いや、もう出るだろうなとは分かっていた製品。Ronin 4Dに続くティザー広告から、ほぼ予想はついていた製品ですし、先月末からもう結構お漏らし状態で写真まで出回っていた状態。
で、ちょっと前に発表になりました。DJI Action 2について書いてみたいと思います。
モジュール型となったDJI Action 2
先代のGoPro的な雰囲気のカメラから、所謂マグネットを使用した脱着式のモジュラーデザインに変化しました。
https://info.system5.jp/whatsnew/archives/105835より
うーん合体メカ好きにはたまらんでしょう。そして、このカメラは結構出荷台数が見込めることもありサードパーティからオプションの類が多く発売されるのは間違いないと思います。
尚System5さんでは既に販売を開始しています。どうも販売形態は下記の2パターンのみの模様ですが、各種パーツ類はこちらから別途購入する事が可能です。
・DJI AC2POC DJI Action 2 Powerコンボ:税込49,500円
DJI Action 2カメラユニット、電源モジュール、磁気ストラップ、磁気アダプターマウントのセット・DJI AC2DSC DJI Action 2 Dual-Screenコンボ:税込63,800円
DJI Action 2カメラユニット、フロントタッチ画面モジュール、磁気ストラップ、磁気ボールジョイントアダプターマウント、磁気アダプターマウントのセット
レンズ及び撮像素子
レンズは超広角の155°でF2.8固定です。(先代のActionは145°)
センサーサイズは1/1.7(先代のActionは1/2.3)
より広角でセンサーサイズが大きくなっているため、Actionよりも画質が高い事は間違いないでしょう。
動画フォーマット
4K (4:3): 4096×3072 @ 24/25/30/48/50/60 fps
4K (16:9): 3840×2160 @ 100/120 fps
4K (16:9): 3840×2160 @ 24/25/30/48/50/60 fps
2.7K (4:3): 2688×2016 @ 24/25/30/48/50/60 fps
2.7K (16:9): 2688×1512 @ 100/120 fps
2.7K (16:9): 2688×1512 @ 24/25/30/48/50/60 fps
1080p (16:9): 1920×1080 @ 100/120/200/240 fps
1080p (16:9): 1920×1080 @ 24/25/30/48/50/60 fps
特筆すべきは4K120pでの撮影が可能になっている所です。センサーが小型とはいえ映像エンジン側の負荷が高いと思われる同フォーマットは熱で停止しないのかは少々気になるところではあります。
ブレ補正
まぁここらへんは最近のスマホでもかなり電子補正が優秀になったという事もありますが、Action2では更に強化されている模様です。
HorizonSteady(ホライゾンステディ)は所謂VRカメラなどと同じ様なイメージで水平を常に保つ動作となります。所謂ジャイロとの組み合わせでリアルタイムにブレを補正するというものなはずです。
ちなみに、この機能少し制限があります。まず
安定化機能
EIS(電子式映像ブレ補正):Rocksteady 2.0+HorizonSteady
*100fps以上で録画しているとき、EISに対応しません。動画解像度が1080p (16:9) または2.7K (16:9)の時のみ、HorizonSteadyは利用できます。
つまり100fpsを超える高フレームレートでは手振れ補正の類は効かないです。またHorizonSteadyに関しては1080p (16:9) または2.7K (16:9)の時に使えるという事になります。最高画質でHorizonSteadyは使用できないのが残念ポイントです。
要は4K120pでは手振れ補正は効かない。4K60pではRocksteady 2.0という通常の手振れ補正は動作するという事。ちなみにRocksteadyだけでもジンバル不要なレベルの補正効果があるので4K60pは十分手振れ補正が効くと思います。
尚、Rocksteady 2.0もHorizonSteadyも電子手振れ補正の類ですので、夜などの低照度でシャッター速度が遅くなった場合の1フレーム内で生じるブレは補正出来ないので、そこらへんを考えて使いましょう。夜なら物理的にブレを止めるジンバルしか方法は無いと思います。
何のことか分からんと言う方もいると思いますが、夜の撮影ではブレ補正は不自然になる可能性が高いのでそこらへんは覚悟したほうが良いと言う事です。一方で昼間のシャッター速度が速い中での撮影では気にすることはないと思います。
恐ろしくコンパクト
カメラユニット単体だと39×39×22.3 mmという小ささ、重量がわずか56g それでいてタッチスクリーン搭載
というは、Bluetoothのワイヤレスマイク程度の大きさです。(と言って分かる方いるやろうか)
フロントタッチ画面モジュールは39×41.6×24.6 mm、重量が64gなので二つを足したとしても120g
イマドキのスマホが200gを超える製品が増えた中で、この重さと形状は画期的かもしれません。
発売形態は2パターン
ぶっちゃけ本体だけ欲しいという気もしますが、今の所販売形態はAction 2 POWERコンボとAction 2 DUAL-SCREENコンボの2種類です。
Action 2 POWERコンボ
同梱物はカメラユニット(本体)、電源モジュール、磁気ストラップ、磁気アダプターマウント
追加の電源モジュール1300mAhがセットになっているものです。本体のバッテリーは580mAhなので2倍強のバッテリー容量になります。
カメラユニット + 電源モジュール併用時:180分との事
System5販売ページ→ DJI AC2POC DJI Action 2 Powerコンボ:税込49,500円shop.system5.jp
Action 2 DUAL-SCREENコンボ
カメラユニット(本体)、フロントタッチ画面モジュール、磁気ストラップ、磁気ホールジョイントアダプターマウント、磁気アダプターマウント
こちらはフロントタッチ画面モジュールがセットになったものです。同モジュールにも1300mAhのバッテリーが搭載されており、カメラユニット + フロントタッチ画面モジュール併用時:160分とあります。先の電源モジュールよりも20分程撮影時間は短いですが、自撮りをしたい人にとってはこのモジュールはマストであると思います。
Action 2 DUAL-SCREENコンボ
System5販売ページ→ DJI AC2DSC DJI Action 2 Dual-Screenコンボ:税込63,800円shop.system5.jp
その他、詳しくは公式のスペック表を参照ください。
一応アマゾンリンクも貼っておきます。
まとめ
一部手振れ補正の制限があったり残念な仕様はあるものの、既にアップされている作例動画を見る限りは昼間の画質には文句が無く、「こりゃ売れるわ」という製品に仕上がっていると思います。
なぜ、この手の製品が日本のメーカーで作れないのか。。。という残念な気分になる一方で、ワクワクさせる商品を連発するDJIの開発パワーの恐ろしさを思い知った次第です。
というか、新製品ラッシュで発表があるたびにブログ書いてたら寝不足になりそう。。。
そういや明日はNikon Z9の正式発表の日だ。。。ああ、明日も眠いのか
筆者:SUMIZOON
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