の結果は「MacBook Pro 2019の圧勝」だったのですが、これはソフト側の環境もAppleシリコン向けに完全には最適化されていない状態でした。なので、今考えると、ちょっと意地悪な比較だったのかもしれません。
ですが、結局のところ「電力性能は高いけど、M1は驚くほどは速くは無い」というこの時の印象が強く、今の今までMacBook Pro 2019を使い続けているわけです。とは言え先に述べたバッテリーの持ちはシャレにならないほど悪く、それは恐らくバッテリーの交換をしたところでイマドキのAppleシリコンのバッテリーの持ちの良さには全く敵わないでしょう。
ハイパフォーマンスなMacBookが本当に必要なのか?
そもそもハイパフォーマンスなMacBookが必要なケースを考えてみます。大きくは下記の2つかなと思います。
・そもそもメインPCがノートPCである
・サブPCとして外出先でパフォーマンスが必要な作業がある
メイン機として動画編集をするなら、M○ MaxとかM○ Proの「無印では無い方のプロセッサ」が高性能なのは明白です。先日記事に書いたDaVinci Resolveを使用したこちらの記事のベンチマーク結果でもその性能差は明らかです。
ざっくり書くと各世代とも動画編集(書出し性能)としてM○ Proは無印の1.3倍、M○ Maxで約2倍、M○ Ultraで2.5倍程度のパフォーマンスが見込めます。
実際問題、高性能デスクトップ並みのパフォーマンスをMacBookを得るならM○ Pro/M○ Maxのいずれかが必要です。欲を言えばMaxが欲しくなります。でもですよ?
Maxのプロセッサを積んだMacBookはすこぶる高い。。
最低限50万円は必要です。
ここまで行くと私の様な庶民には手が出ません。そりゃ性能は良いのに決まってますが無理。
ちょっと冷静になって今までのMacBook Proをどう使っていたのかを振り返ると、
①出先で文章の執筆(負荷:低):40%
②出先で写真の編集/動画の視聴(負荷:中):40%
③出先で動画の編集(負荷:高):20%
といった感じ。動画編集のサブマシンの位置付けだけど、外出先でゴリゴリ動画編集をする頻度はあまり無い(まぁ20%もあるという見方もできるけど)。メイン機としてデスクトップを所有しているでもこんな感じの人も結構いるんじゃないかなと想像します。
アンタの事情なんて知ったことではないわ!と言われそうですが、そもそもMacBook Pro 2019 core i9を導入当時はメインマシンMacとして動画編集をゴリゴリするためであって、今は自宅に鎮座しているMac Studioがその役割を担っています。
ってなことを冷静に考えると、高負荷作業の為に「Pro」や「Max」の冠がついたCPUが必要なのかは少し疑問に思えてきます。仮に無印のM3/M4を選んだとしても6K H.265 10bit撮影データの編集も複雑な事をしない限りは実用範囲内でしょう。最近負荷が高いと思う作業は8K60pのN-RAW編集、グレーディングだったりしますが、そんな作業はほぼ外出先では想定できません。
てなると、もういっそ無印でいいんじゃね??と思うわけです。
何を重視するか
では具体的にターゲットを絞ります。Appleシリコンのマシンの場合多くの作業はメインメモリは
DaVinci ResolveでFusionを使わない
DaVinci Resolveで8KRAWを扱わない
という前提ならば16GBで足りてしまう事が多いのでコスパを鑑みてメインメモリ16GBで考えます。結局、私は携帯性と性能のバランスを重要視するということで、機種を選択していきたいと思います。
新品現行品種で視野に入るMacBook
現行品種で無印Appleシリコンが選択できるノートのベース機種は下記の4つ。ぶっちゃけどれを選んでもその性能から見て安いと感じるものです。
① MacBook Air M2(13-inch, 8CPU/8GPU, RAM:16GB, SSD:256GB)
→ ¥148,800
② MacBook Air M3(13-inch, 8CPU/8GPU, RAM:16GB, SSD:256GB)
→ ¥164,800
③ MacBook Air M3(15-inch, 8CPU/10GPU, RAM:16GB, SSD:256GB)
→ ¥198,800
④ MacBook Pro M4(14-inch, 10CPU/10GPU, RAM:16GB, SSD:512GB)
→ ¥248,800
https://www.apple.com/jp/macbook-pro/
実はMacBook Pro M4の発表と同時に各MacBookのメモリの最低搭載容量は16GBに変更されました。つまりMacBook Air M2/M3 8GBはお値段据え置きで16GBにパワーアップしています。頻度が低いとは言え動画編集する可能性を鑑みるとやはりメインメモリは16GB欲しいと思っていた私としては渡りに船の仕様変更です。
さて、こう見ると在庫処分に近いMacBook Air M2も値段的にかなり魅力的に見えてきます。何せMacBook Proと比較して10万円安い。
ですが、もう少し冷静になって考えてみたいと思います。
ちなみにAmazon出荷・販売分は5%ほど安い価格で販売されています。
特に、11/5以降は1万円値下がりしています。各種カスタマイズは可能ですが、USキーボードは選択できないのが残念。。
SSDの容量は512GB欲しいか否か
まず、SSDですが、気軽に持ちだす事を考えるとやはり256GBは厳しいでしょう。
外部SSDを繋ぐのもアリですがアプリとそこそこの書類を保存するとすぐに256GBは枯渇しそうです。
私のメインマシン(Mac Studio)の内蔵SSDの状況 外付け:SSDx2+HDDx2の構成で運用
なので、上記SSDを全て512GBにして再び値段を出してみます。MacBook Proはベース機種が既に512GBなので、ある意味お得とも言えます。
①‘ MacBook Air M2(13-inch, 8CPU/8GPU, RAM:16GB, SSD:512GB)
→ ¥178,800
②‘ MacBook Air M3(13-inch, 8CPU/8GPU, RAM:16GB, SSD:512GB)
→ ¥194,800
③‘ MacBook Air M3(15-inch, 8CPU/10GPU, RAM:16GB, SSD:512GB)
→ ¥228,800
④ MacBook Pro M4(14-inch, 10CPU/10GPU, RAM:16GB, SSD:512GB)
→ ¥248,800
256GBを512GBに変更すると+3万円になります。これは最近の高くなったメモリ相場を鑑みても割高と言えます。とは言えこんなもんか。。③'のMacBook Air M3に至っては値段的にMacBook Proに近づいています。確かにモニターが大きく安いのは魅力的ですが、性能は明らかにMacBook Pro M4の方が高いでしょうし、拡張性も含めて考えると総合的にSSD 512GBを積んだMacBook Air M3 15inchiを選ぶ理由は私にはなさそうです。
モニタのサイズ/性能と重量から考える
さて、この中で③‘が最大のモニタサイズとなりますが、そもそも15インチ必要なのかどうかです。16インチを長年使ってきた私ですが、サブ機として使うにはちょっとデカすぎないか?と感じています。ならば15インチが少し小さいので15インチを使うというもの手ですが、③’を選ぶともう④のMacBook Proの値段に近づいてきます。ここでまた重量を見てみます。
MacBook Air - モデルを比較する - Apple(日本)
①‘ MacBook Air M2(13-inch , 8CPU/8GPU, RAM:16GB, SSD:512GB)
→ 1.24kg ¥178,800 500nit, Liquid Retinaディスプレイ
→ 2,560 x 1,664ピクセル標準解像度、224ppi
②‘ MacBook Air M3(13-inch, 8CPU/8GPU, RAM:16GB, SSD:512GB)
→ 1.24kg ¥194,800 500nit, Liquid Retinaディスプレイ
→ 2,560 x 1,664ピクセル標準解像度、224ppi
③‘ MacBook Air M3(15-inch, 8CPU/10GPU, RAM:16GB, SSD:512GB)
→ 1.51kg ¥228,800 500nit, Liquid Retinaディスプレイ
→ 2,880 x 1,864ピクセル標準解像度、224ppi
④ MacBook Pro M4(14-inch, 10CPU/10GPU, RAM:16GB, SSD:512GB)
→ 1.51kg ¥248,800 1000nit
→ 3,024 x 1,964ピクセル標準解像度, 254ppi, Liquid Retina XDRディスプレイ
ちなみに私が今使っているMacBook Pro2019 16-inchの重量は2.0kg
それと比べるとどれも軽いのですが性能の割に④の1.55kgってのはかなり軽い印象です。でもMacBook Airの13インチはさらに270g軽くて非常に魅力的に感じます。
結局重量的には全て許容範囲内です。
ちなみにMacBook Pro M4のモニターは最大1000nit@SDR,1600nit@HDRピークの高輝度モニタですので、屋外での視認性も非常に優れていると思います。
というわけで、ここでもかなりMacBook Pro M4の性能の高さが伺えます。
また、ディスプレイの解像度ですが、標準解像度は④のMacBook Proが一番高いですが、標準解像度の場合はアプリケーションの文字などが見にくいという懸念もあります。ですが、言い方を変えると一画面での情報量が高いもの④です。これは上記の中でディスプレイの一番大きな③のMacBook Air M3 15-inchiを超えるものです。
拡張性から考える
さて、MacBook AirとMacBook Proを比べると差が出やすいのが拡張性の部分です。
USBポートの多さ
まず、MacBook Airの場合、USBポートは2つとなります。
仮にMagSafeケーブルではなく、Tuhderbols/USB 4経由で外出先で充電・給電しながら作業する場合を考えてみます。するとUSBポートが自ずと1つとなります。多くの場合では困りませんが、プレゼンなどの現場で、外部モニターを使って映像を映しつつ電源も供給した場合、SSDが接続できないのでハブやドックが必要となる事になります。なので、できれば3個は欲しい。
MacBook Air M2/M3の場合
https://www.apple.com/jp/macbook-air/specs/
MacBook Proの場合は本体の右側にUSBポートがあるので右側に接続デバイスを配置したい場合にありがたい構造です。
MacBook Pro M4の場合
https://www.apple.com/jp/macbook-pro/specs/
カードリーダー・ライタ
また、カードスロットがあるのはカメラマンや動画編集者にはかなり便利と言えます。ただし、UHSII対応のリーダーですが、過去の経験から言って専用の高速リーダーの方が速度は上です。とは言えリーダーを持たないでいいというのは結構大きい
外部モニター接続
ここもMacBook AirとMacBook Proの違いが出ている部分です。そもそもMacBook Airは本体モニタを表示した場合は外部モニタの表示は1台に限られます。(DisplayLink対応のハブとアプリを使う方法もありますが、パフォーマンスの低下とか、動画配信サービスが見られないとかあるので一旦DisplayLinkは使わない前提)
となると、この項目を重要視するなら圧倒的にMacBook Pro M4が有利。
①‘ MacBook Air M2(13-inch, 8CPU/8GPU, RAM:16GB, SSD:512GB)
→ 1.24kg ¥178,800
→ Thunderbolt / USB4ポート x 2
→ 外部モニタx1
②‘ MacBook Air M3(13-inch, 8CPU/8GPU, RAM:16GB, SSD:512GB)
→ 1.24kg ¥194,800
→ Thunderbolt / USB4ポート x 2
→ 外部モニタx1(ノートを閉じた場合は2台)
③‘ MacBook Air M3(15-inch, 8CPU/10GPU, RAM:16GB, SSD:512GB)
→ 1.51kg ¥228,800
→ Thunderbolt / USB4ポート x 2
→ 外部モニタx1(ノートを閉じた場合は2台)
④ MacBook Pro M4(14-inch, 10CPU/10GPU, RAM:16GB, SSD:512GB)
→ 1.51kg ¥248,800
→ Thunderbolt / USB4ポート x 3 HDMIポート SDXCカードスロット
→ 外部モニタx2
CPU性能
とりあえず、GeekBenchのCPUスコアを調べてみました。ベンチマークの数値はアップされている数値をざっくり平均をとった概算で丸めていますので参考程度に見てください。
https://www.apple.com/jp/newsroom/2024/05/apple-introduces-m4-chip/
①‘ MacBook Air M2(13-inch, 8CPU/8GPU, RAM:16GB, SSD:512GB)
→ 1.24kg ¥178,800
→ Thunderbolt / USB4ポート x 2
→ 外部モニタx1
→ Single-Core 2600/ Multi-Core 9900 / GPU@Matal 41000
②‘ MacBook Air M3(13-inch, 8CPU/8GPU, RAM:16GB, SSD:512GB)
→ 1.24kg ¥194,800
→ Thunderbolt / USB4ポート x 2
→ 外部モニタx1(ノートを閉じた場合は2台)
→ Single-Core 3000/ Multi-Core 12000 / GPU@Matal 41000
③‘ MacBook Air M3(15-inch, 8CPU/10GPU, RAM:16GB, SSD:512GB)
→ 1.51kg ¥228,800
→ Thunderbolt / USB4ポート x 2
→ 外部モニタx1(ノートを閉じた場合は2台)
→ Single-Core 3000/ Multi-Core 12000 / GPU@Matal 47000
④ MacBook Pro M4(14-inch, 10CPU/10GPU, RAM:16GB, SSD:512GB)
→ 1.51kg ¥248,800
→ Thunderbolt / USB4ポート x 3 HDMIポート SDXCカードスロット
→ 外部モニタx2
→ Single-Core 3700/ Multi-Core 15000 / GPU@Matal 55000??
参考 Mac Studio (12CPU/30GPU)
→ Single-Core 2800/ Multi-Core 14800 / GPU@Matal 145000
GeekBench CPUスコア
ちなみに私が現在メインマシンとして使用しているMac Studio M2 Max 12CPU/30GPUはSingle-Core 2800/ Multi-Core 14800ですので、CPUに依存する処理だけであればMac StudioとMacBook Pro M4は近い性能を出せるほどの実力がありそうです。これはApple M4のシングルコア性能の高さからきているようです。
GeekBenchのGPU(Metal)スコア
ですが、問題はGPUです。ここはMac Studio(M2 Max)に比べて圧倒的に数が違うのでMac Stuio M2 Max 12CPU/30GPUのGPUスコアは約145000対して、無印M4のスコアは55000程度になるものと思います。
動画編集はGPU依存度が高いですので、MacBook ProM4のCPU性能が高いからと言ってMac Studio並みに書き出しが速いかというとおそらくその可能性は無いと思います。とはいえ、常にGPUだけで処理しているわけでもないでしょうから、勝手な(希望観測的)予想で、動画編集においてMacBook Pro M4はMac Studioの6〜7割の性能を出せると考えてもいいのかもしれません。(サブ機としては十分すぎな感じではあります)
バッテリー
バッテリーの持ちに関してはバッテリー容量からは分かりませんが、
・MacBook Air(以下の①,②,③):Apple TVアプリのムービー再生 最大18時間
・MacBook Pro M4(④):ビデオストリーミング最大24時間
との記載があります。CPUの負荷とモニタ輝度に大きく依存するところでしょうけど、ここら辺はどれをとっても十分なバッテリーの持ちが体感できるものと思います(というか期待しています)。あえて④を24時間と宣伝しているからには実際のところMacBook Pro M4の持ちは良いものと思うので、これもMacBook Pro M4にアドバンテージがあると考えても良いでしょう。
①‘ MacBook Air M2(13-inch, 8CPU/8GPU, RAM:16GB)
→ 52.6Wh
②‘ MacBook Air M3(13-inch, 8CPU/8GPU, RAM:16GB)
→ 52.6Wh
③‘ MacBook Air M3(15-inch, 8CPU/10GPU, RAM:16GB)
→ 66.5Wh
④ MacBook Pro M4(14-inch, 10CPU/10GPU, RAM:16GB)
→ 72.4Wh
https://www.apple.com/jp/macbook-pro/
候補を絞る
無印CPUで16GBそして、SSD512GBの候補から消去方的に考えます。まず、ドロップしたのは
③‘ MacBook Air M3(15-inch, 8CPU/10GPU, RAM:16GB, SSD:512GB)
→ 1.51kg ¥228,800
この値段まで行ってしまうと正直MacBook Pro M4との値段差が無さすぎる一方で、そのメリットはモニタの大きさ程度にとどまるからです。もちろん、そのモニタの大きさと重量バランスに魅力を感じる人であれば、買って損はないマシンだと思います。
https://www.apple.com/jp/macbook-air/specs/
ただ、私の使い方だと重量的にもMacBook Pro M4と同じ。一方でモニタ接続が1台(クラムシェルモードで2台)まで、ポート数も少ない、SDカードリーダーが無いなどが気になります(モニター接続以外は周辺機器でどうとでもなるものですが)。
というわけで候補が減りました。
では、次は何をドロップするかというと
①‘ MacBook Air M2(13-inch, 8CPU/8GPU, RAM:16GB, SSD:512GB)
→ 1.24kg ¥178,800
これは正直迷います。そもそもM2→M3のプロセッサ移行に関して色々調べると3Dグラフィック性能の向上があるものの動画編集ではほとんど差がないという情報があったりします。一方で搭載するメモリの速度に関してはMacBook Air M3の方が(体感できるかは謎ですが)大幅に向上しています。また、クラムシェルモードになるとは言え、外部モニターが2台接続できるのはMacBook Air M3の魅力の一つです。
でも正直MacBook AirについてはM2もM3もコスパがいいマシンだと思います。
残ったニ機種のうち選んだのは。。。
なお、既に一部のメディアへの貸出機でのPuget Benchの結果もアップされておりそれを見ると下記になります。
DaVinci Resolveを使用したPugetBench(Standardスコア)
Puget Benchは実際にDaVinci Resolveなどのクリエータツールを用いたベンチなので、t例えば動画編集における実際のパフォーマンスを計り知ることができます。
M2無印を1とすると
M2 : 1 / M3:1.2倍 / M4:1.34倍
となります。
というわけで、個人的に動画編集サブマシンとして選んだニ機種は下記。
②‘ MacBook Air M3(13-inch, 8CPU/8GPU, RAM:16GB, SSD:512GB)
vs
④ MacBook Pro M4(14-inch, 10CPU/10GPU, RAM:16GB, SSD:512GB)
このニ機種をレーダーチャートで勝手な五段階評価をつけるとこんな感じです。
MacBook Air M3 vs MacBook Pro M4レーダーチャート
ここで私が何を重視しているのかの重み係数を考え見ました。冒頭にも書いたようにサブ機なのでそこまで処理性能は重視せず、バッテリーの持ちや携帯性を重視しているので下記のように設定してみました。
表:超個人的重み付け(ウェイト)
項目 |
重み付け |
処理能力 |
0.6 |
内蔵モニタ |
0.6 |
外部モニタ接続 |
0.5 |
USBポート/SDスロット |
0.8 |
携帯性 |
1 |
バッテリー |
1 |
価格 |
0.8 |
で、これらを先ほどのレーダーチャートに掛け合わせて考えます。
総合得点は、
②‘ MacBook Air M3:17.2point
④ MacBook Pro M4:18.4point
ということで、私の使い方ではMacBook Pro M4の勝ち!(勝手な話ですが。。。)なので、早速MacBook Pro M4をポチりたいと思います。
というか、MacBook Pro M4は冷静に考えても、コスパが非常に高いと思うし、久々に買い替えてもいいかも?と思うマシンだと思っています。が、現状金欠気味なのでボーナス出たらポチる予定です。いや正直、スペック的にMacBook Air M3でも十分とも思えるのですが、5万円の差ならMacBook Pro M4でその性能差は十分納得できるものだと思うのですこれが7万円の差だったらMacBook Air M3にしたかもしれんけど。。。
あと、まかり間違って今月末のブラックフライデーでMacBook Pro M4が22万円とかにならないかなぁと期待したり。。。
自己紹介
筆者:SUMIZOON
Facebookグループ一眼動画部主宰
Youtubeチャンネル STUDIO SUMIZOON の人
2011年よりサラリーマンの傍ら風景、人物、MV、レビュー動画等ジャンルを問わず映像制作を行うビデオグラファー。機材メーカーへの映像提供や映像関係メディアでレビュー執筆等を行う。Youtubeチャンネル「STUDIO SUMIZOON」登録者は1.4万人以上。Facebookグループ「一眼動画部」主宰。「とあるビデオグラファーの備忘録的ブログ」更新中。