とあるビデオグラファーの備忘録的ブログ

ビデオグラファーsumizoonのブログ 一眼動画に関する機材や撮影方法を中心に情報を発信していきます。

INNOREL RT90Cという謎の激安中華三脚を買った話

 こんばんは。sumizoon(@sumizoon)です。

 今回は怪しい中華三脚を買ったというお話
 何を買ったかというとINNORELという謎ブランドの75mmボウル三脚になります。実は、私、昨年から飛行機や野鳥の動画、スチル撮影で使う三脚をずっと探していました。Gitzoのシステマティック三脚を本命に考えていたのですが、もうちょっと安くてもいいかと思い直してLeofotoの75mm三脚に一旦は決めました。
 が、更に紆余曲折があり結局INNORELのRT90Cという謎ブランドの三脚を買うに至りました。 別にこの製品は提供品でもないですし完全自腹で買いました。この手の製品にありがちなレビュー依頼案件ではないです。

 

※2020.5.11現在で日本のAmazonでクーポン適用で29,000円を切る激安で購入できるようです。↓

実は友人が使っているのを見て、結構ええやんと思い私も購入に至ったという流れです。

AliExpress.com Product - INNOREL RT90C Professional Birdwatching Carbon Fiber Camera Tripod Compact Heavy Duty Bowl Tripod with 75mm Bowl & Bowl Adapter

 

これの特徴はというと。。。。カーボンのボウル三脚としては他製品に比べて

「圧倒的に安い」

の一言に尽きます。

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このての三脚にしては、おかしいレベルで安い

 普通75mmボウル三脚なんてのは野鳥、飛行機などの超望遠撮影野郎が使うか、動画屋さんが使うかという、かなりニッチな三脚です。動画の場合はダブルシャンクというトーション(パン方向のねじれ)に強いタイプが一般的ですが、私の場合はスチルと動画兼用で使いたくてコレにしました。(スチルを撮るときにダブルシャンクの三脚って大げさ過ぎるんですよね。)

 耐荷重は40キロでチューブの太さは40mmなので三脚としてはかなり大型の部類になります。ジッツォでこのクラスを買うと普通は10万では買えないはずです。

ボウル三脚の最大の利点はというと、それは水平出しがめちゃめちゃ簡単に出来るところになります。

 もちろん雲台は75mmボウル形状の雲台が必要なのですが、私はずっとSachtler(ザハトラー)のFSB6を使ってきました。今までこのFSB6をGitzoのIII型のスチール三脚+レベラー経由で乗せていたのですが、そもそもFSB6はレベラーの上に乗せるものではありません。かなりおかしな使用方法だったのでここでは紹介は割愛いたします。m(_ _)m とにかく重かったんですT T

 

 SachtlerのFSB6を載せるための三脚として単純に価格だけで決めたわけですが、意外とマトモな三脚だったので紹介記事を書くに至ったわけです。

 ちなみに下記リンクの様に日本のAmazonでも買う事はできますが値段はそこそこします。万一初期不良トラブルなどの対応を自分でできるという方はAliexpressの方がおすすめです。クーポン適用で2万円台という超低価格で買えますのでもう普通に買うのがバカバカしいです。

  上記のAliexpress(アリババの海外通販サイト)から購入して待つこと2週間ほど、やってきました。購入の仕方に関しては多くの参考になるサイトがありますのでそちらをご覧ください。海外通販を使用したことのある方であれば難しい所は一切ないです。ていうか中華系機材を安く買おうと思うとAliexpress一択だと思われます。それくらい恐ろしく安い値段で商品が売られていることが多いです。

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届いたブツ(箱がへこんでるのはもうお約束)

 てかこの箱にブランド名は書かれていません。場合によっては箱が共通で別ブランド品が存在している可能性もあるかもしれません。梱包はそれなりにちゃんとしていましたが、まぁ中国から届く箱がめっちゃ綺麗なまま届いたことはないので、もう気にしないです。どうせ捨てるしね。。

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ケースもちゃんと付いてきました。しかも雲台つけたまま収納可能です。

 で、箱を開けるとケースに収納された本体がお目見え。ちなみにLeofotoの同クラスの三脚ケースは雲台分の余裕がないケースが同梱されているらしですが、こちらはちゃんとFSB6を付けたまま収納が可能です。よかった。。。

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出ましたRT90C本体

で、デフォルトで付いているのはフラットベースのプレートです。私はボウル三脚として購入してるのでボウルに入れ替えます。

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同梱されている75mmボウル
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手前のレバーを解除してフラットベースプレートをボウルに入れ替えます。

 あとはFSB6をのっけて雲台下部のハンドルを回して固定します。

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てなわけで合体!

 てなわけで、見事?取り付け完了です。FSB6のハンドルを緩めればボウル上で水平が簡単に取れます。(ってあたりまえか。。。)

(2020年8月追記)

 尚、ビデオ雲台として以前から使っているザハトラーFSB6もAmazonで13万円切っている様です。雲台と三脚が釣り合ってないよ!と言われそうですが、意外とそうでもないです。少なくとも2020年8月までは、この組み合わせで絶賛運用中です。

ちなみに全体図です。

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全高はそんなに高過ぎず低すぎずちょうどいいかな

 

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高さは雲台のトップが170cm弱となります。

第一印象はとにかく安いけどしっかりしていると感じました。GITZOのシステマティックは使ったことが無いですが、今まで使っていたGITZO III型のG1320と強度的に下がった感覚はないです。むしろ下手にレベラをかましていたので、こっちのほうがガッチリしています。

ただしカーボンなので軽いため、風の強い日にブレは拾いやすい可能性があります。まぁそこは様子を見てウェイトを使うなどして対応ですかね。

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とりあえず、望遠付けたBMPCC4Kのっけてみた。

てなわけで、購入してしばらく経ちますがコスパは最強の部類だと思います。

若干気になると言えばロック部を回して脚を伸ばす際にスルっと足が自重では伸びません。脚は引っ張り出してあげないといけないです。シリコンスプレーでもしたら自重で伸びるようになるかもしれませんけどね。

 

 ちなみに下記動画はこの三脚を使っての撮影です。デッキでは迷惑なので手持ちでしたがデッキ以外のショットは全部この三脚です。


Lights of the Nights

 上記動画に限らず、超望遠領域では現在すべての撮影で同三脚を使用しています。

参考までに~

ではまた次回

 

筆者:SUMIZOON

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