TwitterとかでLUMIX S5の情報を見ていると、どうやらLUMIX S5(特にレンズキット)は9/25の発売以来品切れが続いている模様
というかLUMIXがこれだけ売れているという話を聞くのはGH5や古くはGF1以来かと...
- LUMIX S5のキットレンズが市場から消えた模様
- キットレンズLUMIX S 20-60mm F3.5-5.6
- S1のキットレンズ LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.
- アレと比べてどうよ?
- 近日予告
LUMIX S5のキットレンズが市場から消えた模様
まぁそりゃレンズキットが売れると思います。というのもS5を買おうとしている人のほとんどはLマウントの1台目の機種として購入していると想定されるからです。
そして、S5のレンズキットの20-60mmは他のフルサイズレンズには無い、20mmスタートという超広角の部類から標準域をカバーする非常に便利なレンズだからです。しかも超絶軽く写りがよい。キャッシュバックも考慮すると実質ボディとの差額は3万円以下でこのレンズが手に入ってしまうという状況なので、S5を買うなら20-60mmのレンズキットで買おうという人がほとんどだと思います。手振れ補正はレンズにはついていませんが、S5の超絶効く手振れ補正のおかげて光学手ブレ補正は無くても問題なし。
値段はレンズキット¥287,100、ボディ単体で¥247,500
いずれもMAPカメラの価格(税込み)
しかし、現状キャッシュバックキャンペーンを行っているので実質
値段はレンズキットで概ね¥257,100、ボディ単体で¥227,500
キャッシュバックは意外と期日が迫ってきたので購入された方はお忘れなく。
2020年10月14日調べ
・MAPカメラ
20-60mm レンズキット:品切れ(お取り寄せ)
ボディ単体:在庫有り
・ヨドバシ.com
20-60mm レンズキット:品切れ(お取り寄せ)
ボディ単体:在庫残少
・ビックカメラ.com
20-60mm レンズキット:品切れ(お取り寄せ)
ボディ単体:在庫有り
・カメラのキタムラネットショップ
20-60mm レンズキット:品切れ(納期1カ月)
ボディ単体:品切れ(納期1カ月)
・System5
20-60mm レンズキット:品切れ(お取り寄せ)
ボディ単体:在庫有り
・フジヤカメラ
20-60mm レンズキット:品切れ(お取り寄せ)
ボディ単体:在庫有り
・カメラのナニワ(ナニワグループオンライン)
20-60mm レンズキット:通常2-3日でお届け
ボディ単体:通常2-3日でお届け
在庫がある様に見えますが詳細は問い合わせしてないので不明
キットレンズLUMIX S 20-60mm F3.5-5.6
尚、LUMIX 20-60mm F3.5-5.6の単体販売はというとざっくり7万円オーバー。。。
レンズキットの場合はMAPカメラの場合差額¥29,600で買えてしまうという状態(キャッシュバック考慮時)
そりゃみんなレンズキット買いますやね。。尚、S5や20-60mmF3.5-5.6は現状Amazonでの取り扱いは現状無いんで、上記カメラ販売店で買うしかなさそうです。
https://panasonic.jp/dc/products/s_series_lens/lumix_s_20-60.html
とにかく、小さく軽くS5のために発売されたと言っても過言ではないくらいしっくりきます。F値可変ですが、動画撮影中に開放絞りでズームを多用したいという方以外はこのレンズは持ってて間違いない一本です。私も24-105mmF4と16-35mmF4を所有しているものの、一本で超広角から標準域まで撮れるので最近はこのレンズを多用して撮っています。
S1のキットレンズ LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.
Lマウントの中古市場も結構動きがあるようで意外な事に24-105mmF4に関しては一時期中古があったものの、LUMIX S5のアナウンスとともに中古では入手困難な状況になっているようです。
「買取り価格が上がりました」通知が来たのでマップカメラのサイトを見に行ったら相変わらずの品切れ。
— たかTube (@TakaTube_4649) October 13, 2020
凄いね~😅 pic.twitter.com/YaO625pk2T
https://panasonic.jp/dc/products/s_series_lens/lumix_s_24-105.html
いっそお財布に余裕がある方はボディ単体+24-105mmの方が焦点距離レンジも広いのでこちらを選ぶという選択肢も十分ありえると思います。
というか24-105mmはS1のキットレンズとして発売されているだけあって非常に優秀なレンズであり、20-60mmを入手する前は、気軽に撮影する際はこれ一本だけ持って撮影に行ってたことが多いです。APS-Cクロップを含めて考えると24mm-150mmオーバーの距離レンジで6倍ズームとして考える事もできる上にDual I.S.2が効くので手持ちで完全にビタ止まりの映像を取ることが可能です。
作例とかは下記で紹介しているのでご参考までに
↑流石にS1/S1H/S5の三台体制ってのは贅沢すぎるのでS1を手放そうと思っています。
アレと比べてどうよ?
α7s3と比べてどうなのよ?と言う人もおられると思いますが、以前も書いたようにこの機種はα7s3と値段帯、画素数が違うので一概に比べられるものではないです。(そもそも値段が倍近く違うし。。。)
で、ぶっちゃけフルサイズ画角で4Kで動画のみを撮るならα7S3がベストだと言えます。AF賢いし4K120pで撮りたい、長回しもしたいという要求にも応えてくれるでしょう。私も欲しいぞ。
なので既にEマウントのレンズがあって40万円の予算があってほぼ動画運用(特に映像作品撮りが主目的)という方はむしろ買うべき機種だと思います。
逆にスチル目的で買うというのは画素数の面であまりお勧めはできません。SNSの解像度ならいいけど、SNS写真のために買うようなカメラじゃないです。(いや、まぁ買いたいものを買えばよいと思いますけど)
ではLUMIX S5はと言うと、以前も書きましたが、写真とハイスペックな動画を両立させて、熱で止まらない(厳密には4K30p 10bit時の熱停止の可能性はあるけど、止まったという話を全然聞かない)安定動作を実現したコストパフォーマンスの非常に高いバランス機だと思います。
A3での引き延ばし写真でも耐えられる写真を撮りたいという人にとっては2400万画素は必要でしょう。スチルの解像度を担保した上で、動画観点で、35mm判全域/全画素読みの4K30p 10bitとAPS-Cクロップながら4K60p 10bitが撮れて20万クラスで実現しているミラーレスカメラはS5だけで、バーゲンプライスなのは間違いない事実です。
4K60pクロップの件は残念ポイントではありますが、そこは逆手に考えて、2400万画素なのでAPS-Cにクロップをした際の4Kが撮れるとポジティブに考えてみるのもアリ。というのも距離レンジを稼ぎたい人にとっては画素数的にメリットが大きいからです。私は空港撮影では4K30p APS-Cクロップを多用して撮っていますが、やっぱり400mmのレンズが600mmになるのはデカいです。こういった使い方はα7S3では出来ないメリットの1つだと思います。そもそも高感度もISO12800位までなら非常にクリーンです。というか恐らく24M機としてはノイズ感は1番良いと感じます。通常の撮影ではISO12800以上が必要なシチュエーションてのはあまり無いので、寧ろ24MPというダウンサンプリング効果が大きい事によるノイズ粒子の小ささはポスト処理に向いている機種だと感じます。
LUMIX S5
LUMIX S5
フルサイズ画角動画に拘るならα7S3、動画で10bitが必要で写真も頻度高く撮る、4Kで焦点距離を稼ぎたいケースがあるならS5といった所でしょうか。尚、ダイナミックレンジはα7S3と同じレベルだと思って良いと思います。
まぁ、そう簡単にマウントチェンジは出来ないと思うのでいろいろ他のサイトも参考にしつつ、カメラは選ぶとよいと思います。考えている時が一番楽しいですしね。
近日予告
現状撮りだめているS5の作例は近く公開予定ですが、映像のインプレッションを書いておくと、機能的な側面はS1Hから省かれている点は多いもののS5の画質は詳細比較すると4K30p/60pで撮る限りS1Hと同等、場合によってS1Hを凌ぐ解像度とノイズ耐性です。(ほぼ同等ですが非常に細かく見るとほんの少しだけ違います。)S5のダイナミックレンジはCineDのサイトではS1Hに若干劣る数値が出ていますが、こちらで測定した限りはほぼ完全一致しています。なので、S1Hとのクリップを混在させた映像を作っても、誰も気づかないと思います。4K動画画質という根幹の部分ではS1Hと同じでありS5はS1Hのエッセンシャル版もしくはミニS1Hと言っても過言じゃないでしょう。
S1Hとの詳細比較はだいぶやったので、また近いうちに紹介できるかと思います。
ではでは
筆者:SUMIZOON
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