とあるビデオグラファーの備忘録的ブログ

ビデオグラファーsumizoonのブログ 一眼動画に関する機材や撮影方法を中心に情報を発信していきます。

LUMIX S9の実機レビュー後記(作例、必須のグリップ、レンズマッチングについてなど)

LUMIX S9の公式プロモーションには関わっていないと先日言っていましたが、ブログの記事を書いた直後にビデオサロンさんから声を掛けていただいてLUMIX S9をお借りしました。

ビデオサロンさんで公開になったレビュー記事は下記

videosalon.jp

公開になった記事を改めて見ると相変わらず読者を眠くさせかねない文章量でちょっと反省しているところではあります。


相変わらず書きまくった記事。。。

待望の小型軽量ミラーレスLUMIX S9動画性能レビュー | VIDEO SALON.web | 映像制作・動画編集のための月刊誌ビデオサロンが運営するWebマガジン

また、他の方は触れてないLUMIX S9(GH7でも同様)特有のLUTのカラクリ、ローリングシャッター速度に関する話

についても書いておりますので参考にしてみてください。後者はたかTubeさんに新型の幕速測定器を送っていただいたのですがタイミングが合わずでしたが、近くそれを使って諸々評価したいと思います。

作例

GH7の作例を先日アップしたばかりですが、S9の映像を紹介します。
こちらはGH7と違って手持ちでラフにお散歩して撮った映像になります(日数もなかったしね)。

車載の映像以外は全部手持ちです。

もう、この手の映像を撮るならジンバルは不要な時代になったと言って間違い無いでしょう。正確無比な歩き撮りや走り撮りではジンバルは必要ですが、短いカットで構成するショート動画でのジンバルの必要性は疑わしくなってしまったと言って過言は無いでしょう。

なお、ポスト処理での補正はかけてないので以下のカットとかはよく見れば画面が緩やかに回転していることが分かります。

後日試してみたいと思いますが、この映像に更にワープスタビライザーを適用するともう完全にジンバル映像になると思われます。

カフェでお茶してたら急に雨が降り出したので撮影したカットですが、フラっと窓際に席を移動して撮影するといった気軽さはS9だから気軽にできるものです。

浅い被写界深度で撮るも良し。

スマホを構えるが如く撮影するも良し。

信号待ちにスナップ動画撮って楽しむも良し。

楽しすぎる。。。

いや、なんだろう、この感覚。とにかく久々に街中で撮るのがすこぶる楽しい。鼻水が出るほど楽しかったんです。飛行機とかガッツり撮るのも楽しいんですが、こういったふらっと歩きながら街の情景を撮影することがすこぶる楽しいカメラでした。

やっぱり小さい単焦点が似合う

小さいカメラボディのため、やっぱり見た目的にも小ぶりなレンズがしっくり来ると思います。いわゆるLUMIX S F1.8シリーズや20-60mmと言うのは悪くないんだけどボディに対して見た目がフロントヘビー感が出る。

おまけでついてくるパンケーキは見た目は抜群ですが、せっかくのフルサイズであればもうちょい明るいレンズをつけたくなる。

てなると、SIGMAのiシリーズがしっくり来ます。写真を撮り忘れたけど作例撮っててもSIGMAの50mmF2は一番しっくり来ていたと思います。以下は17mm F4

ズームレンズとして期待するところはS9と同時に発表になった
LUMIX S 18-40mm F4.5-6.3ですが、なぜこれがS9と同時発売じゃないんだ!と言いたいところではあります。これすごく小さくていいんじゃね?と思う。

明るさは無いので暗いところで撮影するにはちょっと心許ないけど、静物のスチルを撮るなら手ブレ補正の強いS9の事なので都会の夜くらいだったら問題ないと思います。

願わくばF2.8くらいでめっちゃ小さい2倍ズーム(例えば24-48mm F2.8)みたいなものがあるとすんばらしいと思うのでLUMIXさん是非。

LUMIX純正ロードマップを改めて見返す

ところで、LUMIX Sシリーズのロードマップに乗っている標準ズームレンズってコレてなんなのでしょうか?。明るいレンズは期待できませんがF値固定のレンズに挟まれた場所にこの記載があるので、固定F値と言うことが期待できるのかも。

真っ当に考えて24-70mm F4なんかなと。コレがどのくらいの大きさで出てくるかでS9のボディにマッチするかが決まりそうですが流石にそんな小さくはならないよね?

S9に備えて用意しておいた方が良いもの

LUMIX S9のホールド性は低いので割としっかりホールドして撮りたいのであればグリップは要ります。というか私には必須なアイテムでした

ただ、手が小さいと言う人にはそのままでもOKかもしれませんが、これを付けた前後で何人かの人に持ってもらいましたが、その全員は「あった方が圧倒的に楽」と言うものでした。

ちなみにSmallRigのグリップは本体の表面加工とほぼ同じ見た目をしているので違和感がありません。

以前、速攻で買ったと言いましたが、デモ機の返却3日前にグリップが届いたのですが、それまでは結構撮影しにくかった。と言うのが正直な所です。

違和感のない作り

その後SmallRigさんから「こないだブログに紹介してもらったのでクーポンコード発行するで」と直接連絡を頂きましたので記載しておきます。

5%OFFクーポンコード:jpbsc5 になります。

縦にストラップをつける事も可能

S9は三脚穴が前方にあるため、グリップを付けると後方に移動できると言うのもメリット。コインドライバーも付いてます。

ロゴは無くても良かった気もするけど今やSmallRigも立派なブランドなのであっても悪くないか。。

まとめ

LUMIX S9と言うカメラがかなり注目されていると言うのは間違いないでしょう。いろんな意味で話題になりました。(そこから更にいろんな話題になってますので、今ここでは言及しませんが、そのうち書ければと思います。)

メカシャッターが無い、EVFが無い。と言うのでカメラとしてはどうなのだ?と言う所でコアなユーザーからは「こんなのカメラじゃないぜ!」と言う意見さえ散見されますが、私の使った感想としては「すげー楽しい」と言うカメラです。

その真価はLUMIX Labの出来に左右されると思いますが、実際に多くのスマホで問題なく使えるのか否かが現状は気になる所です。Android版はウチのスマホでは快適に動いてました。そういえばiOS版が公開されたっぽいので、そちらも試してみたいと思います。実機ないけど、20日になったら手に入るので試します。

既に供給不足がアナウンスされているS9ですが、カメラ界隈では「供給不足アナウンス」が定番になっているイメージなので「またか」みたいな書き込みが見られます。ですが、LUMIXの場合は供給不足がアナウンスされるのは本当に不足の場合だけですので今回は本当にバックオーダーが多いんでしょう。とにかく初日に予約を入れたのでウチの分は初回入手できそうなので今から楽しみです。

 

 

筆者:SUMIZOON
Facebookグループ一眼動画部主宰
Youtubeチャンネル STUDIO SUMIZOON の人

 

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