Lumix S1/S1R発表とそれについて思うこと。

こんばんは。sumizoon(@sumizoon)です。

世界が待ちに待った、かどうかは分からないが少なくとも私はこの発表を心待ちにしていました。そう、Lumix S1/S1Rが先ほど発表になりました。これ書いているのは2019年2月1日の20時過ぎ。。。

https://www.panasonic.com/content/dam/Panasonic/Global/AVC/LUMIX/2019/DC-S1RM/LUMIX-S-OV-Header-Image-LUMIX-S1M.jpg

まだ実機を見たわけでも触ったわけでもないし発表された内容だけでいろいろ想像して書いている部分もあるので、一部間違ったことを書いているかもしれないですがそこは勘弁してください。

とりあえず、私の場合、主として動画カメラとしてどうか?という観点となるのでスチルしか撮らん!って方は以下はあまり参考にならないかもなのでご注意を。

 

 

 

とりあえず公式ページより引用

Lumis S1

www.panasonic.com

Lumis S1R

www.panasonic.com

 

いろいろ見ていったら記事にする時間がないのでとりあえず特に断りの無い限りはS1(無印)の方に関して記載していきたいと思います。(というのも動画を撮るならいろいろ事前の噂を見る限りはS1の方だろうなと凡その見当をつけていたからです。) 

 

動画性能に関して

ISO感度に関して

感度設定(100-25600)S1R / (100-51200) S1

拡張感度設定(50-51200)S1R / (50-204800)S1

これはまぁ標準的っちゃ標準的。時代も変わったものだ。。。でもぶっちゃけ6400以上を使う事はほとんどのケースで無いので個人的には6400の感度での絵がどうなるかが気になります。設定できるのと使えるのは違うしねぇ

 また、後述するV Log撮影の最低感度に直結するベース感度に関してですが、おそらくS1のベース感度は800になるのではないかと思っています。GH5Sのベース感度(DualNative低感度側)が400というのは昼間でも楽に使えて良いのですが、フルサイズの24MPは画素ピッチが広がるのでISO800程度に落ち着くと想像しています。α7IIIとかも800ですよね?確か。明るいレンズで開放で動画を撮る場合はNDをGHよりも一段分減光して撮影する必要に迫られると思います。ちょっと億劫ですが、GH5Sと双璧をなすウチのもう一つの高感度番長「α7s」のベース感度3200よりは良いか。。。。

 

撮影時間
Continuous recordable time (Motion picture)** Approx. 150 min (rear monitor), 140 min (LVF) in [AVCHD/FHD/60p] *When using S-R24105 and SD Memory Card.
Actual recordable time (Motion picture)** Approx. 75 min (rear monitor), 70 min (LVF) in [AVCHD/FHD/60p] *When using S-R24105 and SD Memory Card.

 

Actual recordable timeってのはおそらくバッテリー駆動しつつON/OFFを繰り返しつつ撮ったときの実効的な撮影時間。Continuous recordable timeというのは連続でライブとかを撮った際の連続撮影可能時間ぽいです。この記述がGH5ではどうなっていたかというと、

 

表 GH5のスペック

連続撮影可能時間 [モニター時]
約160分(DC-GH5M付属レンズ12-60mm使用時、AVCHD(FHD/60p))
約120分(DC-GH5M付属レンズ12-60mm使用時、MP4(4K/30p/100Mbps AAC))
[LVF時]
約150分(DC-GH5M付属レンズ12-60mm使用時、AVCHD(FHD/60p))
約110分(DC-GH5M付属レンズ12-60mm使用時、MP4(4K/30p/100Mbps AAC))
実撮影可能時間 [モニター時]
約80分(DC-GH5M付属レンズ12-60mm使用時、AVCHD(FHD/60p))
約60分(DC-GH5M付属レンズ12-60mm使用時、MP4(4K/30p/100Mbps AAC))
[LVF時]
約75分(DC-GH5M付属レンズ12-60mm使用時、AVCHD(FHD/60p))
約55分(DC-GH5M付属レンズ12-60mm使用時、MP4(4K/30p/100Mbps AAC))

 

てなわけでGH5とあまり変わらない数値に見えます。要は、GH5と遜色ないバッテリー駆動時間が見込めるということになりそうです。こりゃ凄いかも。。。

 

動画フォーマット 

・4K30p 8Bit(4:2:0)の内部収録が可能

・4K60p  8Bit(4:2:0)の内部収録が可能(どうも1.5倍クロップらしい)

んん?どゆこと?これ至って普通。。。いやフルサイズで60pで撮れるので普通じゃ無いし十分画期的で動画にかなり力が入ったカメラなんですけど

30pの4:2:0,8Bitって意外と普通…

 

と思ったがどうも

・4K30p 10Bit(4:2:2)の内部収録

・4K60p 10Bit(4:2:2)の外部収録

・V LogによるLog収録

はGH5のV Log Lと同じでアクティベーションコードの購入による有料による機能追加によって実現されるっぽいです。(オフィシャルページではこの記載が見当たらなかったのでL Rumorsから引用しました)これがそれぞれが別売りなのかどうかは不明ですがS1をガチで動画カメラにするためには2019年中に公開されるアップデートキーを別途購入する必要があるのは間違いないっぽいです。以下引用元

 

 

www.l-rumors.com

 

とりあえず、いろいろな情報を総合しつつNTSC圏で使う動画フォーマットをまとめてみました。

Format 解像度 フレーム
レート
Chroma
SAMPLE
Bit 圧縮 Bit-Rate HLG対応 クロップ
ファクタ
MP4 3840x2160 60p 4:2:0 8 Long-GOP 150 非対応 X1.5
MP4 3840x2160 30p 4:2:0 8 Long-GOP 100 非対応 X1.0
MP4 3840x2160 24p 4:2:0 8 Long-GOP 100 非対応 X1.0
MP4 3840x2160 60p 4:2:0 8 Long-GOP 100 非対応 X1.0
MP4 3840x2160 30p 4:2:0 8 Long-GOP 100 非対応 X1.0
HEVC 3840x2160 30p 4:2:0 10 Long-GOP 72 対応 X1.0
HEVC 3840x2160 24p 4:2:0 10 Long-GOP 72 対応 X1.0

 

また、未確認情報ですがHIGHSPEEDモード(バリアブルフレームレート)時の画角変化として

◆180p(FHD)クロップファクタ x1.5

◆150p(FHD)クロップファクタ x1.0

 と言う話の様です。間違っていたら訂正いたします。

 

4K60pは無制限で撮れるのか?

ここで気になる記述があった。スペック表の最後の方

NOTE - Recording stops when the continuous recording time exceeds 29 minutes and 59 seconds with [MP4] in [4K/60p].

これが関税対策によるものか、熱対策によるものかは分からないが残念ながら4K60pは少なくとも内部収録の際には制限が掛かるという風に読めます。

でも、熱に関しては他のカメラよりもおそらく強いのではないかと思います。この大きさと重量はやっぱり放熱機構によるものなんじゃないかと思うので29min59sec後に普通にRec開始して熱停止なく連続撮影出来る事を期待しています。

 

ううむ、やっぱりウチの外部レコーダー(Ninja Inferno)を手放そうと思っていたけどやっぱやめます。いや、S1をそもそも買うのか?っていうのもあるけど

 

◆V Log(Log撮影フォーマット)

上にも書きましたが個人的にS1/S1Rは来るべき動画特化カメラの為に取っておいて、Log撮影機能は積まないのではないのか?と思ってたけど対応している様です。といっても別売りのアクティベーションコード対応というGH5と同じ手法を取るっぽい。

そもそも「V Log」っていろんな記事に書いてあるのだけど

「V Log L」じゃなくて「V Log」なんですかね? 

まぁ V-Log LとV-Logの違いに関してはググって下さい。一言でいうと高輝度側にレンジが広いのがV Logです。

外観に関して

幅:148.9mm / 高さ:110mm / 厚み(グリップ部含む):96.7mm /重さ:898g

と書かれてもいまいちピンと来ないですが、ざっくりいうと大きさはフルサイズ一眼レフのEOS5D系と似たような大きさ。

はっきりいって

ミラーレスカメラの大きさとは思えん。。。

が、前述の4K60pや堅牢性のためにこれくらい大きくなったのだと思う。LeicaSLを使っている方はきっと同じ大きさのイメージなのだと思う。

 少し気になるのがグリップの深さ。かなりグリップ部が大きい気がします。きっと欧米市場を睨んでのデザインだとは思いますが、日本人の平均的な手の大きさからするとグリップの横のボタンは指が届かないのではないかと思ってしまいます。まぁ優先順位の低いファンクションを振れば問題はないですが、指が届かなかったら少し残念です。

そして、結構重い

上記の898gてのはバッテリーとメディアを除く数値

バッテリー/XQDカード込みで1021g

ちなみに私が愛用しているGH5は本体のみで645g、バッテリーとカード1枚を含むと725gです。

「なんだ、GH5とあんま変わらないじゃん」

と言う気もしているけど問題はレンズと組み合わせた時の重さなのだと思う。

所謂GH5の標準レンズとして使っているパナライカ12-60mm(フルサイズ換算24-120mm)の重さは320g

つまりはレンズとセットで725g+320g=1045gなのです。

では発表になった24-105mmのレンズの重さはというと、、680g

標準レンズとカメラ、バッテリー足して1.7kg

という数値となる。まぁ680gってのはフルサイズのレンズとしては軽い方だと思う。マイクロフォーサーズのレンズが軽すぎるんだよね。きっとそうだ。それだけだ。うん

いや、キャノンのEF24-105mmとかも670gなので、そんなものなのだと思う。てか、この数年マイクロフォーサーズをメインで使ってきたからここらへんの重量感覚がズレて来ただけなのかもしれない。本来一眼レフ(非ミラーレス)はこれくらいの重量を肩からぶら下げて私も以前は普通に撮ってたはずなのでその時代に戻る感じなのかもしれない。。。

とりあえず、一日中撮るため腕の筋トレするか。。。

というのは冗談ですが、持った時のグリップやレンズとのバランスで重量感ってのは結構変わるのでとりあえず早く実機を触ってみたい所です。まあ普通の体力の人なら問題ないとは思うけど山を登るならちと重いですね。

 

筆者の妄想

以下、筆者の妄想です。

よくよく思い出すとバッテリーグリップ付けた5Dに望遠含む複数本のレンズを持ち歩いていた過去を思い出すと

最近のフルサイズシステムが寧ろ軽すぎるんじゃないか?

という気もしてきた。そりゃペンタ部とミラーを省いて小型化したら容積自体も減って小型軽量化するのは分かるけど、それ以上に各社小型軽量化を進めすぎているんじゃないか?

 パナソニックは過去にマイクロフォーサーズGMというとんでもなく軽くて小さいミラーレス一眼を発売した事がある。その流れは今もGFシリーズに受け継がれているっぽいのだが、あのとんでもない製品を世に出した(出せた)事を考えると、S1も小さく小型化する事はきっと簡単だったのでは無いかと思えてならない。

でも今回はそれを敢えてやらなかった。

それに、この小型軽量化時代に大きく重い製品を出すと↑みたいに「重い」だの「デカイ」だの言われる事は、メーカーサイドもそんな馬鹿じゃないし当然熟慮の上だろう。むしろ「デカイ」「重い」しか騒いでない方がメーカーの意図を読み取れてないだけという事かもしれない。

 

 きっとこのボディにする意味、意図が放熱対策以外にも有るに違いない。そう思えてならない。

 重いレンズをしっかりしたボディで受け止めるのはしっかりしたマウントと重量感のあるボディなのかしれないし、しっかりした防塵防滴と耐低温性や堅牢性を確保するためにはこのボディが必要だったのかしれない。他のヒットしている製品とは競合しない、実直な「これぞカメラ」と言えるボディで小型軽量を是としないマイノリティに訴えるためかしれない。そこに他社とは違うなんらかの意思を感じずにはいられないのです。(妄想しすぎか…)

そう、これはメーカーが言うようにプロ機のボディなのだ。レフ機からスタートして小型化を図った他のミラーレスとは別の思想の製品であって、ゼロからプロユースのフルサイズミラーレスを再定義したかったのではないか?そう思うとこのボディは妙に納得してきます。

私の意見と買うのか買わないのか?

 ざっと見た限りこのカメラの印象はやっぱりスチルカメラなのだと言う印象です。

 値段からあり得ないくらい高解像度のEVFの搭載やハイレゾの搭載、しっかりとしたグリップ、1/320のシンクロスピード、優先度の低い場所に配置されたRecボタン、スチル向けな液晶ギミックなど、「Lumix S1/S1Rは動画も撮れるスチルカメラ」であってGH5の様な「スチルも撮れる動画カメラ」では無いと思います。きっと、ずっとパナソニックが実現したかった真面目で実直なスチル機を目指した結果がこの機種にあらわれているのだと思います。

 

 「動画カメラの(と言ってもいいくらいだよね)GH5」はそもそもベクトルスコープついてたり今どき要るのかというカラーバー表示、むちゃくちゃ多い動画フォーマット、タイムコード出力(GH5S)、アナモフィックレンズ対応、LUT適用モニタリングやもろもろを引っ提げて業務用カメラ顔負けのスチル機の形をした動画カメラです。

 それに比べるとS1/S1Rはやはりスチルカメラなのだという事に気づかされます。最低限の動画フォーマットとV Logオプションは提供しているので動画カメラとして使う事は十分可能だと思いますし、外部収録すれば、ぶっちゃけそんじょそこらの制作カメラ顔負けの映像は簡単に撮れると思いますが、本命の動画機は別に発売されるのは間違いないと思っています。

そもそもLumix Gシリーズの始まりはG1であってその後、GH→GF→GXと毛色の異なるラインアップ展開をしていたはずです。つまりはそれに準えると、

次に出てくるのは

超ハイスペックフルサイズ動画カメラSH1

が待ち構えているに違いない!と想像したくなります。

じゃあ買わないで待つのね!と言われるとは思いますがワタクシ

 

一旦予約します!

 

買うとは言ってません。予約するだけです。ええ

というか、5Dを使ってアホ程スチルを撮っていた時代を思い出して久々に真面目にスチルを撮ってみたくなったというのもあります。

 

576万ドットのEVFで撮ってみたいから

 ミラーレス全盛になった現在において、いつしかEVFで撮る事に慣れてしまった私ですが、やっぱりスチルは光学ファインダーでこそ撮ってて楽しいと未だに思っています。EVFでは不可能な遅延の無い光学的に「本物の姿」、「素の像」が映っているからというものもあります。EVFEVFで露出が確認しやすいし仕上がりも確認しながら撮れて便利なのですが、やはり電子的な映像を見せられている感は否めない。なので未だOVFが忘れられません。

 Lumix S1/S1RのOVFと見まがう(ハズ?)の576万ドットの120fpsはきっとEVFの便利さは当然ありながら、レフ機時代を彷彿とさせる本物感のあるファインダーでしっかり覗いて撮影する楽しさがあるのでは無いかとそんな風に思えてならないのです。

色がきっと素晴らしいはずだから

 もう一つの理由はLumix GH5S以降(おそらくG9も同じ)に確立した「色」です。これはもう使った人にしか分からないかもしれないけど、使うと分かるものです。おそらくLumix GH5S以降は同じカラーサイエンスを採用していてこの絵が抜群に良いです。人肌や夕刻のマゼンタからシアンに移るグラデーションを見ていると気づきやすいのですが以前のLumixや他社のカメラでは「この色と階調が出ないんだよねぇ」と諦めていた色がGH5Sにはあります。これをフルサイズで見てみたい、撮ってみたいという思いがあったためです。

 

その他

 その他、操作系に関しては非常に良くできたLumixのUIは継承されるでしょうし、SSFW(ゴミ取り)もしっかりしていそうです。また、従来少し不満のあったバイワイヤレンズのピントリングマニュアル操作に関してはメカニカルなギアと同じ操作になるようにリニア駆動するモードが新たに追加される様です。 風景をじっくり撮って見たくなるハイレゾ撮影なども充実していますのでこれも試したい所です。いろいろ考えるとすごく堅実なスチルカメラであり、動画もしっかり撮れるコスパの高い機種に思えます。また、ウチには多くのキヤノンEFレンズが有り、今後シグマが出すマウントコンバータでAF動作も含めて活用が出来るのでは無いかと考えています。なので、最悪の場合レンズは昔のもので撮って楽しむのも手かと思っています。

 

 過去から私が心に思っている「カメラをコロコロ変える奴に上手いやつはいない」におもっくそ反しますが、パナのフルサイズガチ動画カメラが出るまでの繋ぎとしても、スチルに少し回帰するきっかけとしても、そして夏に予定しているとある展示のためにもこれを使ってみようかなと思っています。ああ、いいのかそれで。。。(-_-)

 

全然カンケー無いですが...

あまりアップしてませんが一部のスチルは下記に置いています。

ついでにウチのYoutubeチャンネルもリンクしておきます

youtube.com