とあるビデオグラファーの備忘録的ブログ

ビデオグラファーsumizoonのブログ 一眼動画に関する機材や撮影方法を中心に情報を発信していきます。

LUMIX S5のBlackmagicRAW(.braw)対応について

※2021.6.23追記 噂は本当でした。S1/S5ともに5.9KのBlackmagic RAWがVideo Assist 12G HDRとの連携で収録が可能になります。

以下前回のまま

 

LUMIX S1HがBlackmagic Video Assistと組み合わせてBlackmagicRAW(.braw)で収録できるようになったと言う話はご存知の方も多いかと思います。S1Hのユーザーである私もファームアップ以来、S1Hで.brawで撮影することがかなり多くなりました。

過去、当ブログでもS1Hの.braw収録に対する記事は2度ほど記載いたしました。

作例も何本かアップしていてかなり日常的に運用している収録方法です。

時は桜の咲く頃、これがそもそも1本目の収録でした。


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当然ライフワークであるヒコーキ撮影にも使っています。


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また、ギュイーン徳川さんや照山さん、トモさん、たかTubeさん、RAIDの鶴田さんとのコアなLUMIXユーザーオフ会映像でも大活躍しました。


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下記2本は一部brawを使って収録しています。


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さて、今回の軒下デジカメ情報局の下記ツイート

 ですが、私自身ちょっとびっくりな情報が入ってきました。まぁ、毎度どっから仕入れてくるのか。。。プレス向けに事前情報が入っている内容をお漏らししているか、誰かがタレ込んだのかわかりませんが、ほんまに謎です。同ツイート主は私の記憶している限り誤情報はほとんどした事が無いので、コレが真実である可能性が高く、私自身も真実であることを願っています。

そもそもLUMIX Sの.braw対応は多くの方が望んでいた機能です。私はLUMIX S5の.brawはたとえ対応する事があったとしても、もっともっと先の話になると予想していたのですが、S1Hの.braw対応から3ヶ月しか経たずにS5の.brawの話が上がってくるのはまさに寝耳に水。まぁ仮にファームアップの話が真実だとしても、秋には対応します!っていう話かもしれん。とりあえず噂では来週に発表と言う事なのでアナウンスがなされる事を楽しみに待ちたいと思います。

LUMIX S5の.brawで期待できること

実は密かに期待している事があります。以前にも書いた通り、S1HはLPF(ローパスフィルタ)が搭載されています。一方でLUMIX S5にはローパスフィルタが無いためモアレのリスクはあるもののS1Hよりも高い空間周波数の記録が可能じゃないのかと期待するものです。

実は以前、下記記事においてLUMIX S1HとS5の4Kでの解像度を計測したことがあったのですが、その際にはS1HとS5の解像度の違いはほぼ出ませんでした。物理的に光学ローパスフィルタを有しているS1Hに対してS5と違いが出なかったのは、ISP(画処理エンジン)側で空間周波数をソフト的に周波数を落として(ソフト的なフィルタ処理)いるためと推測してたりします。sumizoon.hatenablog.com

じゃあ、それは今回も同じでS1HとS5では解像度に違いが出ないんじゃ無いの?と言う意見もあろうかと思いますが、今回はRAWなのです。

少なくともS1Hの.brawは少なくとも素材を見る限りはノイズ処理がされる前の「素」に近い絵が得られます。おそらくS1HがそうであるようにS5で.brawを収録すると等倍で見る限りは少しノイジーだと感じる事になろうかと思います。その代わりH.254/265とは全く違うディテールの多さに気づくと思います。(要はノイズ処理はユーザー側でやってねと言うスタンス)

つまりここで私が何を言いたかったかというと、.brawでは、よりセンサ出力の「素」に近い映像が収録されるのであれば前記の様なソフト的なフィルタ処理もバイパスされて収録される事になるのでは無いかと言う事。それだとS1Hを超える解像度が得られると期待できます。

故にS1Hを超える圧倒的な解像度が20万円そこそこのカメラで得られるのではないか。そう期待せずにいられません。

もちろん光学ローパスが無いことによるモアレのリスクは高まりますが、時にガチガチの解像感が撮れる可能性もあるわけです。(と言うか突っ走って妄想記事書いてごめんなさい。そして全然予想が外れたらすいません。そもそもS5が.braw対応するってのもまだ噂話ですしね)

ウチではすでにVideo Assistは導入済みなので、S5のファームウェアアップデートがなされたらすぐにここら辺の検証はしてみたいと思います。

なお、もしかすると正式アナウンスが出た瞬間にVideo Assistは品切れを起こすかもしれませんので、ソッコーで購入するためにカートに入れておくべし。

繰り返しますが、コレらはあくまで噂ですので、本当にS5が.braw対応するかの保証はありません。

※S1/S5双方で5.9K braw収録が可能になるファームウェアアップデートがアナウンスされました。

公開は7/13の様です。

なおbrawだけ撮りたいと言うなら同じく対応が噂されているLUMIX S1の中古の方が狙い目かもしれません。LUMIX S1はS5に比べて大きく重いですが、フルのHDMIポートを持っていますのでVideo Assistとの連携運用でも安心して運用できるはずです。そして中古市場では20万円以下になっておりS5よりも安く入手できる可能性が高いです。

 

てなわけで、来週あるかもしれないPanasonicの発表を楽しみにしたいと思います。

ではでは

 

 

筆者:SUMIZOON

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