とあるビデオグラファーの備忘録的ブログ

ビデオグラファーsumizoonのブログ 一眼動画に関する機材や撮影方法を中心に情報を発信していきます。

SIGMAからAPS-Cセンサ搭載Lマウントカメラは出るのか?

Lマウントカメラ情報局に記載したこの記事について書いてみようと思います。

というかシグマからAPS-Cイメージサークル単焦点3本が発売されるにあたって、勝手な予想をするという内容のものです。なのでソース無しの妄想記事ですので、その点ご了承ください。

l-mount.hatenadiary.jp

SIGMAAPS-Cレンズを発表

Lマウント用のAPS-Cイメージサークルレンズとして発表があったのは下記の3本

https://www.sigma-global.com/jp-news/wp-content/uploads/sites/2/2020/06/402TL-683x348.jpg

SIGMA 16mm F1.4 DC DN | Contemporary

https://www.sigma-global.com/jp-news/wp-content/uploads/sites/2/2020/06/302TL-683x348.jpg

SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary

https://www.sigma-global.com/jp-news/wp-content/uploads/sites/2/2020/06/351TL-683x348.jpg

SIGMA 56mm F1.4 DC DN | Contemporary

 

いずれも7/10の発売となっています。

LマウントAPS-Cカメラは現状ライカからしか発売されていない

 APS-Cセンサを搭載さいたLマウントカメラとしては、Leica CL/TLシリーズがありますが、それほど数は出ていないという印象です。(少なくとも私の身の回りでのリサーチではありますが。。)なので、SIGMAのこの3本の単焦点レンズが、Leica CL/TLユーザーをターゲットにした商品なのかというとちょっと疑問が湧きます。 

 もちろんクロップして使うならSIGMA fpやPanasonic S1/S1R/S1H用としても使えるレンズではありますが、そもそもフルサイズが欲しくてこれらのカメラを買っているという人が多いわけでして、APS-Cとして運用するというなら、ほかのメーカーを使うという選択肢もあるわけです。それにPansconic S1RやLeica SL2で使うならクロップしても十分な解像度を保てますが、SIGMA fpやPanasonic S1/S1Hで使う限りは24Mからの1.5倍クロップなので、解像度的には物足りないという意見が出そうです。

じゃあなぜこのタイミングでAPS-Cレンズなのか?

 一方で、Panasonic S1/S1Hでの4K60pでの動画撮影はSuper35mm(≒APS-C)での画角になりますので、4K60pを使う場合にはコンパクトで明るいレンズってのは何かと便利です。とは言え、SIGMAは別の考えがあってこの3本のレンズを発売する意図があるのではないか、という見方をしてしまいたくなります。

 それはSIGMAAPS-Cセンサを搭載するカメラを近く発表するのではないか?というものです。(まぁ多くの人が考えているだろうけど。。。)

SIGMAの新しいカメラを勝手に妄想する。

 てなわけで、SIGMAにはAPS-Cカメラの計画はそのものが無いのかもしれませんが、APS-Cボディを発売する。という勝手な予想をたてつつ、どんなカメラになるのかを勝手に妄想してみます。

APS-Cを搭載したSIGMA fp-DC

 単純に今のSIGMA fpをAPS-Cにリプレースしたもの。DCレンズ(APS-C)レンズの名前冠する形。しかも音楽記号のD.C.ダカーポ)はfp(fortissimo pianissimo)とのマッチングもよさそう。と勝手な妄想で書きましたが、SIGMAの最初のデジタルカメラAPS-Cだったという事もあってDC(D.C.ダカーポ:最初に戻る)とかぴったりじゃんと思います。ネーミングの妄想はここまでとして、今の24MPのSIGMA fpをAPS-Cの24Mにリプレースするのはそんなに難しい事ではないと思います。

 ただねぇ、それだと安易すぎるのでSIGMAがやるとしたら、もうちょっと別のカメラが出るのではないかという気もせんでもない。

②Super35mmを搭載したSIGMA fp-DC

 いや、結局①と変わらんけど、なんかSuper35mmという響きは動画をやっている人に刺さると思うのでSuper35mmセンサを搭載するというパターン。でも、スチルユーザーにはSuper35mmは通常の35mm判と混同してしまっている人も多いと思うのでややこしいし、汎用のSuper35mm専用センサってのはあまり安価なものは無いと思うので結局APS-Cを出すならSONYの24M-APS-Cを使うのが現実的にアリなのだと思います。

 それにSIGMA fpを動画カメラとして使っているという人はスチルとして使っている人の1/10も居ないという印象でして、Super35mmを前面に押し出してくるという可能性は低いかなぁと思います。

③Foveon (Quattro)センサを搭載したLマウントカメラ

 フルサイズFoveonが今年の発売を断念したというニュースは記憶に新しいかと思います。理由は明確にはなっていませんが、歩留や特性が思った通りに出ないとか、設計上の課題があるのかもしれません。

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 しかしながら、今のFoveon(Quattoro)はAPS-C/APS-Hセンサとして現役なわけでして、フルサイズFoveonカメラが発売されるまでの「繋ぎ」としてAPS Foveonを搭載したLマウントカメラが発売される可能性はあるかもしれません。

 もちろん、APS Foveonで撮りたいならSIGMAのsd Quattoroを使っておけばいいじゃんと思われるかもしれませんが、現行のSIGMAのsd QuattoroはSAマウントの長いフランジバックです。つまりマウントアダプタを介してEFレンズなどを使う事ができない仕様になっています。

 sd QuattoroのLマウント版がでればSAマウントレンズもEFマウントレンズもマウントコンバータを使って使用することが可能ですし、Lマウントレンズも全て使用することが可能です。

 つまりEFレンズを有しているFoveonファンにとっては美味しい事この上ない話だと思います。マウントコンバータ(MC-21)はキヤノンのEFレンズでの動作保証対象外ではありますが、実際の所かなりの数が動作していますのでAFの速度を度外視すればユーザーにとっては多くのメリットがありそうです。Foveonが大好きという人も他マウントと兼用している人が多いですしね。

SIGMA ミラーレス一眼 sd Quattro

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  • 発売日: 2016/07/07
  • メディア: エレクトロニクス
 
SIGMA ミラーレス一眼 sd Quattro H

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  • 発売日: 2016/12/20
  • メディア: エレクトロニクス
 

 実際本当にAPS-Cカメラが出るかは分からないけど

 実際の所、Leica以外からAPCカメラが出るのかは確証はないですが、今回のAPS-C対応単焦点3本の発売から考えると、発売は無くもないかなぁという予想をしています。

 ちなみにPanasonicマイクロフォーサーズ、フルサイズをラインナップしている関係上、APS-Cカメラを出すことは無いと予想しています。これに関しては機会があればまた書きたいと思いますが、以前もAPS-Cは考えていないというメーカーインタビュー記事を目にしたことがあるような気がしますしね。

 とにかく、SIGMAのfpの次の一手が気になるところです。SIGMAがカメラを出すなら、今までの傾向として、普通のカメラは出さないはずですしかなり尖ったものを期待せずにはいられません。

 願わくば、動画好きとしては動画機能をSIGMA fpと同様かそれ以上のものを搭載されることを祈っております。

 

 本件と関係ないけど、以前SIGMAのカメラで撮った動画を貼っておきます。

SIGMA fp DNG12 bit RAW TEST Footage

SIGMAfp Cinematic Airport ITM

My Camera History #2 SIGMA DP2 Merrill

 

筆者:SUMIZOON

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