とあるビデオグラファーの備忘録的ブログ

ビデオグラファーsumizoonのブログ 一眼動画に関する機材や撮影方法を中心に情報を発信していきます。

噂のGH5MK2 (GH5M2)と無印GH5とのスペック比較

ども、LUMIX馬鹿のSUMIZOONです。久々にMFT界隈がザワついたので書いてみたいと思います。と言うのもGH5M2は部材の変更だけであって実は中身が変わってないのでは無いかという意見が散見されたので少し書いてみたいと思います。

噂を基に書いていますので、これが間違っていても当方は責任を負いかねますのでご注意を。m(__)m

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噂の震源地は相変わらず軒下デジカメ情報局です。

 

毎度、どこから情報を入手しているのか全く謎の同アカウント主ではありますが、間違った情報を発信したことがないので、まずはGH5M2(製品名はGH5MarkIIなのかも)は確定情報なのだと思います。

続いて、スペックシートが同アカウントで公開されているのでそれについてみていきたいと思います。

 

 

スペックシートはここから閲覧可能です。

とは言えかなりの量なので一体何が違うのかについて、見ていきたいと思います。

GH5とGH5MarkIIとの違いを読み解く

私の方でスペックを斜め読みして気づいた点を述べていきたいと思います。

C4K 10bit 60p記録

スペック表を見て真っ先に気づいたのがコレ

59.94Hz: [C4K] 4096x2160: 59.94p, 200Mbps (4:2:0 10-bit LongGOP) (H.265/HEVC, LPCM,
High-Res Audio)

そもそもGH5は10bitの60pが内部記録できなかったので、この違いは大きいです。そもそも60pの10bit記録はGH5/GH5S/G9では不可能で最近発売されたBGH1にのみ搭載されている記録フォーマットだからです。

またGH5はC4Kではそもそも60p記録すらできなかったはずです。UHD(3840x2160)は可能

とにかく4K60pでグレーディングしたい人にはこの機能は待望かもしれません。

V-Log Lプリインストール?

これはちょっとまだ分かりませんがPhotoStyleに V-Log Lの表記がありますのでプリインストールの可能性が高いのではないかと推測

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Cinelike D2/Cinelike V2/L. Classic Neo

Cinelike D2/Cinelike V2はLUMIX SシリーズやBGH1で採用されているCinelike D/Cinelike Vの改良版フォトスタイルです。またL. Classic NeoはLUMIX S5に搭載されたノスタルジックなフォトスタイルでエモいと評判のやつです。

EVFが120fpsに対応?

これはスチル撮影時のライブビュー時の表示だと思いますが、120fps駆動する様です。

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Dual ISの効き

6.5段分の効きと表示されています。おそらく後発のG9と同等のBISを積んでいると思われます。

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電子シャッター時の最大露光時間1秒→60秒

GH5では最大1秒の制限があったという記憶ですが、60秒にまで伸びているように見えます。タイムラプスなどでメカシャッターを使いたくない人にとっては朗報かもしれません。

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USB給電・USB充電・USB-PD対応

これも仕様変更されてたらデカい。気になるのはバッテリーの項目での記載なのですが、これって本体の事を言ってるんですかね。

そもそもGH5/GH5Sは給電も充電も不可能だったのでこれがあれば電源が取れない状況下でもモバイルバッテリーを複数用意すればほぼ無限撮影が可能になるかもしれません。

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バッテリーが2200mmAh

おそらくLUMIX S5と同じバッテリーが付属するという事なのでしょう。

スペック表に示されていない進化の可能性も

期待するのはGH5よりも後に採用されたG9/GH5Sで採用されているカラーサイエンスです。グラデーションが非常に表現豊かになっており、また人肌の表現も格段に向上しました。おそらくGH5M2はこのカラーサイエンスが採用されているものと推測します。

 

他にも見ていると、あれ?これ何だ?という記載がありますが、詳細は追って書きたいと思います。

あと、個人的にはハイレゾショットが組み込まれているかなと思ったのですが、それは記載には無いようです。

まとめ

おそらく無印のGH5よりもGH5M2の方が値段は安いのではないかと推測します。また4K60pの10bit記録だけを考えても現在の市場価値から考えても20万円を切るのであればバランスの良い製品の様に思います。(米国価格は1697ドルという噂なので20万円はしないものと推測)

4K 10bit記録はおろか、4K60pが記録できるカメラは未だにかなり数が限られています。またGH5の弱点の一つ、USB給電、充電が対応されて手振れ補正が強化されV-Log Lがプリインストールされているとするなら今現在GH5を検討している人なら少し待った方が良いかと思います。フルサイズだとボケが大きすぎるという観点からYoutube界隈では発売から4年経った今でもGH5を使っている人が多いのも事実です。熱で止まらないGH5は未だに名機として多くの撮影現場で使われていますので、これを機に購入を考えるのも手だと思います。

 

ただし、一方で、このGH5M2(GH5MarkII)がGH5の後継機種の本命では無いという意見が界隈では多く見られるのも事実です。確かに進歩していますが、センサは据え置きだと思われますので大きな進化とは言えないと思います。(それでも4K60p 10bitは個人的に大きな進化だと思うケド、世界初のオンパレードとなるGHシリーズの過去からの経緯を考えると少し大人しめの進化だと思います)

SONY/CANON/NIKONともに急激に動画機能を充実させてきている最近のミラーレス事情なので、一眼動画黎明期から動画機能をけん引してきたPanasonicとして、大きな製品が隠されていることを期待せずにはいられません。

 

尚、過去のGH5に関する記事はこちらをご覧ください。

 

筆者:SUMIZOON

Facebookグループ一眼動画部主宰 お陰様でメンバー4000人間近

登録者1万2000オーバーのYoutubeチャンネル STUDIO SUMIZOON の人

 

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