こんばんはSUMIZOONです。
7/9にLUMIX S1ファームウェアVer1.2が公開されたので、さっそくウチのS1に入れてみました。
Ver.1.2は下記からダウンロードができます。
アップデートの内容
リリースノートを見たらわかりますが、今回のアップデートは
①ボディ内手振れ補正の性能向上
②AF性能の向上
③アップグレードソフトウェアキー「DMW-SFU2」による機能追加
が主な特徴です。③のDMW-SFU2に関してはソフトウェアキーの発売がまだ先なので試せないですが②の部分に関してはVer.1.2の発表から気になっていました。
AF-ON(近)/AF-ON(遠)設定は動画には使えない?
なので、動画の連続AFに使えると思っていた私は少し残念ではあったのですが。。。
※ただし、動画撮影に入る前のワンプッシュAFとしての精度、速度向上には効果はあると思います。
LUMIX S1にファームウェアVer.1.2を入れてあの機能を試した
要は、この機能はスチル撮影時や動画撮影開始時にAF-ONをプッシュした際のピント合わせの挙動の優先度を、遠い側の被写体にするのか、近い側にするのかを独立して設定できるというものになります。尚、AF-ONなんて使わないよ!って方は下記をご覧ください。sumizoon.hatenablog.com私はAFの動作開始はすべてAF-ONで行っています。個人的にはレリーズの半押しでAFを動作させるよりもAF-ONボタンで設定した方がよいと感じています。現状のAF-ONボタンは遠い側、近い側にバランス良く素早くピントが合うようになっていますが、それを遠い側優先にするのか、それとも近い側優先にするのかを設定することができるという事になります。でも、そんなもん被写体に依存するのでどっちか選べないやん!となりますので必然的にAF-ON(通常)、AF-ON(近)、AF-ON(遠)のボタンのうち2つをボタンに割り振るというのが良いかと思います。で、上の動画で試した通りAF-ON(通常)を親指ポジションにAF-ON(近)を薬指ポジションに割り振りを行いました。
どんな時に有効な機能なのか
これに関してはまだ弄って1時間もしてないので、何とも言えないので推測で書きます。私は飛行機撮影を夜に行うことが多いです。撮影方法に関しては上の記事を参考にしてもらったら良いと思います。スチルでも動画でもAF-ONでのワンプッシュAFを動作させて撮影しています。
困っているのは夜間に遠くから近づく航空機が強い前照灯を照らしている状況で真正面で撮影している場合です。その場合、ワンプッシュAFはほとんど使い物になりません。理由は一旦アウトフォーカスで発生したボケのエッジをピントの山だとカメラが勝手に判断してAFがロックして微動だにしないケースが多いからです。
その際に一回遠い側にピントを送りたいと思って何度もAF-ONを押すのですがピントが合わないケースがほとんどです。これはレフ機を使っている時代から同じ思いをしています。
もしかすると今回のファームアップでの遠い側設定ってのはこれが有効に働いて難しい状況でもフォーカスリミッターよりも使える機能なんじゃないの?という淡い期待をしています。
まぁ、夜間に真正面で飛行機を撮る状況ってかなりAFには酷な条件なので期待はしてませんが一回試す価値があるかと思います。
なので、親指では通常のAF-ONを、薬指にはAF-ON(遠)を設定して一度試したいと思います。
てなわけで最後は勝手な妄想をしました。今回の記事はまだほとんど試せていない状況で書いちゃったのでいろいろ間違った事を書いているかもしれませんので、間違いに気付いた時点で訂正させていただきます。
おまけ、動画の連続AFはだいぶよくなった気がする
いつも動画のAFに関しては再現性のあるテストができないので、はっきりという事ができませんが、ウォブリングに関してはだいぶよくなったと思います。状況によっては全くウォブリングが発生しません。
60pの挙動の素性の良さを言及している人もいますが、60pの際はトラッキングを秒間60回しているのでさらに優秀なのは容易に想像がつきます。
30pの動作もパッと触った感じはGH5Sとかの感覚に近いです。尚、GH5Sは1/60以下のシャッタースピードにするとおそらく秒間60回(60p相当)のトラッキングをかけていると推測していますので、あれはあれでAFが優秀です。ですが、S1の場合1/50とかのシャッタースピードで30pを撮影しても結構優秀になったと感じます。(まぁパナ基準ですけどね)
ピントの浅いS1でこれだけ合うならかなり使えそうな感じかと思います。
ではでは