さてLUMIX S5の発売が9/25な訳ですが、実際のこの機材で映像を撮るにあたって必要なものを整理したいと思います。
レンズ
Lマウントのレンズは現行のラインナップは、大きく重いレンズが多いです。無論、非常に高画質であるレンズ群なのですがS5との組み合わせでコンパクトに持ち歩きたい場合を考えて下記のレンズが良いかなと思います。
LUMIX S20-60mm F3.5-5.6
パナソニック 標準ズームレンズ フルサイズミラーレス一眼 Lマウントシステム用 ルミックス LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6 ブラック S-R2060
- 発売日: 2020/07/22
- メディア: Camera
まず、ズームレンズですが小型のLUMIX S5にベストマッチするのでコレ。単体で買うと7万円程度ですが、キャッシュバックも考慮すると実売3万円程度で購入できるレンズキットで購入するのがベスト。60mmでは焦点距離が足りないと言う方も多いかと思いますが、LUMIX S5はフル画角が6KであるためAPS-Cにクロップした場合でも4Kの解像度が得られますので、ボケ量は60mm相当にはなりますが、どうしても寄りたいと言う場合はAPS-Cクロップにしてしまうのも手です。ここら辺はフル画角が4Kであるα7SIIIでは出来ない芸当かと思います。
つまりLUMIX S5では20-90mmの焦点距離で4K映像が撮れるレンズという事になります。
このレンズは私のスチル時代の師匠にLeica SL2(47MPix)で使った印象を伺った所、近距離の解像度は十分、遠景でやや解像感が不足するケースがあるが24Mだと全く問題無し。色のりも非常に良くキットレンズとしては凄く良く出来ており、ワイド端の周辺の流れも気にならないと言う事でした。
うーん、早く使ってみたい。。。
SIGMA 45mm F2.8
SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary C019 | Leica Lマウント | Full-Size/Large-Format ミラーレス専用
- 発売日: 2019/07/26
- メディア: エレクトロニクス
次に思いつくのはSIGMAの45mmF2.8。標準焦点距離域でコンパクトなLマウントレンズ。S5に大きさ的にマッチングは悪くないレンズですが、今買ってしまうと近い将来発売されるF1.8単焦点群と焦点距離が被ってしまうんですよね。。。海外ではコレをオマケで付けてくれるキャンペーンが有りますが、日本の場合はキャッシュバックキャンペーンがその代わりと言っていいでしょう。AFが効く小形単焦点でそこそこの明るさで標準域のレンズが欲しいと言う人は検討する価値があると思います。
純正F1.8レンズ群を待つ
近く販売されるF1.8単焦点群(左の4本)
発売まで待てるのであればこの4本のレンズ群で揃えるのが良いかもしれません。そもそもこのレンズ群は同じフォルムなのでレンズ交換に伴うフォーカスギアの再設定やジンバル撮影でのバランス取りが非常に楽なラインナップになるはずです。
まずは85mmが11月に発売されるとのことで、それ以外の24mm/35mm/50mmはその後に発売されるとの事。
個人的には50mmF1.8を先行して出してくれたら良かったのに。。。と、思わんでも無い。85mmはポートレートを撮るにはいいけど中望遠の領域なので汎用的に使うにはちょっと長い。とは言え値段によっては家にあるSamyang85mmF1.4(EFマウント用をMC-21経由で運用)をコレに入れ替えても良いかなと思っています。
TTartisan 11mm Fisheye F2.8
純正の20mmだと広角が物足りない、パンチのある絵が撮りたいと言う方にオススメなのがこちら。私も普段愛用しているレンズの一本です。以前公開した下記作例で雰囲気は分かるかと思いますので併せてご覧ください。こちらも価格は¥29,700です。
魚眼を活かした撮影をするもよし、ポスト処理でデフィッシュして普通の超広角として使うもよし
【作例】TTArtisan11mmF2.8激安魚眼レンズを超広角レンズとして使う。持ってないと損な一本?
LUMIX S Pro 16-35mm F4
現行のLUMIX S Proレンズの中で最も軽いレンズがこの16-35mm F4です。優等生すぎるので面白みに欠けますが、ジンバルとの相性も良く非常に気に入っている一本です。初め手にした印象は「軽っ!」でした。
https://panasonic.jp/dc/products/s_series_lens/lumix_s_pro_16-35.html
↓にS1Hと組み合わせた際のスチルの作例と動画作例を載せてますので是非ご覧ください。
LUMIX S1H + S Pro 16-35mm F4 + MOZA Aircross2
LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.
LUMIX S5のキットレンズはLUMIX S20-60mm F3.5-5.6ですが、LUMIX S1のキットレンズはLUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.でした。所謂多くのメーカーがフルサイズ機のテッパン便利ズームとして扱っている焦点距離・F値です。私も古くはキヤノンのEF24-105mmF4 Lを使っていましたが、便利な反面写りがイマイチだったのを記憶しています。
ですが、このLUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.はハーフマクロとしても使用できて、写りも申し分なし。Dual I.S.2では三脚が不要なくらいビタ止まりするレンズです。電子手振れ補正も併せたら更に強力なんでしょうけど、全然その必要が無いレンズです。
https://panasonic.jp/dc/products/s_series_lens/lumix_s_24-105.html
私もどれか一本持って撮影に出るとしたらこのレンズを迷わず選んでいます。
とは言え、単体でこのレンズを買うと結構高い。。。だからこそのLUMIX S5とのキットレンズってのが発売されてもいいんじゃない?という気もします。S1がそうだったようにね。
とにかくブリージングがほぼ無く、F4通しってのは動画撮影には非常に向いていると感じます。これをキットに32万円とかなら、こっちの方を選びたいって人が結構な比率で居るんじゃないかと思うんですがどうでしょうね。
LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S. + LUMIX S1
LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S. + LUMIX S1
スチルの作例は下記を参考にしてみてください。
まとめ
とにかくLUMIX S5はコンパクトなので、Lマウントレンズをそのまま使いたい所です。MC-21マウントコンバータでEFレンズを使うのも手ではありますが、S5のコンパクトさがスポイルされてしまいますので、上記ショートフランジバック用のレンズで小形軽量なシステムしたい所です。
他にもSIGMAからは多くのレンズが発売されていますし、LAOWAからもLマウントレンズが発売されていますので、海外メーカーを含めていろいろ探してみると楽しいと思います。
次回はケーブルクランプを含めたケージ、ジンバルについて書いてみたいと思います。ではでは
筆者:SUMIZOON
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