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始めに
LUMIX G9PROIIで初めて搭載されるL〇ICAモノクロームは撮っててめちゃめちゃ楽しいフォトスタイルです。シャドーの締まりからくる「バキバキ感」。ものすごく硬調なのにどこか柔らかさを感じる不思議なプロファイルです。故にスナップからポートレートまでいろいろ使いたくなるG9PROIIの特権の様なフォトスタイルです。
そのプロファイルは今週末に発売されるG9PRO用のものとしてLightroom(Ver.13.0.1)で実装されています。
当然ながらそのプロファイルはG9PROII以外のカメラのRAWデータでは使用する事ができません。ですが、データの品質こそ未確認ですが、後述する方法で使う事が可能です。
これはLightroomが先日アップデートされG9PROIIに対応した日に編み出した小技です。G9PROIIの発売前ですが、疑似的にGH6で試したいという方はどうぞ。でも、当ブログでは一切の責任を負いませんm(__)m。
最後にも書いてますが、このプロファイルを使いたいのであれば、G0PROIIを買うのがどう考えてもベストです。それはG9PROIIがGH6よりも画質がかなり上だから。多分発売後多くのレビューが出てくると思いますが、低感度の階調性の良さはGH6に比べて圧倒的に良いのです。当該プロファイルは本来「G9PROII」だからこそ搭載されたものだと考えていますので、GH6に適用したからと言って完全体の「L〇ICAモノクローム」にはならないものと考えてください。
必要なもの
バイナリエディタ
例えばStirlingなどです。本記事でもこれをベースに説明をします。
Lightroom Classic
少なくともVer.13.0.1 (Camera Raw 16.0)が必要です。
GH6でL〇ICAモノクロームプロファイルを適用する手順
手順その①
L〇ICAモノクロームを適用したいファイルのバックアップを取る。
手順その②
Stirlingを立ち上げ、ファイルを開く
手順その③
490行目の 「47 48 36 00」を「47 39 4D 32」に書き換える
上記を下記の様に書き換える
書き換えたらそのままウインドウを閉じ
変更を保存しますか?→「はい」を選択
この際に変更前のデータはバックアップとして残りますが、手順①で言及した通りバックアップはあらかじめ取っておきましょう。
手順その④
Lightroom Classicでファイルを読み込む
すると普通に開きますが、メタデータを見るとGH6のデータはDC-G9M2となっています。
ちなみにバイナリ変更する前のデータはこうです。
手順その⑤
L〇ICAモノクロームのプロファイルを適用する。
以下のプロファイルを「参照」→「カメラL〇ICA Monochrome」を適用する。
これでLighroom内のカメラプロファイル「L〇ICAモノクローム」が設定されました。
補足説明
この方法はRAWデータをG9PROIIのデータに化かす事によってL〇ICAモノクロームを強制的に適用するものです。
そもそもL〇ICAモノクロームのプロファイルはG9PROIIのRAWデータにしか適用されないのでGH6のデータを無理やりG9PROIIに適用してしまえという力業によって実現しています。また、厳密にはG9PROIIのLEICAモノクロームはカメラ内の「フォトスタイル」によって実現されるものですので、Lightroomを使った本手法はあくまでAdobeが似せたプロファイルを適用させる動きなはずです。
また、GH6は低感度ではG9PROIIよりもシャドーノイズが多い傾向にありますので、シャドーの階調重視な「L〇ICAモノクローム」では階調が破綻する可能性もあります。特に低感度時のシャドーは圧倒的にG9PROIIの方が綺麗に写ります。
なので、ぶっちゃけ、この「L〇ICAモノクローム」を使いたいのであれば現時点ではG9PROIIを買うのがベストだと思っています。
というわけで、真似したらダメですよ。
ちなみにLUMIXはS5II以降RAWデータの構造を変更していますが、残念ながらS5II/S5IIXでこの方法は使えません。というのもGH6とG9IIPROも16bitデータであり、14bitのS5II/S5IIXではデータ構造が大きく異なるからです。
GH6 L〇ICAモノクローム強制適用
GH6 L〇ICAモノクローム強制適用
GH6 L〇ICAモノクローム強制適用
GH6 L〇ICAモノクローム強制適用
GH6 L〇ICAモノクローム強制適用
GH6 L〇ICAモノクローム強制適用