とあるビデオグラファーの備忘録的ブログ

ビデオグラファーsumizoonのブログ 一眼動画に関する機材や撮影方法を中心に情報を発信していきます。

LUMIX S9のカラバリ/アップデートの話やらS5II/S5IIX/G9のアップデートとかLUMIX S5Dについての情報まとめ

まずは、数日前からL-Rumorsあたりから発信されているLUMIX S5Dなる製品について予想してみたいと思います。

ちなみに私は過去にいくつかのLUMIXのプロモーションに関わっていますが、今回のこの噂のLUMIX S5Dに関しては何も知らないスタンスの人です。

そして、今現在2024.10.8の22:30に記事を書いていますが、あと30分ほどで以下のリンクでなにやらライブストリーミングがなされるようです。

www.youtube.com

正式発表前のLUMIX S5D予想

10/8の日本時間で23時を超えた状態では上記動画は公開されているはずですが、今現在はこういう状態です。すでにストリーミング開始30分前で結構な人が待機して待っています。上記動画はこの記事を公開している状態なので答え合わせが済んでいる状態ですが、この記事を書いている状態では、私はまだ何も知りません。

おそらくこのライブ配信LUMIX S9と同時発表された小型のズームレンズ「LUMIX S 18-40mm F4.5-6.3」の正式発表やファームウェアアップデートの紹介がメインなのだとは思うのですが、噂サイトで紹介されているS5Dに関しても紹介があるかもしれません(個人的には紹介しないと思うけど)。

というのもですよ、過去に品番の後に「D」が付いている製品を思い起こしてみてください。

・LUMIX G100D(小型マイクロフォーサーズ G100のマイナーチェンジ版)
LUMIX DC-FZ85D(1/2.3型1810万画素MOSセンサー 35mm判換算で20-1200mm FZ85のマイナーチェンジ版)

他にもDが付く品番はありますが、過去の例から言って基本的に「D無し」の部材変更であったりマイナーチェンジ版であると言えます。そして割とひっそりと発表されています(G100のUSB-Cのアップデートは結構その意義は大きかったと思うけど)。

そもそもこの噂が出た時に思ったのはLUMIX S5ってディスコンじゃん?と思ってLUMIXの公式サイトを覗きにいったのですが、、、なんと現行品でした。S5II/S5IIXの発売と同時にディスコンになっているとばかり思ったのですが未だ併売されている様です。

2024.10.8現在 LUMIX S5は併売されている

という事ならば品番から考えてLUMIX S5の液晶やEVF部材変更のマイナーチェンジ版が出てもおかしくは無い。S5IIやS5IIXのマイナーチェンジ版が出る可能性もなくは無いと思うけど、それだとS5IIDとかになるでしょうし、今回は像面位相差じゃない従来のS5のマイナーアップデートという事でしょう。

とういった意味であまりときめかないカメラかもしれませんが、マイナーアップデートするなら。。。という意味でどこがアップデートされるのかについて一応予想したいと思います。

EVF が違う?

まず真っ先に思いつく点はEVFの部材変更です。
LUMIX S5には解像度の低い236万ドットのEVFが搭載されていますが、これがS5IIと同等の368万ドットに変更になるのでは?と予想されます。

EVFのドット数は現状のままという説が濃厚ですが、仕様変更があるという噂もあります。詳細は正式なスペック表公開を待ちましょう

HDMIがフル規格になる?

初代S5はHDMIポートがマイクロ端子でしたが、これが非常に耐久性が低いものでした。これが変わるかを少々期待しています。
→これは答え合わせとしてはフル規格にならなかったようです。残念

 

ライブ配信内容はというと。。。(やっぱS5Dはライブ上では触れず)

というか、上記ライブストリーミングではS5Dの話は無し。まぁこれも予想はしてましたが。。。

というわけでライブストリーミングに関してさらっと紹介します。冒頭に言っていたはS5II/S5IIX/G9PROIIのファームウェアアップデートですが、これは後半に紹介します。

LUMIX S 18-40mm F4.5-6.3

まずは予想通りまずはレンズの発売の話。LUMIX S 18-40mm F4.5-6.3についてです。

このレンズはテレ端が40mmのレンズではありますが、S9に搭載されたハイブリッドズームを使うとFHDの場合は35mm換算で125mmの望遠ズームとして使用が可能です。

簡単な記録用の動画としては十分すぎる焦点距離レンジとなるというのがミソですね。

 18-40mmを使った125mmの撮影のデモンストレーション

いやしかし、なんでこのレンズがS9と同時発売じゃなかったのよ?と思うほどにLUMIX S9との(見た目の)マッチングは抜群です。
むしろどうにかしてでも半年前倒しででもこのレンズを作ってS9と同時発売をすべきたったと思うのですよ。。。

S9のカラーバリエーション追加

日本では貼り替えサービスとなると思いますが当初4食展開でしたが、トータル8色となるようです。シルバー&ブラックのツートンを入れると9種類。

LUMIX S9 記録時間制限解除モードの追加

これが一番驚きでしたがS9の無制限記録のモードを搭載するようです。熱停止の可能性はあるけど熱停止するまでレコーディングを続けるモードの搭載。今まで短時間記録だったS9の動画撮影機能ですがとりあえず一定の発熱まではレコーディングを続けるというモードが搭載されます。案外冬場だったら4K24pや30p相当な時間レコーディングできそうな気がします。

LUMIX S9のフレーム枠表示の機能向上

LUMIX S9には今までも任意のアスペクトに対してフレーム表示をする機能が備わっていましたが、これが強化されるようです。

アップデート後は複数フレームの表示ができるようになるのとフレームアスペクト調整のインファーフェースが変更になるようです。

そういえばSONYのαシリーズが有償でフレーム表示するファームを発売しているようですが、LUMIXの場合はこれくらいの機能追加は当然タダです。

LUMIX S9のAFモードの追加

AFの認識モードは従来搭載されていなかった飛行機、列車が追加されているようです。現行のファームは人物、動物、車、バイクの四種類で部位も選択不可能でしたが、GH7同等のフルスペック(部位選択可能)の認識AFが搭載されることになります。

LUMIX Labの撮影機能の追加

今までスマホアプリのLUMIX LabにはLUTを作ったり書き出してカメラに転送する機能はありましたが、撮影に関する機能はありませんでした。今回は無線接続を使ったカメラコントロール(リモコンレリーズによるスチル、動画撮影)ができるようになるようです。なので結構な頻度でLUMIX Syncは不要になりそうです。S9との組み合わせで紹介されていましたが、GH7/S5II/S5IIX/G9PROIIでも使えると思います。

S5II/S5IIX/G9PROIIのLUMIX Lab接続が可能に

5GHz WiFiでサクサク繋がるということになりそうです。


もうLUMIX Syncのダメっぷりとはオサラバななず。そしてLUMIX Labを使ったLUT編集も楽にできることになる模様

S9同様にスマホアプリで作ったLUTをカメラ側に転送して、LUTを適用した状態で撮影が簡単にできるようになります。

S5II/S5IIX/G9PROIIのファームウェアアップデート

LUTの重ね掛け(英語ではスタックと表現)が可能になります。一部最新機種で使えている機能ですが、S5II/S5IIX/G9PROIIでも対応がなされるのは嬉しい話です。


LUMIX S5II/S5IIXのライカモノクロームプロファイル追加

これは使いたい人も多いハズ。ライカモノクロームプロファイルがS5II/S5IIXでも使える様になります。

余談ですが、GH6で強制的に使える様にする裏技も以前ウチのブログでは公開してますのでよかったら記事をどうぞ。(おすすめしませんし、自己責任でやってください)

 

まとめ

というわけでS5Dの話はこのライブ配信では一切出ませんでした。。。。
ですが、別の動画でひっそり公開されていました。

youtu.be

LUMIX USもLUMIX UKもいずれのサイトでもまだ詳細スペックはアップされていませんがどうやらほとんどLUMIX S5の模様。

DJIのLiDARシステムとの連携ができるという点とEVFに関して下記サイトで触れられていますが、EVFは従来のドット数と同じじゃ?みたいな情報もあり、現在確認はとれていません。

ちなみにDJIのLiDARはS5II/S5IIX(G9PROIIやGHシリーズも対応してたはず)でも対応しているので、特段驚く内容ではないと思います。

www.digitalcameraworld.com

まぁいずれにせよ、冒頭で書いたマイナーアップデートであるという予想は正しかったと言えるかなと。あとは値段ですが、多分結構安いはずよね。。S9よりは高いと思うけど、ファインダーやメカシャッターが欲しいという人には響くかもしれないけど、ぶっちゃけS5II/S5IIXの方がよいような気がします。

 

自己紹介

筆者:SUMIZOON
Facebookグループ一眼動画部主宰
Youtubeチャンネル STUDIO SUMIZOON の人

2011年よりサラリーマンの傍ら風景、人物、MV、レビュー動画等ジャンルを問わず映像制作を行うビデオグラファー。機材メーカーへの映像提供や映像関係メディアでレビュー執筆等を行う。Youtubeチャンネル「STUDIO SUMIZOON」登録者は1.4万人以上。Facebookグループ「一眼動画部」主宰。「とあるビデオグラファーの備忘録的ブログ」更新中。

 

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