ある程度予想していたものの、本日2025年2月13日にNikonからREDにZマウント機の発表があったのでそれについて書いてみたいと思います。
公式プレスリリースは下記になります。
Nikon公式リリースから
まず公式リリースは下記。

株式会社ニコンの子会社、RED Digital Cinema, Inc.(以下、RED)は、「ニコン Z マウント」に対応したデジタルシネマカメラ「V-RAPTOR [X] Z Mount」と「KOMODO-X Z Mount」を発売します。
(中略)
今回登場する「V-RAPTOR [X] Z Mount」と「KOMODO-X Z Mount」は、「Z CINEMA」シリーズ最初の製品です。REDのカラーサイエンスを活かしたシネマティックな画質と、独自の画像圧縮技術をはじめとした高い性能はそのままに、大口径、ショートフランジバックが特長であるニコンの「Z マウント」に対応。映像制作者に、これまでにない幅広いレンズの選択肢を提供します。収差が極めて少なく、高い解像感で被写体を忠実に捉えるNIKKOR Z レンズのラインナップが使用可能になるほか、「マウントアダプター FTZ II」を使用してNIKKOR F レンズでの撮影も可能。人気の高いオールドレンズを含むAI Nikkor以降の多彩なNIKKOR レンズラインナップを、RED製品と組み合わせて使用できます。両製品ともに「NIKKOR Z 28-135mm f/4 PZ」(2025年4月発売予定)のパワーズームのコントロールにも対応するほか、従来モデルからAF性能も向上します。
ニコンは、今後も新次元の光学性能を追求し、ユーザーのニーズに応えていきます。そして、映像表現の可能性をさらに拡げることを目指し、動画領域においても映像文化の発展に貢献します。ニコンとREDによって生み出される新たなシナジーに、今後もどうぞご期待ください。
引用:RED、「ニコン Z マウント」対応のシネマカメラ「V-RAPTOR [X] Z Mount」「KOMODO-X Z Mount」を発売 | ニュース | Nikon 企業情報
(極端に)要約すると下記
・ニコンとREDはデジタルシネマカメラシリーズ「Z CINEMA」を立ち上げる。
・Z CINEMAシリーズの第一弾がV-RAPTOR [X] Z MountとKOMODO-X Z Mount
・NIKKOR Z 28-135mm f/4 PZ(2025年4月発売)のパワーズームコントロールに対応
・今後も期待してね
と言うものです。
過去の当ブログ記事から
以前、REDとNikonの話については二度ほど記載しました。その中で、ぼちぼち何か動きあるんじゃね?と言う記事が2つ目。その中で下記のように記載しました。
カメラの開発期間として1年は短いと思うので、2025年早々にはREDとNikonがコラボした製品が出るのは時期尚早かと思います(中略)Nikonがこの分野で存在感を示すのなら、2025年のうちに何らかの発表をすることが必須だと思う。
引用:RED買収2年目の今年いよいよNikonは動き出すのか - とあるビデオグラファーの備忘録的ブログ
一年じゃ新たなカメラを開発するには短いけど、なんか出すんじゃね?と言う誰でもできる予想ですが、その答えは既存のカメラのZマウント化と言う形で発表になりました(V-RAPTOR [X] Z MountとKOMODO-X Z Mount)。
発表になった2つのカメラの概要
RED V-RAPTOR [X] もKOMODO-X も以前にREDが扱っていた2機種ですが、Zマウント化されたと言うこともあり、改めて概要を書きます。
RED V-RAPTOR [X] Z Mount概要

・8Kグローバルシャッター
・センサーサイズ:40.96mm×21.60mm
・解像度:8192×4320
・ダイナミックレンジ 17+Stop
・画素ピッチ:5um
・記録コーデック:16bit REDCODE or ProRes10bit
・最大フレームレート 8K120p
・価格:634万円(税込)本体のみ
流石に、この価格なので、これを個人所有すると言う人はほとんどいないと思いますが、それでも、高解像度の120p撮影をしたいと言う人には憧れの機種ともいえます。ブラマジのURSA12K LFが半額以下なのでちょっと割高と思えるかもしれませんが、冷静に考えてブラマジの方が価格設定がおかしいとも言う。。(URSA 12K LFはローリングですが)
ちなみに、V-Raptor Xには20Stopに拡張されるモードがあってラインバイラインのHDR合成時のダイナミックレンジだったと記憶していますので、通常のレンジの場合にのみ8K120pが可能だったかと思います。非HDR合成駆動の場合おそらくスペック上は17+となっているけど実効14+〜15Stopあたりかと思う。
とにかく、Zマウントに対応した事により16mmと言う超絶短いフランジバックを実現しているのでEマウントレンズもアダプタ次第では使えるでしょうし、アダプタさえあれば世の中のほとんどのレンズが使える事になります(そこがウリなのかはわからんけど)。まぁ、ガチの制作だと下記のような専用アダプタ使ってPLレンズ使うことになると思うのですが、ZマウントはEマウントもEFマウントもかなりのマウントアダプタが出回っているので、それらを使って撮影する方もおられるかもしれません。

RAID:RED V-RAPTOR Z to PL w/ Electronic ND Filter Adapter Pack
あと、勝手な憶測ですが、Zマウントと言う短いフランジバックなので、今後Z CINEMAシリーズにNDフィルタをビルトインした機種が出てくるのか否かは個人的に興味があるところです。
KOMODO-X Z Mount概要

・6Kグローバルシャッター
・センサーサイズ:Super35mm(27.03mm×14.26mm)
・解像度:6144 x 3240
・ダイナミックレンジ 16.5+Stop
・画素ピッチ:約4.4um
・記録コーデック:16bit REDCODE or ProRes10bit
・最大フレームレート 6K80p
・CFexpress Type B
・価格:152万円(税込)本体のみ
RED Komodoは個人でも扱えるREDとして人気のシネマカメラ。いつかはREDみたいな事をいう人も多いですが、私のようなワンオペスタイルの人にとってそこそこ気軽に使えるカメラがKomodoだと思います。モニターが上部にあるおかげで、むしろLUMIX BGH1/BS1Hよりは遥かに使いやすいと思います。


RFマウントで試した時には意外にもAFもマトモに使えそうな感じだったのでブラマジのカメラよりも運用は楽なんじゃないかと思います。
そのほかの情報はこちらよりご覧くださいませ。

で、V -RAPTERについて私が語るのは烏滸がましいのでやめときますが、REDのカメラはRAW収録してなんぼのものだと思いますので、動画を扱ったことがない既存のNikonのスチルユーザーの方が、新たなNikonのマウントが出たからといって飛びつくのはちょっと難しいカメラではあります。ですが、これを機会にREDのカメラに興味を持つアマチュアの人たちが増えるのは喜ばしいことかと思います。(所有してない私が言うのもなんですが。。。)
早速RAIDでの取り扱い開始している
REDの日本代理店であるRAIDのウェブサイトを気になってみてみたら、もうすでに
RED V-RAPTOR [X] Z MountもRED KOMODO-X Z Mountも取り扱いが開始されていました。すぐに手に入るかどうかは確認してません。気になる方は問い合わせてみてはいかがでしょうか。

引用:https://www.raid-japan.com/shopbrand/ct223
まとめ
とりあえず予想通り第一弾製品は2025年の2月に発表になったわけですが、これからも動画に寄った機種が複数水面化で動いているのは確かだと思います。REDの製品はアマチュアが手を出すには少々敷居が高い製品ですので、Nikonブランドの動画寄りの比較的リーズナブルな製品を心待ちにしていたりします。
私個人的にはNikon Z8のN-RAWで8K60pが撮れることで結構満たされてるのですが、
とはいえ、せっかくZマウント化したことだし、一度KOMODO Xをレンタルしてみよかなと。
最後に関係ないですが、Z8の作例でも貼ってこのエントリを締めたいと思います。ではでは。
自己紹介
筆者:SUMIZOON
Facebookグループ一眼動画部主宰
Youtubeチャンネル STUDIO SUMIZOON の人
2011年よりサラリーマンの傍ら風景、人物、MV、レビュー動画等ジャンルを問わず映像制作を行うビデオグラファー。機材メーカーへの映像提供や映像関係メディアでレビュー執筆等を行う。Youtubeチャンネル「STUDIO SUMIZOON」登録者は1.4万人以上。Facebookグループ「一眼動画部」主宰。「とあるビデオグラファーの備忘録的ブログ」更新中。
