こんばんはsumizoonです。
今回紹介するアイテムも動画界隈では当たり前のアイテムではあります。
動画では日中の撮影ではNDフィルタなどが必要なことはご存知だと思います。
スチルをやっている方はISO100で明るいレンズ使ってしまうと適正な露出を得ようとするとシャッタースピードが上がりますよね。でも動画はシャッタースピードを概ね1/100~1/60にしておく必要があるので意図的にイメージセンサーに入る光量を減らす(減光する)必要があります。
そこで必要なものがNDフィルタです。動画撮影をする上で楽なのはクルクル回して光量を連続的に変化させることが出来る可変NDです。
ただ、この固定NDや可変NDはレンズを複数所有していて撮影時にコロコロレンズを変えるような撮影をした場合にいろいろ面倒です。(レンズの数だけ可変NDを用意できるというお金持ちの方もいらっしゃるとは思いますが...)
可変NDは例えば77mmのサイズで結構な値段です。なので多くのレンズを持っていた場合にレンズ毎に可変NDを用意するのはちょっと現実的ではないです。
お値段2万円弱。。。
ちなみにNDは必要なケースと不要なケースがあります。当然暗い中での撮影では不要ですし、外光が入らない室内では不要なケースもあります。その度にフィルタを外したりするのは大変面倒です。ましてやレンズ交換の度にフィルタも交換するのは時間が結構かかります。
そこで簡単にフィルタを取り外しできるアイテムがみんな大好きマンフロットブランドのXUMEになります。
XUMEは「①マグネットベース」と「②フィルターフレーム」をペアで使う製品です。
2年前までは、んなもんいらん!と思っていたのですが今ではこれが必須のアイテムです。
①マグネットベースはレンズ側に付けるもので各種サイズが発売されています。
②フィルターフレームはフィルタ側に取り付けるものになります。
実際に私の場合で紹介します。
私はマグネットベース、フレームを77mmで揃えています。要は手持ちのレンズの最大のフィルタ径の以上のサイズを選ばないと全てのレンズをカバーできないからです。
私の場合は77mmのレンズが数本あるので77mmにしています。
では77mmのフィルタ径じゃない例えば52mmのレンズを持っていた場合どうするかっていうとステップアップリングで77mmにしてしまいます。
※以下77mmを前提に記事を書きますが、手持ちのサイズを考慮してサイズを置き換えて考えてください。
まぁ不細工なことこの上ないんですが、利便性の為には我慢しています。なのでこの方法は
「おしゃれに撮影したいぜ!」
って方には向きませんし、お勧めしないです。
で↓の写真はSAYMANGの85mmF1.4 こちらはフィルタ径72mmですが72mm→77mmのステップアップリングを付けています。
そのステップアップリングの上から上で紹介したレンズ用マグネットベースを付けます。
まぁ取り付けは普通にねじ込み式なのでクルクル付けます。
でもって次はフィルタ側です。
でもってこれでワンセット完了。
楽ちんです。パナライカ112-60mmのフィルタ径は62mmですが、これも62mm→77mmのステップアップリングをかました上にマグネットベースを取り付けています。
とまあ、これだけの話ですが、レンズ交換の度にフィルタの交換する手間は大幅に削減されます。
一点注意です。この77mmのマグネットベースを取り付けた場合レンズキャップは77mmのものでも付かないことはないのですが、かみ合わせが浅くてすぐに外れてしまいます。
ではどうするかっていうと77mmのマグネットベースを取り付けたレンズの場合は72mmのレンズキャップを使うとええ感じのハマります。
※専用の金属式のレンズキャップもXUMEのラインナップにはあるにはあるんですが、結構値段がするので私はこれを使っています。
SODIAL(R)72ミリメートル レンズカバー 保護カバー キャップレンズキャップ レンズキャップ 新しい
- 出版社/メーカー: SODIAL(R)
- メディア: Camera
- この商品を含むブログを見る
一つ200円以下の激安キャップです。海外発送の製品が多いので橈尺までに時間はかかりますがアホみたいに安いので少し多めに買うのも手かもしれません。
あとステップアップリングの類はAmazonに腐るほど売ってますのでテキトーにどうぞ。こちらも1個400円前後で買えます。
尚、今回は可変NDを例にとって説明しましたが、可変NDはムラがあるので嫌だって方はフィルターホルダーを付けた複数の固定NDを用意して華麗にフィルター交換する!なんて方法もアリです。私は両方運用していますしC-PLもこのホルダーを付けたフィルターを用意しています。めんどくさがり屋にはうってつけのアイテムですので是非検討してみては如何でしょうか。
※マグネットはそれなりの吸着強度がありますが、取り付けるフィルタが重い場合は比較的外れやすいです。なので移動の際にはフィルタを付けっぱなしにするのではなく必ず取り外してレンズキャップをしたほうがいいです。
また、フィルターホルダーとマグネットベースにはそれなりの厚みがありますので広角レンズなどはケラれる可能性があります。
てなわけでXUMEを使って撮った最近の作例を紹介しておきます。
ではでは