7Artisans 60mmF2.8 Macro IIというレンズのサンプルを少し前に販売店さんからサンプルを頂きました。7Artisansと言えば七工匠。この数年よくその名前を聞くようになりました。
そもそも最近は写りの良い中華レンズが目立つようになってきて、LAOWAとかもそうだけどまともな描写をする中華レンズメーカーが物凄く増えました。いくつかメーカーをピックアップするとLAOWA / 7Artisans / TTArtisan / Viltrox / 中一光学あたりがあると思います。
7Artisansはそのなかでもスペックの割には手軽に買えるコストパフォーマンスの良さで人気を博していると思います。
で、そんな7Artisansの 60mm F2.8 IIマクロを今回試させて頂きました。そもそも普段Lマウントを使っていて撮影する時には接写撮影はLUMIX S24-105mmを使う事が多い筆者ですが、もうちょい寄りたい場合には1:1マクロ欲しい。。
マクロレンズのためにそんなに多くのお金がかけられないという人にとっては福音のレンズ、お値段約2万円のレンズをこの2週間いろいろ試したので記事にしたいと思います。
そもそもコンパクトなマクロ不在のLマウント
Lマウントレンズには以下のマクロレンズがラインナップされています。
前者は105mmの望遠マクロのArtライン お値段約8万円
70mm F2.8はカミソリマクロの現代版ですが、基本的にはレフ機用の光学設計という認識です。そのためEFのレンズラインナップが存在します。お値段約5万円
いずれもフルサイズのイメージサークルをカバーしているので、大きさもそれなりです。(個人的にはレフ機時代のタムキューみたいな軽くてコンパクトなレンズが欲しい。)
いかんせん1:1マクロをLマウントのネイティブレンズで撮影するには上記のいずれかしか方法がありません。(APO-MACRO-ELMARIT-TL 60 mm f/2.8 ASPH. ってAPS-Cレンズもあるけど、高すぎて視野にはいりませんT T)
フルサイズのイメージサークルに拘らなければ今回の7Artisansの60mmF2.8 Macro IIはコンパクトでコスパが良いかもしれません。その代わりに多画素じゃ撮れないけどね。
7Artisans 60mmF2.8 Macro IIレンズ概要
焦点距離:60mm
絞り:F2.8~F22
絞り羽根:9枚
レンズ構成:8群11枚
最短撮影距離:17.5cm
最大撮影倍率:1倍
フィルター径:49mm
重量:約350g
フォーカス:マニュアルフォーカス
マウント:Nikon Z / SONY E / FUji Film X / M43 / Leica L
このレンズはその名の通り、マクロレンズです。所謂APS-Cに使用した際には焦点距離90mmマクロとして扱い易い焦点距離のマクロレンズです。
そもそもAPS-CレンズなのでフルサイズのNikon ZやSONY αそしてLeica Lマウント機に付けた場合はAPS-Cクロップして使う事が前提となるレンズです。フルサイズ画角で使うと当然ケラれてしまうのですが、そのケラれの量はピント位置や絞り値によって結構変わるので場合によってはフルサイズ画角で撮影して、後からトリミングするという撮影方法も個人的にはアリだと思います。
ウチのフルサイズミラーレス LUMIX S5に付けた状態
作例
使った感想は普通に描写が良い印象です。開放からシャープで下のピント面の文字を見てもわかる様に目立った色収差は見られません。
開放F2.8 最短撮影距離付近
F11 最短撮影距離付近
ボケに関してかなり柔らかい印象です。エッジの立たない綺麗なボケが得られる様です。
開放F2.8
F11
最短撮影距離での撮影なので小さなSDカードもこのサイズで写す事が可能です。この距離で流石にF2.8だとピントが薄いので開放で使うケースは稀だと思いますが、それでもピント面のシャープさは絞った際のそれと大きく違いは無い印象です。
開放F2.8 最短撮影距離付近
F11 最短撮影距離付近
開放F2.8
F11
開放F2.8
F11
結構良いんじゃね?
まぁ、定評がある7Artisansなので、このレンズが綺麗に写る事は予想はできていたものの、実は私が7Artisansのレンズを手にするのは初めてなので、実際の所どうなんやろね?と思っていました。他の中華レンズは結構使ってきたのですが、7Artisansのレンズは意外にもこれが初。ビルドクオリティも今どきの中華レンズのクオリティの高さと同様に良い。
でも、ちょっとこの外見はもう少しカッコいいとテンション上がるんだけどなぁと思わんでもない。
この先細り形状は好みが分かれると思う
きっとこの外観は今どきのミラーレスの大口径マウントに対応したせいでこういった形状にせざるを得ないのだと思うケドね。。
てなわけで、今回はマクロ撮影での作例を公開していますが、少し引き気味の作例も含めて近日動画を公開したいと思います。
制作中の動画をちょい見せ
タイトルの通りまさに、週末にちょっと出かけた際に30分ほどカメラを回して撮影した映像です。が、マクロというレンズは非日常的な切り取りができるのが楽しいと改めて思った次第です。
筆者:SUMIZOON
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